2012年もあっという間に過ぎました。
このブログも殆ど更新されることなく、この企画のため
のみに存続しているような気もしますが…
削除されない間は続けましょう。
そしてここは年に1回私がすこーーーーーしだけ
愚痴れる場所(笑)そう、思っている数%だけ。
私は水草の楽しみ方なんて人それぞれだと
思っています。ましてや育成法なんていうのは
100人居れば100通りあります。何故かと言うと
水槽環境はあまりにも人によって違い過ぎるからです。
なので、サイトやブログで育成法をドヤ顔で
書く気もありませんし、そもそも私自身は育成は
あまり上手くありませんからね。
プラス、精神論もここまで(喉の辺り)出かかってますが
それこそ人それぞれだと思うので。
ただ、皆さんより少し水草やアクア系で扱う草が
好きなのと、副業やお小遣い稼ぎに草を売っている
訳では無いという立場上、水草業界と水草の価値に
ついては相当考え続けています。
が、見渡せば。。。まぁ酷いもんです。
そんな中でも、熱い草も入荷しますし、ヘンタイ草も
入荷するわけです(笑)そりゃやらねばなるまい。
と言う訳で行きましょう。
水草各種
クリプトコリネ
コメント:引き続き低迷しているクリプトではありますが、
TB便や神畑便で現状でまずまず心地良い価格帯で
入荷する物がそれなりのリアクションを頂きつつあります。
ただ、売れないものはとことん売れませんし、価格の線引きが
相当厳しいままなのは事実。
1:コグナータ マハーラーシュトラ(神畑インド便)
今年はこれしかない!と言うダントツ1位と言っても
過言ではない。実物は想像とまったく異なるということもあり
インパクト大!しかも大変お求め易い価格!!
インド便ひとまずの幕引きに相応しい種類でした。
2:ロンギカウダ 変わり葉(TB便)
非常に美しいロンギカウダのロザエと思われるものが
入荷して驚かせてもらいました。
しかもTBさん価格の超激安(笑)目を閉じて複数買いの
レベルです。あるものですね~
3:cf.スピラリス マハーラーシュトラ 赤(神畑インド便)
非常に美しいスピラリスの1タイプと思われるクリプトコリネ。
入荷時でも実物見ればすぐにポテンシャルには気づけるはず。
スピラリスの奥の深さを思い知らされるものでした。
4:cf.スピラリス ダクシナカンナダ(神畑インド便)
上のマハーラーシュトラと違い、こちらは化けた方。
嗅覚の鋭い人は初便を押さえたと思いますが、こっちは
難しい。クリプトはやってみないとわからない良い例。
5:ロンギカウダ Marudi(神畑ボルネオ便)
久々にこれぞロンギと言う風貌の入荷でした。
かなりの丸葉・深いでこぼこ・縁のギザギザ度合い、どれを
取っても近年でナンバー1のロンギカウダ。
6:アウリクラータ Julau(TB便・神畑ボルネオ便)
バジュットに近い模様を持つタイプでした。最近は
模様が入らない(少ない)タイプが多かった中、
目を引きました。
アヌビアス
コメント:ギニア便・カメルーン便が途絶えたも等しい
状況となり、現地からの入荷が見込めなくなって
しましました。昨年からさらに厳しい状況となりました。
1:Zohoyea細葉耳あり
これはとんでもないのが来たな!とパッキングを
開けた時に非常にテンションが上がった種類。
恐らく完全に初めて来たタイプでしょう。
関西にしか来なかった上に、耳がはっきり出ていた
株が少なかったのでかなり貴重。
2:バルテリィ 斑入り
突然少数のみ入荷したものです。すべての株が
大変美しい斑入りとなっており、なかなかの
優良株でした。残念ながら単発入荷で終わってます。
3:バルテリィ ラウンドリーフ
コインリーフの入荷が途絶えて久しい中、丸葉の
かわいらしいバルテリィがやってきました。
その後見かけないような気もしますが。。。
コインにしてもウィップにしても考え方の違いで
消え去るんですよ。正直意識が低い。
エキノドルス
コメント:ひっそりと入荷したものからファーム物で
少し変わったもの、若干寂しさは残るものの、
個人的には悪くないと思ってます。
1:AZ0112-9 赤ウルグ羊
質感・色の乗り・水上葉、なんとも言えないウルグアイエンシスに
似た種類。手元に無い。。。
2:AZ0112-11 ちっちゃいシュート株
赤ウルグ羊とは別だったと記憶しているのですが
記憶が曖昧。1株キープしてるものの、まだまだ
ポテンシャル引き出せてません。これ1つで
何年も遊べるってのがエキノの良いところ。
3:AZ0112-11 赤線丸葉
水中葉はコーディフォリウス系といった感じ。水上を
楽しみたいものの、まだ小さいままキープという
情けない状況。ここまでは完全に私の趣味です。
ゴメンナサイ。。。
4:ライトフレーム
ちょっと思うところがあり良いなと思ってるのですが
