2012年もあっという間に過ぎました。
このブログも殆ど更新されることなく、この企画のため
のみに存続しているような気もしますが…
削除されない間は続けましょう。
そしてここは年に1回私がすこーーーーーしだけ
愚痴れる場所(笑)そう、思っている数%だけ。
私は水草の楽しみ方なんて人それぞれだと
思っています。ましてや育成法なんていうのは
100人居れば100通りあります。何故かと言うと
水槽環境はあまりにも人によって違い過ぎるからです。
なので、サイトやブログで育成法をドヤ顔で
書く気もありませんし、そもそも私自身は育成は
あまり上手くありませんからね。
プラス、精神論もここまで(喉の辺り)出かかってますが
それこそ人それぞれだと思うので。
ただ、皆さんより少し水草やアクア系で扱う草が
好きなのと、副業やお小遣い稼ぎに草を売っている
訳では無いという立場上、水草業界と水草の価値に
ついては相当考え続けています。
が、見渡せば。。。まぁ酷いもんです。
そんな中でも、熱い草も入荷しますし、ヘンタイ草も
入荷するわけです(笑)そりゃやらねばなるまい。
と言う訳で行きましょう。
水草各種
クリプトコリネ
コメント:引き続き低迷しているクリプトではありますが、
TB便や神畑便で現状でまずまず心地良い価格帯で
入荷する物がそれなりのリアクションを頂きつつあります。
ただ、売れないものはとことん売れませんし、価格の線引きが
相当厳しいままなのは事実。
1:コグナータ マハーラーシュトラ(神畑インド便)
今年はこれしかない!と言うダントツ1位と言っても
過言ではない。実物は想像とまったく異なるということもあり
インパクト大!しかも大変お求め易い価格!!
インド便ひとまずの幕引きに相応しい種類でした。
2:ロンギカウダ 変わり葉(TB便)
非常に美しいロンギカウダのロザエと思われるものが
入荷して驚かせてもらいました。
しかもTBさん価格の超激安(笑)目を閉じて複数買いの
レベルです。あるものですね~
3:cf.スピラリス マハーラーシュトラ 赤(神畑インド便)
非常に美しいスピラリスの1タイプと思われるクリプトコリネ。
入荷時でも実物見ればすぐにポテンシャルには気づけるはず。
スピラリスの奥の深さを思い知らされるものでした。
4:cf.スピラリス ダクシナカンナダ(神畑インド便)
上のマハーラーシュトラと違い、こちらは化けた方。
嗅覚の鋭い人は初便を押さえたと思いますが、こっちは
難しい。クリプトはやってみないとわからない良い例。
5:ロンギカウダ Marudi(神畑ボルネオ便)
久々にこれぞロンギと言う風貌の入荷でした。
かなりの丸葉・深いでこぼこ・縁のギザギザ度合い、どれを
取っても近年でナンバー1のロンギカウダ。
6:アウリクラータ Julau(TB便・神畑ボルネオ便)
バジュットに近い模様を持つタイプでした。最近は
模様が入らない(少ない)タイプが多かった中、
目を引きました。
アヌビアス
コメント:ギニア便・カメルーン便が途絶えたも等しい
状況となり、現地からの入荷が見込めなくなって
しましました。昨年からさらに厳しい状況となりました。
1:Zohoyea細葉耳あり
これはとんでもないのが来たな!とパッキングを
開けた時に非常にテンションが上がった種類。
恐らく完全に初めて来たタイプでしょう。
関西にしか来なかった上に、耳がはっきり出ていた
株が少なかったのでかなり貴重。
2:バルテリィ 斑入り
突然少数のみ入荷したものです。すべての株が
大変美しい斑入りとなっており、なかなかの
優良株でした。残念ながら単発入荷で終わってます。
3:バルテリィ ラウンドリーフ
コインリーフの入荷が途絶えて久しい中、丸葉の
かわいらしいバルテリィがやってきました。
その後見かけないような気もしますが。。。
コインにしてもウィップにしても考え方の違いで
消え去るんですよ。正直意識が低い。
エキノドルス
コメント:ひっそりと入荷したものからファーム物で
少し変わったもの、若干寂しさは残るものの、
個人的には悪くないと思ってます。
1:AZ0112-9 赤ウルグ羊
質感・色の乗り・水上葉、なんとも言えないウルグアイエンシスに
似た種類。手元に無い。。。
2:AZ0112-11 ちっちゃいシュート株
赤ウルグ羊とは別だったと記憶しているのですが
記憶が曖昧。1株キープしてるものの、まだまだ
ポテンシャル引き出せてません。これ1つで
何年も遊べるってのがエキノの良いところ。
3:AZ0112-11 赤線丸葉
水中葉はコーディフォリウス系といった感じ。水上を
楽しみたいものの、まだ小さいままキープという
情けない状況。ここまでは完全に私の趣味です。
ゴメンナサイ。。。
4:ライトフレーム
ちょっと思うところがあり良いなと思ってるのですが
ファームの育成度合いがよろしくなかった。
