以前は通常掲示板でやっておりましたが、システムが脆弱なため
掲示板自体が廃止されてしまいました。
極僅かですが、楽しみにしていただいている方々がいらっしゃるようですので
こちらでやりたいと思います。
サイバーエージェント(※移行前)でしたら、消えることもないでしょう(笑)
ブログの方がコメントが色々書けるので良いかもしれません。
記憶違いで、今年の入荷ではないものがあるかもしれませんが、
ご容赦下さい。
また、選択は私の独断と偏見です。
クリプトコリネ
1:エリプチカ
待望のクリプトでした。他種とは一線を画す性質は推奨に値します。
実物さえ見てしまえば、ミニマをはじめ他のクリプトとは容易に判別が
可能です。どう考えても間違えようがありません。
丈夫・よく開花する・葉数が多くなる・大きくならない・増殖はこちらの
さじ加減ひとつ、と、良いことだらけのクリプトです。
今年はこれで他種が霞みます。
アヌビアス
1:ハスチフォリア“カメルーン便”
これまた待ち焦がれた種。アヌビアス好きの中では常識であった、
“本物のハスチは耳が前に返る”という認識そのものがやってきました。
問屋さんからの箱を開けたときは感動しました。
また、「アヌビアスにもラシアのような棘がある」という新たな事実を
見せ付けられました。
2:アフゼリィ小“カメルーン便”
今年ではなかったような気もしますが、カメルーンからたくさんの
アヌビアスがやってきた中で、水中でキレイな種類。
3:sp.サウスプレイス Type1~3 YABASSI・NYETE・DEHANE“カメルーン便”
入荷時から頭ひとつ抜け出てる感じでしたが、面白いと思います。
店頭では3産地とも水中育成しております。販売用はまだありません(笑)
4:ナナ“カメルーン便”
形状はなかなか良い感じです。炭酸ガス添加なしで育成した方が
もしかしたらいいのかもしれません。
エキノドルス
残念ながら該当種なし
特別枠:グラウカス
これは今年入荷ではありませんが、極々個人的なエントリーです。
育成し続けて早、9年。ようやく増殖致しました。深緑とも黄緑とも
生態が異なり、難解な種類でした。
真面目にやればもっと早かったと思いますが。。。(苦笑)
有茎草
1:アマニアsp.“海南島”
あるアマチュアの方の採集品で、導入自体は今年ではないと思いますが、
私の手元に来たのはつい最近ですので。。。
わかる人にしかわからない水草。こういう草にピピっと反応しない場合は
ヘンタイではありませんのでご安心を(笑)
2:ロタラsp.?“Keun Vientiane LAOS”
AZ便で入荷した、恐らく小型であろう種。このままのサイズで育ち続けるなら
“ラオスミニミニロタラ”で出したいです。
3:ミリオフィラム メジアヌム
意外に良いと思います。さすがはトロピカです。
4:ポゴステモンsp.“Mengmeng”
成長は速いですが、このまま緑色が保てるなら使えると思います。
クセのある日本産のミズネコノオよりネイチャーアクアリウムの方々にも
向くのではないかと思います。
4:??“Trat Thai”
先日のAZ便で入荷した種です。ブログの速報では“ロタラsp.Trat産 TR-1”で
掲載されました。大化け期待でエントリー。はずしたら申し訳ございません。
入荷総数5本のため、1本は手元で残り4本、4人の方々?よろしくお願い
致します。
ホシクサ
残念ながら該当種なし
シダの仲間
残念ながら該当種なし
コケの仲間
1:ハネゴケの1種“カメルーン便”
今後、かなり出回ると思います。
2:ウォーターフェザー
使えると思います。こういうネーミングはOKです。
その他サトイモ科
1:ブセファランドラ各産地
これは名実共にトップクラスかと思います。
丈夫で、産地ごとに形状が異なり、水中・水上共に育成できて、花も
楽しめると、これまた長所尽くし。
2:アグラオネマsp.?“KOTA TINGGI”
大好きなトリカラーにどこと無く似ていたので欲しかったのですが
数が少なく、入手できませんでした。
水草ではありませんが。。。
その他の仲間
1:バークレアsp.“Kulim Kedah”
モトレイタイプのバークレアですが、色が緑です。しかも育成がなぜか
容易。普通のモトレイもポイントさえ押さえれば育成・増殖は可能です。
メセンテリウムの方が遥かに難解。世の中に残ってないのは単に好きな人が
居ないだけです。好きな人なら普通に育てられます。
この緑は残ります。
2:トランペットニムフォイデス
プライベート便では以前に入荷していましたが、今年は問屋さん経由で
大量に入荷がありましたのでエントリー。
全部販売してしまい手元にはありませんが、ぜひぜひ維持したい変わった
ニムフォイデス。
3時間くらい考えてこれです。
後半が多いのは記憶の関係上仕方がありません。
みなさんの心に残った水草はなんだったでしょうか?