ファームの育成度合いがよろしくなかった。
ってことは、と思うわけですよ。
5:インディアンレッド
本物だとうれしい。でも本物を忘れた。。。
有茎草
コメント:クリプトコリネより更に冷え込んでいるのが
有茎です。入荷が殆ど無いというのも原因の1つですが
これに関しては完全に時流に流されたと言えるでしょう。
1:ハイグロフィラ sp. チャイ(東南アジアファーム)
外見上、恐らくはアラグアイア レッドシャープリーフHyg.の
変異株と思われます。アジア・ヨーロッパファームで
なぜかARSLHyg.(笑)だけは生産されています。
そこで種から発生したのでしょうか?水中もいい色です。
2:ロタラ sp.ランカウイ(KSB便)
久々に水草らしい入荷で、レイアウト向けのヒプリス系でした。
こういう入荷が何度もある中で人気種は生まれるので
ぜひ継続して有茎草の入荷をお願いしたいです。
来年への入荷の期待を込めて。
3:ロタラ ヴェリティキラリス リアル? ラトナギリ(神畑インド便)
ポゴステモンでなくロタラではありますが、本当に
ヴェルティキなのかは不明?養生株は驚くほど茎が
太くなっていたのでプシラではなさそうです。
4:エラチネ ハイドロパイパー
凄い名前で華々しくデビューした前景草でしたが、
馴染むまでにかなり手こずるようです。お客様の1人が
あっさりと育ててのけちゃいましたが(笑)
ホシクサ
コメント:根強いファンが数人いらっしゃいますね。私は
4名ほど認識しております(笑)インド便では
すばらしい種類が多数もたらされましたが、それも
今となっては懐かしい話。。。になるのかな。
JPCや松栄さんからは入荷があるようですが、
私はお付き合いがありませんのでゴメンナサイ。
1:フルヴィアティレ(神畑インド便)
初めて目にしたときは南米のホシクサにしか
見えませんでした。インドは凄い!としか言い様が無い
種類です。
2:ソーシャルフェザー(神畑インド便)
そう、昨年挙げましたスーパーナローのワイルドです。
ホシクサでした。スミマセン!これ、非常に丈夫です!
中・後景に使うにはもってこいだと思うのですがどうでしょう?
ヴィヴィパラより楽ですよ。
3:ダンデライオン(神畑インド便)
まぁかわいいので入れておきます(笑)
シダの仲間
コメント:水草然としたシダの仲間も限られているので
カテゴリーとして残すには弱い感じですね。
どうにも沈まん(笑)
1:ミクロソリウム ギガンティア(アクアフルール)
インパクトありました(笑)巨大ウィンデロフですね。
小さな茎からもしっかりと獅子葉で展開してますので
ウィンデロフ同様形質は安定しているようです。
レタスは入れません(笑)
ブセファランドラ
コメント:水草としての地位は築いたということで
良いと思います。2005年辺りからと息の長い水草ですし、
ブームで終わるようなものでもない。愛すべき水草でしょう。
1:Kayulapis2/シャープベイン(TB便/神畑便)
そう、待ってたんですよね。やはり変わってます。
しかし、神畑さんやりますねぇ(笑)
2:バンジャルバル ダークグリーン(神畑便)
話だけではいまいちピンと来ませんでしたが
来てみてなるほど。当然すぐ売れました。
3:Limbang(TB便)
昔の大型タイプのサイズですが、スカダウ2とも
サンガウとも違う。派手さは無いものの、どことなく
見たことが無いような雰囲気が漂う、じわじわ来る系(笑)
個人的には格好が良いなと思いました。
4:神畑5号=E(神畑便)
低価格で良いブセでした。クダガンやバタンカワ方面かな。
その他
コメント:まぁいわゆるヘンタイ草ですか。今年は
入荷が少なかったかも。しかし神畑インド便エグイなぁ(笑)
1:ウィエスネリア リアル(神畑インド便)
幼株での入荷が良いのでしょうか。手ごわいみたいです。
水鉢か水槽でぜひ見たい。
2:クリナム ダクシナカンナダ(神畑インド便)
とにかくデカすぎて笑わせてもらいました(笑)
寂しいのでこっちに入れました。
3:マルバオモダカ Simoga(神畑インド便)
その後どうなった。。。(笑)
水草以外の植物
アグラオネマ
コメント:新設しないと仕方が無い状況です。現状では
私がコメントする必要もないですかねぇ。
1:トリカラー サイレント(AZ便)
個人的にはかなり気に入っているので、世間の
評判はさて置き。この辺まで視野が広がるかどうかで
見えるものがあると思ってます。
2:マルチ&白玉<水玉>(AZ便)
単純にぱっと見の印象が明るくて綺麗。
エウレカタイプやニルバーシュと違ってどことなく
爽やかな感じがするのは私だけでしょうか。
最初に文書で見た時が水玉だったのでうちだけ
水玉になっちゃいました(笑)白玉と同じです。
3:cf.ネブローサム アップルリーフ(TB便)
既存と言えば既存だし新しいと言えば新しい。