ってことは、と思うわけですよ。
5:インディアンレッド
本物だとうれしい。でも本物を忘れた。。。
有茎草
コメント:クリプトコリネより更に冷え込んでいるのが
有茎です。入荷が殆ど無いというのも原因の1つですが
これに関しては完全に時流に流されたと言えるでしょう。
1:ハイグロフィラ sp. チャイ(東南アジアファーム)
外見上、恐らくはアラグアイア レッドシャープリーフHyg.の
変異株と思われます。アジア・ヨーロッパファームで
なぜかARSLHyg.(笑)だけは生産されています。
そこで種から発生したのでしょうか?水中もいい色です。
2:ロタラ sp.ランカウイ(KSB便)
久々に水草らしい入荷で、レイアウト向けのヒプリス系でした。
こういう入荷が何度もある中で人気種は生まれるので
ぜひ継続して有茎草の入荷をお願いしたいです。
来年への入荷の期待を込めて。
3:ロタラ ヴェリティキラリス リアル? ラトナギリ(神畑インド便)
ポゴステモンでなくロタラではありますが、本当に
ヴェルティキなのかは不明?養生株は驚くほど茎が
太くなっていたのでプシラではなさそうです。
4:エラチネ ハイドロパイパー
凄い名前で華々しくデビューした前景草でしたが、
馴染むまでにかなり手こずるようです。お客様の1人が
あっさりと育ててのけちゃいましたが(笑)
ホシクサ
コメント:根強いファンが数人いらっしゃいますね。私は
4名ほど認識しております(笑)インド便では
すばらしい種類が多数もたらされましたが、それも
今となっては懐かしい話。。。になるのかな。
JPCや松栄さんからは入荷があるようですが、
私はお付き合いがありませんのでゴメンナサイ。
1:フルヴィアティレ(神畑インド便)
初めて目にしたときは南米のホシクサにしか
見えませんでした。インドは凄い!としか言い様が無い
種類です。
2:ソーシャルフェザー(神畑インド便)
そう、昨年挙げましたスーパーナローのワイルドです。
ホシクサでした。スミマセン!これ、非常に丈夫です!
中・後景に使うにはもってこいだと思うのですがどうでしょう?
ヴィヴィパラより楽ですよ。
3:ダンデライオン(神畑インド便)
まぁかわいいので入れておきます(笑)
シダの仲間
コメント:水草然としたシダの仲間も限られているので
カテゴリーとして残すには弱い感じですね。
どうにも沈まん(笑)
1:ミクロソリウム ギガンティア(アクアフルール)
インパクトありました(笑)巨大ウィンデロフですね。
小さな茎からもしっかりと獅子葉で展開してますので
ウィンデロフ同様形質は安定しているようです。
レタスは入れません(笑)
ブセファランドラ
コメント:水草としての地位は築いたということで
良いと思います。2005年辺りからと息の長い水草ですし、
ブームで終わるようなものでもない。愛すべき水草でしょう。
1:Kayulapis2/シャープベイン(TB便/神畑便)
そう、待ってたんですよね。やはり変わってます。
しかし、神畑さんやりますねぇ(笑)
2:バンジャルバル ダークグリーン(神畑便)
話だけではいまいちピンと来ませんでしたが
来てみてなるほど。当然すぐ売れました。
3:Limbang(TB便)
昔の大型タイプのサイズですが、スカダウ2とも
サンガウとも違う。派手さは無いものの、どことなく
見たことが無いような雰囲気が漂う、じわじわ来る系(笑)
個人的には格好が良いなと思いました。
4:神畑5号=E(神畑便)
低価格で良いブセでした。クダガンやバタンカワ方面かな。
その他
コメント:まぁいわゆるヘンタイ草ですか。今年は
入荷が少なかったかも。しかし神畑インド便エグイなぁ(笑)
1:ウィエスネリア リアル(神畑インド便)
幼株での入荷が良いのでしょうか。手ごわいみたいです。
水鉢か水槽でぜひ見たい。
2:クリナム ダクシナカンナダ(神畑インド便)
とにかくデカすぎて笑わせてもらいました(笑)
寂しいのでこっちに入れました。
3:マルバオモダカ Simoga(神畑インド便)
その後どうなった。。。(笑)
水草以外の植物
アグラオネマ
コメント:新設しないと仕方が無い状況です。現状では
私がコメントする必要もないですかねぇ。
1:トリカラー サイレント(AZ便)
個人的にはかなり気に入っているので、世間の
評判はさて置き。この辺まで視野が広がるかどうかで
見えるものがあると思ってます。
2:マルチ&白玉<水玉>(AZ便)
単純にぱっと見の印象が明るくて綺麗。
エウレカタイプやニルバーシュと違ってどことなく
爽やかな感じがするのは私だけでしょうか。
最初に文書で見た時が水玉だったのでうちだけ
水玉になっちゃいました(笑)白玉と同じです。
3:cf.ネブローサム アップルリーフ(TB便)
既存と言えば既存だし新しいと言えば新しい。