コメントはすぐに反映されませんが、何か種類を挙げて頂ければ
幸いです。
2008年12月27日土曜日
2008年11月9日日曜日
サイアミーズフライングフォックス
水草水槽にはコケ(アクアリウムで言う便宜上のもの)が付き物です。
もちろん、発生させない管理が出来ればベストなのは言うまでもありませんが、
そういうわけにはまいりません。
そこで生物に頼る訳ですが、有用な生物の中にサイアミーズフライングフォックスが
おります。
この種は大変優秀で、水草水槽のコケ対策に推奨できる魚であります。
ただ、幾つかの誤解や注意点が存在するのでご紹介いたします。
近年、比較的そのようなことは減りましたが、いわゆる「本物」と「偽者」があると
言うことです。
こちらの都合で本物・偽者を分けるのもかわいそうな話かもしれませんが。。。
本物は顔が尖っており、小さい個体ですとペンシルフィッシュを想像して頂ければ
良いかと思われます。
また、偽者と比較してヒレの黄色が薄い、黒のラインが細目である等が挙げられます。
偽者がコケを食べないかと言うと、そういう訳ではありません。ただやはり本物の方が
積極的に食べてくれるので効果があります。
次に小さい個体はやや弱いということです。文字通りペンシルフィッシュ程度の
大きさのものは少し注意しても良いと考えられます。
以上、導入時の注意ですが、ここからは導入後についてです。
導入当初は魚も落ち着かないので、いきなりバクバクとはコケを食べてくれません。
ですので、一週間以上は様子を見てあげて下さい。
同じ理由で、当初はよく飛び出します。しばらくは水位を下げる、縁に何か置いておく、
草を浮かべておくなどの施策は効果的であります。
落ち着くとコケを食べ始めますが、もちろん給餌の際はエサも食べますので、
コケ対策の期間中は、あまり潤沢にエサを与えないようにした方が効果的です。
そうするとサイアミーズフライングフォックスは順調に成長します。
そこで誤解が生じます。
「サイアミーズフライングフォックスは大きくなるとコケを食べない」
もちろん、そんなことはありません。
ただ、小さい頃より動き回ることが減るようです。もちろん、給餌の際は
食べに来ますのでエサだけ食べに来て普段はコケを食べていない、と言う目で
見られてしまうのです。
大きくてもコケは食べてますので、かわいがってあげてください。
水草の食害についてですが、残念ながら幾つかのものは本種に食べられて
しまいます。その際は食べなくなるまで我慢する、その水草は取り出す、本種を
取り出す、と言う消極的な方法しかありません。
この食害は、今まで食べなかった水草を急に食べだしたりすることが殆どです。
食害は、マヤカの類・ウィローモスによく見られます。稀にエキノドルスの新芽なども
食べるようです。
突然食べるのをやめることもあるのですが、それまでに水草が弱ってしまい、
枯れてしまう恐れもあるので、食害を発見したら注意深く観察して対応すべきで
あります。
もちろん、発生させない管理が出来ればベストなのは言うまでもありませんが、
そういうわけにはまいりません。
そこで生物に頼る訳ですが、有用な生物の中にサイアミーズフライングフォックスが
おります。
この種は大変優秀で、水草水槽のコケ対策に推奨できる魚であります。
ただ、幾つかの誤解や注意点が存在するのでご紹介いたします。
近年、比較的そのようなことは減りましたが、いわゆる「本物」と「偽者」があると
言うことです。
こちらの都合で本物・偽者を分けるのもかわいそうな話かもしれませんが。。。
本物は顔が尖っており、小さい個体ですとペンシルフィッシュを想像して頂ければ
良いかと思われます。
また、偽者と比較してヒレの黄色が薄い、黒のラインが細目である等が挙げられます。
偽者がコケを食べないかと言うと、そういう訳ではありません。ただやはり本物の方が
