2022年5月1日日曜日

持っておきたい水草関連書籍【2】

 水草関連の書籍に何を求めるか、と言うのは

大事なポイントだと思います。

【1】でご紹介した「水草の楽しみ方」を

ネイチャーアクアリウムを始めたい人に

渡してもさほど意味がありません。

目的意識を持って選択するのも必要な

事だと思います。ただし、水草と言う

趣味において情報や知識を増やしたいので

あれば、良書と言われるものはすべて

拾っておく方が良いでしょうね。

さて、今回は。。。


カッセルマンのそのものズバリ
「エキノドルス」
何とも潔いですよね(笑)
しかしこれが無いと始まらない。























エキノファン必携書の1冊です。

本書や同じくカッセルマンの水草図鑑を

ベースに話を進めないと話がまとまりません。

しかも当時は安かった。こんな素晴らしい本が

あんな値段で買えたと言うのは良い時代でした。

そしてすでにこの頃からカッセルマンは

サービス精神が旺盛でサイン入りもありました(笑)


おすすめポイント

とにかくエキノ尽くしです。当たり前ですが(笑)

写真が美しく貴重な現地写真も掲載されており

そこから様々なことをくみ取ることが出来るので

見ていて楽しいです。

やはりカッセルマンはベースがアクアリウムの人

なんでしょうね。図鑑の写真の多くが水中葉で

水槽内で育っているものとなっています。

「水草の楽しみ方」もそうですが、この「水中葉」

と言うのが個人的には結構大事なことだと

思っています。

メインは原種ですが、改良品種も代表的なものが

取り上げられています。安易にポット物の

画像を使用せずほぼ水中葉と言う素晴らしい

こだわりで、カッセルマンのエキノドルスに

対する熱量が感じ取れます。

学術的な側面も少しあり、各種の花や、葉模様、

種子の形状などにも触れています。

写真が多いのは非常にありがたい限りですね。


エキノドルスを語る上で避けることは出来ない

書籍であることは間違いありません。


Echinodorus

定価----

2001年発行

著者 Christel Kasselmann

ISBN 3-921684-98-X

ISBN 3-921684-99-4


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