いや、面白いと思いますよ。売れちゃって無いですが。。。
4:ブルーライン(AZ便)
ちょっと期待してます(笑)
5:DFS緑3色(AZ便)
マルチの緑3色版と言った感じですね。明るい緑の面積が
広く、Class2とは異なる印象がありました。
緑3色ファン、増えましたね。
サトイモ科の仲間
コメント:定番になってきましたが、さすがに底が知れません。
いくらでも変わったものが来ますね。大なり小なり、続いて
行くと思います。水中~テラリウムで幅広い用途に用いて
欲しいところです。順位が付いてますが、あまり意味は
無いと思って下さい。
1:ホマロメナ sp. Shark-Skin(AZ便)
とにかく一発目のインパクトが大きかったのと
肌をこするとちょっと痛い位のザラザラが良かった(笑)
音が鳴るのもポイントですねぇ。
2:ピプトスパサ sp. Nanga Mahap
ヴァリエガータ(TB便)
想像以上に良い株でした。手元に残して経過が
見たかったのですが、ちゃんと販売しました(笑)
3:スキスマトグロッティス ロゼオスパサ(TB便)
ずいぶん前からありますが、こちらにちゃんと入荷したのは
今年かな。水草として機能する丈夫なスキスマです。
あ、じゃあ水草カテゴリーに入れなきゃ。。。
4:スキスマトグロッティス sp. Ulu
Segama(TB便)
いや~、これは綺麗。
5:スキスマトグロッティス cf.シラメンシス(TB便)
緑3色のスキスマ!TBさんの遠隔操作便(笑)は
範囲が広いから結構な初物が出て楽しいのですが、
惜しむらくは良いものは数が少ない!
6:ホマロメナ sp. Labi of
Burnei茶・緑(TB便)
いや、これ良いですよ!茶色だけに目が行きがちですが
緑も相当キてますよ!!
7:ホマロメナ sp. Simunjan ナローリーフ(TB便)
個人的にはなかなか出ないタイプと思ってます。
葉が硬めでこの色・形はそうそう出ない。
8:スキスマトグロッティス sp. Rompin(AZ便)
1株しかなかったモザイクonダブルライン。模様が
複雑になっていて不思議な個体でした。
9:スキスマトグロッティス sp.Bentong(AZ便)
水色スキスマでダブルラインと言うこちらも滅多に出ない
タイプでした。複合技は見応えありますね。
シダの仲間
コメント:こちらもサトイモ科同様、とんでもない種類が
存在しますが、私がシダに明るくないので個性が
際立つもの、アクア目線、そして個人的な趣味で
見ています。
1:ブレクナム オブツサータム
var.オブツサータム(KSB便)
これはかなり良いですね。原始的な雰囲気が漂う
まさにシダの良さでしょうか。幹で立ち上がるのも
良いですし、水辺に生えているというのがなお良い。
2:シダの1種 Sibolga(AZ便)
明るめの葉に白い斑点の入った小さなシダ。
珍しく可愛らしい印象だったのですが、どうなるのか
見たかった。
3:ディプラジウム sp. ボルネオハイランド(KSB便)
単葉の青光りするシダでした。青はどうやったら
綺麗出るのか。。。
4:シダの1種 Selangor(AZ便)
こちらは羽状の青光りシダ。まぁ青く光るのが
良いんですよ(笑)
5:ボルビティス sp.(AZ便)
トリカラーみたいなシダです。ボルビティスの1種らしいです。
幸い売れ残ったのでじっくり育ててみます。
その他
コメント:大当たりな年とそうでない年とがあるような
気もしますが、まぁ年に数種類ですね。
1:水柊(KSB便)
色々あって欲しかったんですよ(笑)お店の分は
立ちあがった株を買います。すみません(笑)
<ランキングを終えて>
今年も入荷はそれなりにありましたが、見返してみると
種類数がそれほど多い感じがしないのは気のせいでしょうか。
神畑インド便がある意味牽引してる部分が大きかったとは
思うのですが、悪条件と言うか、タイミングが悪かったというか
色々あって、次は完全に未定ですので、来年は大きな柱が
1本抜けます。幸いボルネオ(マレー・インドネシア)方面で
動いて頂いているので、それなりの物は来るはずですが、
やはり個人採集者の手が届きづらいところをカバーして
頂きたいです。でもそれにはショップとユーザーでの
買い支えは必要不可欠なのですが、その辺はもう私一人が
買おうが叫ぼうがどうすることも出来ません。
意識を高く持って欲しいとだけ願うだけです。
話がそれてます。。。
まぁ、素材(植物の事です)は幅広く揃ってきました。
上記の植物だけでもかなり遊べると思います。
買って並べて増やして終わりじゃないですよ。
それはようやく入口に立ったに過ぎません。
異論・誤字脱字・表記ミス等ございましたら
遠慮なくどうぞ。
と言う訳で、2013年が水草好きにとって楽しい1年で
ありますように。。。
2012年12月29日土曜日