積極的に食べてくれるので効果があります。
次に小さい個体はやや弱いということです。文字通りペンシルフィッシュ程度の
大きさのものは少し注意しても良いと考えられます。
以上、導入時の注意ですが、ここからは導入後についてです。
導入当初は魚も落ち着かないので、いきなりバクバクとはコケを食べてくれません。
ですので、一週間以上は様子を見てあげて下さい。
同じ理由で、当初はよく飛び出します。しばらくは水位を下げる、縁に何か置いておく、
草を浮かべておくなどの施策は効果的であります。
落ち着くとコケを食べ始めますが、もちろん給餌の際はエサも食べますので、
コケ対策の期間中は、あまり潤沢にエサを与えないようにした方が効果的です。
そうするとサイアミーズフライングフォックスは順調に成長します。
そこで誤解が生じます。
「サイアミーズフライングフォックスは大きくなるとコケを食べない」
もちろん、そんなことはありません。
ただ、小さい頃より動き回ることが減るようです。もちろん、給餌の際は
食べに来ますのでエサだけ食べに来て普段はコケを食べていない、と言う目で
見られてしまうのです。
大きくてもコケは食べてますので、かわいがってあげてください。
水草の食害についてですが、残念ながら幾つかのものは本種に食べられて
しまいます。その際は食べなくなるまで我慢する、その水草は取り出す、本種を
取り出す、と言う消極的な方法しかありません。
この食害は、今まで食べなかった水草を急に食べだしたりすることが殆どです。
食害は、マヤカの類・ウィローモスによく見られます。稀にエキノドルスの新芽なども
食べるようです。
突然食べるのをやめることもあるのですが、それまでに水草が弱ってしまい、
枯れてしまう恐れもあるので、食害を発見したら注意深く観察して対応すべきで
あります。
2008年8月30日土曜日
アヌビアスの復活
以前より私が推奨しておりましたアヌビアス属がようやく復活を遂げようと
しております。
入荷当初、興味をそそったギニア便は、現在毎年概ね決まった時期に入荷しており、
内容も殆ど変わらず、むしろ、名称はそのままではありますが、種類は減っているように
見受けられます。
つまり、同一種を別種として扱うようになっている気がしてなりません。
また、アヌビアスに関しては新たな種類の開拓もなされていないようで、目新しい種は
見られなくなってました。
そんな時期にやってきたのがカメルーン便であります。
ギニア便が栽培品と裏付けようとするかの如く、見事に岩肌や砂礫からむしり取ってきたと
言わんばかりの状態でした。
やってきた株も、いままで見たこと無いようなものが多く、大変興味深いものであります。
虫食いのある葉や荒々しい根茎、更には根に小石をつけたまま入荷していた株も
ありました。まさにワイルドと言った様子であります。
そして、混じりもあるというアヌビアス好きにはたまらない状況でありました。
ギニア便の果たした役割は非常に大きく、アヌビアス復活の狼煙を上げたと言えるでしょう。
ピナエルティで入荷するものは非常に面白く現在でも店内で大きな葉を展開しております。
そしてカメルーン便に繋がり、ごく一部ではありますが、更なる盛り上がりを見せるに至った
という流れとなります。
しかしながら残念なことに、以前のブログでも申し上げましたが、水草界における
アヌビアスの存在位置は「底辺」であります。
ギニア便、カメルーン便共に、あれだけ興味深い日本初入荷種であっても価格は
「数百円~千円程度」であります。
例えば2便目のハスチフォリア(耳付き)ですが、これは昔なら数万円になっても
不思議ではありません。現在でも6千円と言われてもなんら疑問を持つ事のない株で
あります。
反面、安いと言うことは誰でも育成する機会があるということであります。