いや、面白いと思いますよ。売れちゃって無いですが。。。
4:ブルーライン(AZ便)
ちょっと期待してます(笑)
5:DFS緑3色(AZ便)
マルチの緑3色版と言った感じですね。明るい緑の面積が
広く、Class2とは異なる印象がありました。
緑3色ファン、増えましたね。
サトイモ科の仲間
コメント:定番になってきましたが、さすがに底が知れません。
いくらでも変わったものが来ますね。大なり小なり、続いて
行くと思います。水中~テラリウムで幅広い用途に用いて
欲しいところです。順位が付いてますが、あまり意味は
無いと思って下さい。
1:ホマロメナ sp. Shark-Skin(AZ便)
とにかく一発目のインパクトが大きかったのと
肌をこするとちょっと痛い位のザラザラが良かった(笑)
音が鳴るのもポイントですねぇ。
2:ピプトスパサ sp. Nanga Mahap
ヴァリエガータ(TB便)
想像以上に良い株でした。手元に残して経過が
見たかったのですが、ちゃんと販売しました(笑)
3:スキスマトグロッティス ロゼオスパサ(TB便)
ずいぶん前からありますが、こちらにちゃんと入荷したのは
今年かな。水草として機能する丈夫なスキスマです。
あ、じゃあ水草カテゴリーに入れなきゃ。。。
4:スキスマトグロッティス sp. Ulu
Segama(TB便)
いや~、これは綺麗。
5:スキスマトグロッティス cf.シラメンシス(TB便)
緑3色のスキスマ!TBさんの遠隔操作便(笑)は
範囲が広いから結構な初物が出て楽しいのですが、
惜しむらくは良いものは数が少ない!
6:ホマロメナ sp. Labi of
Burnei茶・緑(TB便)
いや、これ良いですよ!茶色だけに目が行きがちですが
緑も相当キてますよ!!
7:ホマロメナ sp. Simunjan ナローリーフ(TB便)
個人的にはなかなか出ないタイプと思ってます。
葉が硬めでこの色・形はそうそう出ない。
8:スキスマトグロッティス sp. Rompin(AZ便)
1株しかなかったモザイクonダブルライン。模様が
複雑になっていて不思議な個体でした。
9:スキスマトグロッティス sp.Bentong(AZ便)
水色スキスマでダブルラインと言うこちらも滅多に出ない
タイプでした。複合技は見応えありますね。
シダの仲間
コメント:こちらもサトイモ科同様、とんでもない種類が
存在しますが、私がシダに明るくないので個性が
際立つもの、アクア目線、そして個人的な趣味で
見ています。
1:ブレクナム オブツサータム
var.オブツサータム(KSB便)
これはかなり良いですね。原始的な雰囲気が漂う
まさにシダの良さでしょうか。幹で立ち上がるのも
良いですし、水辺に生えているというのがなお良い。
2:シダの1種 Sibolga(AZ便)
明るめの葉に白い斑点の入った小さなシダ。
珍しく可愛らしい印象だったのですが、どうなるのか
見たかった。
3:ディプラジウム sp. ボルネオハイランド(KSB便)
単葉の青光りするシダでした。青はどうやったら
綺麗出るのか。。。
4:シダの1種 Selangor(AZ便)
こちらは羽状の青光りシダ。まぁ青く光るのが
良いんですよ(笑)
5:ボルビティス sp.(AZ便)
トリカラーみたいなシダです。ボルビティスの1種らしいです。
幸い売れ残ったのでじっくり育ててみます。
その他
コメント:大当たりな年とそうでない年とがあるような
気もしますが、まぁ年に数種類ですね。
1:水柊(KSB便)
色々あって欲しかったんですよ(笑)お店の分は
立ちあがった株を買います。すみません(笑)
<ランキングを終えて>
今年も入荷はそれなりにありましたが、見返してみると
種類数がそれほど多い感じがしないのは気のせいでしょうか。
神畑インド便がある意味牽引してる部分が大きかったとは
思うのですが、悪条件と言うか、タイミングが悪かったというか
色々あって、次は完全に未定ですので、来年は大きな柱が
1本抜けます。幸いボルネオ(マレー・インドネシア)方面で
動いて頂いているので、それなりの物は来るはずですが、
やはり個人採集者の手が届きづらいところをカバーして
頂きたいです。でもそれにはショップとユーザーでの
買い支えは必要不可欠なのですが、その辺はもう私一人が
買おうが叫ぼうがどうすることも出来ません。
意識を高く持って欲しいとだけ願うだけです。
話がそれてます。。。
まぁ、素材(植物の事です)は幅広く揃ってきました。
上記の植物だけでもかなり遊べると思います。
買って並べて増やして終わりじゃないですよ。
それはようやく入口に立ったに過ぎません。
異論・誤字脱字・表記ミス等ございましたら
遠慮なくどうぞ。
と言う訳で、2013年が水草好きにとって楽しい1年で
ありますように。。。