2012年8月31日金曜日
LEDを楽しもう
水草育成に欠かせない照明器具ですが、時代とともに
主流となるものが、ゆっくりですが変化しております。
近年までは安価で容易に入手できることもあり
蛍光灯が主流でありました。もちろん今なお使われ
続けております。
かつてのハイマニアは海外の水銀灯を使ったり、知識が
豊富な方は、ハロゲンランプを自作したりしていました。、
それはドイツへの憧れや、より良い状態に水草をもって
行きたいと言う願望はもちろん、システムに凝りたい、
他人とは違うアプローチで育てたいと言う側面も
あったかと思われます。
その後、オープンアクアリウムへの流れとなり、メタハラが
急速に普及していきました。
もちろん、メタハラ自体はそれなりの価格になってしまうので
蛍光灯が活躍するのも当然であります。ただし、かつての
直管が新たな製品に使われることは無くなり、効率の良い
ツイン管やスリム管が使われるようになりました。
蛍光灯全盛~メタハラ普及と言う過程で、ひっそりと
現れたのがLEDであります。
淡水のアクアリウムに限定して話を進めるもので
ありますが、当初は小型水槽用、しかもお世辞にも
「明るくて良いものだ」と言えるような商品は、残念ながら
見かけませんでした。価格の面で折り合いをつけるには、
当時はその程度にしか出来なかったのだと思われます。
その後も、革新的な商品の出現はありませんでした。
しかしながら、問屋主催の展示会で目を引くものが
ありました。NISSOのルシファーです。明るさと本体の
シンプルさは、今までの水槽用LEDとは一線を画していました。
残念ながらやや高額でしたが、これは使えるものと
感じられるものでありました。
その後、ZENSUIのLEDの登場で価格面の壁は
ぐっと下がり、LEDがより身近な存在となったのは
周知の事実であります。
時を同じくして、個人的にアクア関係ではないルートで
興味深いLED製品群との出会いがあり、水草水槽や
水上葉・水辺の植物・観葉植物等の育成に用いることが
出来る様々なLEDを試す機会を得ることとなりました。
その中で感じたのは、蛍光灯やメタハラと違い
LEDは形状の自由度が非常に高いのです。
これは器具マニア・育成環境自作マニアにとって
この上ない楽しみであると思います。
LEDで植物が育たないのでは?と言うお問い合わせを
多数頂きます。もちろん、水草に「まともに」使われ
始めてからは日が浅いので、様々な面から考えると
答えは出ていません。しかしながら1年間~数カ月
LEDのみで育成している水槽をいくつか維持しておりますが
育成に関しては問題ないと思われます。
あとは色・形・育ち方等を突き詰めていくことで
有用なLEDの種類を見つけていく作業が残る
程度だと考えております。
見た目(意外と重要)に関しましては、ZENSUIの白は
青白さが強く、水草の緑や赤が飛びがちとなります。
GEXの物は水草育成用として白以外に青と赤を
少量加えてある点は非常に良いのですが、その分
白の球数が少なく、やや暗いのが難点となっております。
その点は専門メーカーであるADAが発売した
アクアスカイが優れており、W数の違いもありますが
大きさの割に非常に明るく、色合いも見なれたものに
近く、水草の色は自然なものと感じることが出来ます。
また当店が独自で仕入れているパネル型やバー型は
4500Kまたは6500Kとなっており、比較的自然な
色合いに見えます。
今後も様々な製品が発売されることと思われます。
誰かが使用して正解が出てからも良いですが、
自身で様々な製品を使いながら試行錯誤を繰り返し、
LEDと言う新しい素材を水草・その他植物育成の中で
活用していく。それこそが、本来の楽しみ方ではないでしょうか。
その過程で不要と感じれば使う必要はなく、効果がある、
または既存の照明の代替品として十分機能すると
感じれば移行すれば良いだけです。
これはLEDをはじめとする器具類だけでなく、
もちろん、新たな水草の導入。まはた育成そのものにも
言えることであります。
最初から答えなど無いのです。
主流となるものが、ゆっくりですが変化しております。
近年までは安価で容易に入手できることもあり
蛍光灯が主流でありました。もちろん今なお使われ
続けております。
かつてのハイマニアは海外の水銀灯を使ったり、知識が
豊富な方は、ハロゲンランプを自作したりしていました。、
それはドイツへの憧れや、より良い状態に水草をもって
行きたいと言う願望はもちろん、システムに凝りたい、
他人とは違うアプローチで育てたいと言う側面も
あったかと思われます。
その後、オープンアクアリウムへの流れとなり、メタハラが
急速に普及していきました。
もちろん、メタハラ自体はそれなりの価格になってしまうので
蛍光灯が活躍するのも当然であります。ただし、かつての