何気なく買った、大きさに比べて割安であったから買ったアヌビアス。
なにやらワイルドと言う事、兵庫の店が騒いでるから買ってやったアヌビアス。
そんなところから皆さんに興味を持って頂きたいと思います。
安くても良いものです。しっかり育てて、どのような草姿に変化していくのか
見守って頂きたいと考えております。
興味を持っていただければ、少し集めてみてください。
有茎草などとは、また違った魅力を感じることになると思います。
先日発売された、マリン企画「AQUAPLANTS Vol.5」には高城氏によるギニア便、
カメルーン便の最新情報が掲載されております。
私と違って学術的な方面を掘り下げて頂いてますので、大変参考になる記事に
なっております。
高城氏には、アヌビアスにスポットを当て、より深く掘り下げていただいたこと、
また原稿末のクレジットにビッグネームと共に掲載いただいたことを感謝いたします。
しております。
入荷当初、興味をそそったギニア便は、現在毎年概ね決まった時期に入荷しており、
内容も殆ど変わらず、むしろ、名称はそのままではありますが、種類は減っているように
見受けられます。
つまり、同一種を別種として扱うようになっている気がしてなりません。
また、アヌビアスに関しては新たな種類の開拓もなされていないようで、目新しい種は
見られなくなってました。
そんな時期にやってきたのがカメルーン便であります。
ギニア便が栽培品と裏付けようとするかの如く、見事に岩肌や砂礫からむしり取ってきたと
言わんばかりの状態でした。
やってきた株も、いままで見たこと無いようなものが多く、大変興味深いものであります。
虫食いのある葉や荒々しい根茎、更には根に小石をつけたまま入荷していた株も
ありました。まさにワイルドと言った様子であります。
そして、混じりもあるというアヌビアス好きにはたまらない状況でありました。
ギニア便の果たした役割は非常に大きく、アヌビアス復活の狼煙を上げたと言えるでしょう。
ピナエルティで入荷するものは非常に面白く現在でも店内で大きな葉を展開しております。
そしてカメルーン便に繋がり、ごく一部ではありますが、更なる盛り上がりを見せるに至った
という流れとなります。
しかしながら残念なことに、以前のブログでも申し上げましたが、水草界における
アヌビアスの存在位置は「底辺」であります。
ギニア便、カメルーン便共に、あれだけ興味深い日本初入荷種であっても価格は
「数百円~千円程度」であります。
例えば2便目のハスチフォリア(耳付き)ですが、これは昔なら数万円になっても
不思議ではありません。現在でも6千円と言われてもなんら疑問を持つ事のない株で
あります。
反面、安いと言うことは誰でも育成する機会があるということであります。
何気なく買った、大きさに比べて割安であったから買ったアヌビアス。
なにやらワイルドと言う事、兵庫の店が騒いでるから買ってやったアヌビアス。
そんなところから皆さんに興味を持って頂きたいと思います。
安くても良いものです。しっかり育てて、どのような草姿に変化していくのか
見守って頂きたいと考えております。
興味を持っていただければ、少し集めてみてください。
有茎草などとは、また違った魅力を感じることになると思います。
先日発売された、マリン企画「AQUAPLANTS Vol.5」には高城氏によるギニア便、
カメルーン便の最新情報が掲載されております。
私と違って学術的な方面を掘り下げて頂いてますので、大変参考になる記事に
なっております。
高城氏には、アヌビアスにスポットを当て、より深く掘り下げていただいたこと、
また原稿末のクレジットにビッグネームと共に掲載いただいたことを感謝いたします。
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