直管が新たな製品に使われることは無くなり、効率の良い
ツイン管やスリム管が使われるようになりました。
蛍光灯全盛~メタハラ普及と言う過程で、ひっそりと
現れたのがLEDであります。
淡水のアクアリウムに限定して話を進めるもので
ありますが、当初は小型水槽用、しかもお世辞にも
「明るくて良いものだ」と言えるような商品は、残念ながら
見かけませんでした。価格の面で折り合いをつけるには、
当時はその程度にしか出来なかったのだと思われます。
その後も、革新的な商品の出現はありませんでした。
しかしながら、問屋主催の展示会で目を引くものが
ありました。NISSOのルシファーです。明るさと本体の
シンプルさは、今までの水槽用LEDとは一線を画していました。
残念ながらやや高額でしたが、これは使えるものと
感じられるものでありました。
その後、ZENSUIのLEDの登場で価格面の壁は
ぐっと下がり、LEDがより身近な存在となったのは
周知の事実であります。
時を同じくして、個人的にアクア関係ではないルートで
興味深いLED製品群との出会いがあり、水草水槽や
水上葉・水辺の植物・観葉植物等の育成に用いることが
出来る様々なLEDを試す機会を得ることとなりました。
その中で感じたのは、蛍光灯やメタハラと違い
LEDは形状の自由度が非常に高いのです。
これは器具マニア・育成環境自作マニアにとって
この上ない楽しみであると思います。
LEDで植物が育たないのでは?と言うお問い合わせを
多数頂きます。もちろん、水草に「まともに」使われ
始めてからは日が浅いので、様々な面から考えると
答えは出ていません。しかしながら1年間~数カ月
LEDのみで育成している水槽をいくつか維持しておりますが
育成に関しては問題ないと思われます。
あとは色・形・育ち方等を突き詰めていくことで
有用なLEDの種類を見つけていく作業が残る
程度だと考えております。
見た目(意外と重要)に関しましては、ZENSUIの白は
青白さが強く、水草の緑や赤が飛びがちとなります。
GEXの物は水草育成用として白以外に青と赤を
少量加えてある点は非常に良いのですが、その分
白の球数が少なく、やや暗いのが難点となっております。
その点は専門メーカーであるADAが発売した
アクアスカイが優れており、W数の違いもありますが
大きさの割に非常に明るく、色合いも見なれたものに
近く、水草の色は自然なものと感じることが出来ます。
また当店が独自で仕入れているパネル型やバー型は
4500Kまたは6500Kとなっており、比較的自然な
色合いに見えます。
今後も様々な製品が発売されることと思われます。
誰かが使用して正解が出てからも良いですが、
自身で様々な製品を使いながら試行錯誤を繰り返し、
LEDと言う新しい素材を水草・その他植物育成の中で
活用していく。それこそが、本来の楽しみ方ではないでしょうか。
その過程で不要と感じれば使う必要はなく、効果がある、
または既存の照明の代替品として十分機能すると
感じれば移行すれば良いだけです。
これはLEDをはじめとする器具類だけでなく、
もちろん、新たな水草の導入。まはた育成そのものにも
言えることであります。
最初から答えなど無いのです。
2012年1月5日木曜日
恒例!今年印象に残った水草2011
すみません、今年じゃないですね(笑)
2011年もアメーバブログの更新は数回と、例年通りのペースでした。
で、お決まりのご挨拶。ここからは適当に(笑)
昨年も色々ありました。特にブセファランドラは価値が大暴落しても
不思議ではない悪材料を乗り越えていまだに熱を帯びています。
しかしながら12月に入って、更には今年も、これまた一難去って
また一難と。業界的にも個人的にもです。
かなりおとなしくしてますよ、私。
しかしながら相変わらず水草業界終わってんな、おい(笑)
期待はしてないと一昨年も書きましたし、個人的には何年も
前から酷い状況であると感じてますが、まぁその通り。
世の中見渡せば水草専門店が存在してないのが
その証左です。懐古主義ではないのですが、あまりにも。。。
あの頃はうちより大規模な水草専門店が何軒もあり、
水草で収益が上げれたんです。今は水草ではハッキリ言って
無理です。世の中のショップを見渡してください。
いわずもがなです。
まぁそんなこんなで、越年してしまいましたが、正直なところ
時間が作れなかったのが半分、もう半分は。。。まぁ(笑)
では行きましょう。
水草各種
クリプトコリネ
コメント:2010年から継続してクリプトコリネにとっては氷河期に
入っております。もちろん新種も出てくるとは思いますが、
もうそれだけではどうしようもない。名前の通りのジャンルと
なってしまいました。まぁ本当に好きな方々にはこの方が
やりやすいんだろう。
1:ポンテデリフォリア ‘MerahBesar’ Jambi(神畑インドネシアF便)
神畑が発掘したインドネシアの変なファーム便で入荷した
通称「赤ポンテ」。どうやらスマトラ産のようなのだが、もちろん
詳細は不明。人工栽培化でも色が残るのでこういう個体群
だったのでしょう。ちなみにMerahBesarは産地じゃないので。
2:アウリクラータMaradong(TB便)
模様がそこそこ、葉裏真っ赤なアウリクラータ。サラワクの
クリプトは入手機会が減っていますので、貴重です。
今年も引き続きアウリクラータとブローサには注力致します。
3:クリスパチュラ ‘ブロードリーフ’(神畑インドネシア便)
ブローサかと思う形状でした。まぁバランサエなんですが、
ドイツのGULAから来ていたグラナット、または1便のみ来た
幻?のスペインのファームLUCANASのバランサエと
恐らく同じですね。こういう違いは面白いです。
アヌビアス
コメント:目新しいものが無かったように思います。カメルーン便
ギニア便は入荷がなんとか継続したものの、総じて厳しい状況です。
1:グラキリス(ギニア便)
ちゃんとしたグラキリスはギニア便でしか来なくなりました。
安いですが、わりと貴重です。新しいわけではないのですが、
重要ですので入れました。
エキノドルス
コメント:2011年はワイルドはさておき、ファーム物がまずまずの
年となりました。ヨーロッパはダメですね。エキノ、まだまだこんな
もんじゃないですよ。みなさんは「本当のエキノドルスの世界」を、
まだ知らない。
1:オシリス‘マーブル’(フロリダ便)
入荷した状態も目を見張るものがありました。当然あっさり
売り切れました。オシリスは美しいエキノドルスで、私の中では
評価高いです。
2:浮き葉に紫が乗る変なやつ(AZ便)
若干数生産してリリースしました。水中葉は例によって
気持ちスカベル系の雰囲気。未公開ですが、店頭で
見つけた人はお持ち帰りいただいてます。もちろん
1位なのですが、未公開株なので。
3:Hadi Red Pearl(インドネシアファーム便)
赤くて比較的小型の交配エキノです。現在のところ60センチ
水槽で使えそうなサイズのようです。確かファームも
それほど大きくならないと言っていたと記憶しています。
4:Quadricolor(インドネシアファーム便)
適当に作った感満載で、展開する様も異様。これは
エキノとしては面白い。お持ち帰り頂いた方にも
評ということで。
5:アルビノマーブルクィーン(インドネシアファーム便)
水中でも美しくマーブルクィーンしてます。安いから、
普通だからと言って見くびるなかれ。
有茎種
コメント:年々有茎の規模も縮小傾向。理由は明確。敢えてここで
述べる必要もなし。楽しいですけどねぇ。なので数は挙げておきます。
1:Newラージパール(AZ便)
一昨年入荷ですが、ブレイクしたのでいろんな意味で敢えての1位に。
すでに私の手を離れて草だけで独り歩きを始めました。
あちこちで売ってます。相当拡散してます。丈夫でよく増えるので
安くなってます。今までのどの前景よりも優秀。ADAが使うのも
時間の問題か(笑)
2:ロタラ プシラ WAYANAD(神畑インド便)
ゴイアスやアラグアイア以来の育てやすいタイプの登場!!
これは良いですね。今後かなり出回ると思います。
神畑さん、やりましたね(笑)
3:ハイグロフィラcf.ポリスペルマ Lamanadau(TB便)
現状、なかなか成長の緩やかなポリスペルマ系ハイグロ。
大して売れてなかったのですが、まぁ有茎好きは拾ってます。
まぁそういうことです(笑)
4:ハイグロフィラ バルサミカ‘旧タイプ’(神畑インド便)
敢えて「旧タイプ」と呼びます。かつて日本にバルサミカが
入荷する前は、こちらのタイプの写真が掲載されていたんですが
バースから入荷したのは更に細かいタイプでした。今までは
写真の葉っぱが更に育つと細かくなると思い込んでたのですが、
このインド便のバルサミカの入荷で、昔の写真の物はインド産
バルサミカなのではないかと思われます。バース便の流通している
本種はスリランカ産です。広葉レースと細葉レースのような
関係と言った感じでしょうか。これを語れる相手が数人なのも
さびしい限り。
5:ハイグロフィラ sp.(ポリスペルマ??)Kozhikode(神畑インド便)
もうハイグロ天国と言うか、有茎天国ですね、インド(笑)
ビオラセア(もちろん南米)っぽい質感で丈夫。面白いのですが
かなりでかくなることが判明。小さければ3位でした。
6:リムノフィラ sp.MUNDAKKAYAM(神畑インド便)
小さめで繊細な葉をつける、久々に綺麗なアンブリアタイプ。
ランナー?で良く増えます。20キューブあたりでアクアティカのように
使える感じでしょうか?
ホシクサ
コメント:もうインド便しか来ないと言っても過言では無いような(笑)
なかなか水中で長期間育成出来る種類はないですね。
種とって終わりだと先がないんですよ。。。やはりゴイアスのように
水中で丈夫で長持ち、よく増えて綺麗、なんてのが良いですよ。
1:スーパーナロー(神畑スリランカファーム便)
いやいや、ホシクサって。。。と思ったのですが、こういう種類は
存在しているそうです。丈夫で良い草です。水中も全く問題無し!
名前はもう少し考えてください(笑)
2:カールラッシュ(神畑インド便)
結局手元には無いのですが、草姿は美しいので、水中化
してくれるのなら、かなり良いと思ってました。
3:ロブスト
立派でした(笑)園芸用ですね。
シダの仲間
コメント:
1:ミクロソリウム プテロプス‘トライデント’(アクアフルール)
細かくて綺麗なタイプです。入荷当初はADAのトライデントとの
差異が話題となりましたが、同じじゃないですかね。。。私は
ADAトライデントを持ってないのでわかりません。
2:なんべいみずにら(AZ便)
いや、良いんじゃないでしょうか(笑)
ブセファランドラ
コメント:まぁ2011年で終わりかと思いきや、とんでもない(笑)
もう意味がわからない。。。みなさん、任せました(笑)
だって、店頭にはあまり無いんですもの。。。
1:パールグレイ(TB便)
よくよく考えると、これは今年入荷だったんですよね(笑)
見返しててびっくり!?これを超える大スターはなかなか
出ませんよ。でも手元にない(爆)
2:DeepPurple(AZ便)
なーんて思ってたら、まだ水中での最終形態がわかりませんが、
パールグレイと双璧になるかどうか、と言うところでしょうか。
確認したいが、これも手元にない。
3:HoneyBee(AZ便)
ブセなの?と言われるとわかりませんが(笑)でも
外見上はブセなんですよね。 サイズで形状がかなり
変わる気がするので、DPよりも下で。んでもって、これも
手元にない。
4:Capek-Black(AZ便)
グリーンも同じと言えば同じですが、これは綺麗な
ブセでした。当然これも手元にありません。
しかし見事に手元にないね。。。(笑)
5:Kapuas2(AZ便)
特価品が物自体は特価品じゃないクオリティ(笑)いや、それで
いいんです。3株1200円と言う価格のせいもありますが、
複数単位買いの方が結構いました。これは手元に少しだけ
ありますね(笑)ただセット売りしてません。
アポノゲトン
コメント:もう神畑インド便の独壇場です(笑)次の場所、
期待してますよ~
1:cf.appendiculatus KUTTANADU(神畑インド便)
めちゃくちゃ良いです!!既存の種類とは明らかに違う上に
浮き葉の性質が出ず、水中葉でどんどん展開してくれます。
葉柄の比率も低めでかなり使えるアポノゲトンです。
2:sp.Kodagu(神畑インド便)
葉っぱの短いウルバケウスと言った感じです。惜しむらくは
浮き葉が出るのと、その性質があるためか葉柄が長い。
うまくコントロール出来るとかなり綺麗。それは腕ですね。
3:ナタンス(神畑インド便)
こちらは逆に浮き葉なり水上葉を楽しむタイプですね。
リアルなナタンスでしょう。
4:リギディフォリウス(神畑インド便)
スリランカにはたくさんありましたが、インドにもあったのですね。
リギディも浮き葉出さずに長期間水槽内で展開し続ける
使える種類ですよ。
その他
コメント:ここに入るのもなかなか難しいですが、ヘンタイ草と
ジャンル分け出来ないものです。年間数種はありますね。
1:なんべいへんたい草(AZ便)
もう1回トライしたい。。。
2:ウィエスネリア?(神畑インド便)
どうやら本種ではないと言う説も出てますので、
もっと大きめの株で再入荷希望。
3:ウトリクラリアsp.‘インディアンレッド’
思った通り水槽では緑ですが、ちゃんと水中で育つので
あとは、色を出すだけ。
水草以外の植物
サトイモ科の仲間
コメント:入荷数が多く、わからないものも多いのでざっくりと(笑)
見返しはしたのですが、そこまでぶっ飛んだものが無かったかも。
1:ホマロメナ sp. パープルウィドゥ(AZ便)
これは綺麗ですね。個人的にも割と気に入ってます。
まぁ手元にないんですが(笑)水中はどうなんでしょうね。
2:アリダルム sp.‘Jupiter’
個人的には本種のブロードがかなりお気に入りです。
なので、1株格納しました。よく遅いと言われますが
そこまで遅くはないですよ。ブセよりちょっと遅いくらいと
思ってるのですが。。。
3:ホマロメナ sp.‘Tsubaki’(AZ便)
非ビロードでもまた一味違った感じですね。こちらは
触らないとわからない系(笑)
4:スキスマトグロッティス類(AZ・TB・神畑スラウェシ便)
もう売れるものじゃない、という立場に追い込まれていた
スキスマトグロッティス属ですが、TBさんによる種小名付きや
サトイモ科を育成する層が変わったことにより復活。
綺麗ですよね、変異も多そうだし。
シダの仲間
コメント:もう個人的には1位の1種に尽きるのですが(笑)AZ/TBだと
シダは少なめなのでこれくらいでしょうね。個人的にはもう少し
あっても良いと思いますが、シダってピーでピーでしょう。
だから需要少ないんだろうな。
1:アクロスティカム ダナエフォリウム(フロリダ便)
完全に趣味です!!すみませんね~(笑)店内に鎮座している
大株は恐らくA.speciosumで、育成中の鉢植えがA.aureumだと思う。
そこにこのA.danaefoliumでアクロスティカムコンプリートと
1人で喜んでいる(笑)
2:ハイパーバードウィングファン(AZ便)
張り付いて育って光るとか良いじゃないですか!
3:ケファロマネスsp.(神畑スラウェシ便)
もこもこしてかわいらしく、前回の少数入荷から
ようやくまとまって入荷したので。
その他
コメント:
1:クリナム ‘Menehune’(フロリダ便)
早くピンクの花が見たいです。葉っぱも赤いし綺麗な観葉です。
2:フィランサス sp.?TRICHUR(神畑インド便)
ついに低木まで?!
<ランキングを終えて>
まずは越年申し訳ございませんでした!!!!!
うちは相変わらず、便名を書くのは神畑、AZ、TBだけですね。
積極的に増やす気もあまりないので。。。単発で欲しいものが
あれば入れることもあるかもしれませんが。。。それは
私が「欲しい」と思わなければやりません。
2011年は怒涛の入荷ラッシュの時期があり、印象に
残る暇すらないと言った感じでした。なので、全体的に
私の中でぼんやりとしていたのもあって腰が重かったのも
事実です。単体で皆さんの数十倍、物量でみなさんの
数百倍見てますので。。。
まぁ入荷があることは幸せなことなので贅沢を言っているのかも
しれませんね。
こうしてみると、2010年以上に2011年は神畑さんが
頑張ってます。いや、良いことですよね。期待してるんですよ。
誤字・脱字・コピペの名残・便名間違いなどありましたら
ご指摘ください。その都度修正いたします。
2012年が水草業界にとって良い年になりますように。。。
2011年もアメーバブログの更新は数回と、例年通りのペースでした。
で、お決まりのご挨拶。ここからは適当に(笑)
昨年も色々ありました。特にブセファランドラは価値が大暴落しても
不思議ではない悪材料を乗り越えていまだに熱を帯びています。
しかしながら12月に入って、更には今年も、これまた一難去って
また一難と。業界的にも個人的にもです。
かなりおとなしくしてますよ、私。
しかしながら相変わらず水草業界終わってんな、おい(笑)
期待はしてないと一昨年も書きましたし、個人的には何年も
前から酷い状況であると感じてますが、まぁその通り。
世の中見渡せば水草専門店が存在してないのが
その証左です。懐古主義ではないのですが、あまりにも。。。
あの頃はうちより大規模な水草専門店が何軒もあり、
水草で収益が上げれたんです。今は水草ではハッキリ言って
無理です。世の中のショップを見渡してください。
いわずもがなです。
まぁそんなこんなで、越年してしまいましたが、正直なところ
時間が作れなかったのが半分、もう半分は。。。まぁ(笑)
では行きましょう。
水草各種
クリプトコリネ
コメント:2010年から継続してクリプトコリネにとっては氷河期に
入っております。もちろん新種も出てくるとは思いますが、
もうそれだけではどうしようもない。名前の通りのジャンルと
なってしまいました。まぁ本当に好きな方々にはこの方が
やりやすいんだろう。
1:ポンテデリフォリア ‘MerahBesar’ Jambi(神畑インドネシアF便)
神畑が発掘したインドネシアの変なファーム便で入荷した
通称「赤ポンテ」。どうやらスマトラ産のようなのだが、もちろん
詳細は不明。人工栽培化でも色が残るのでこういう個体群
だったのでしょう。ちなみにMerahBesarは産地じゃないので。
2:アウリクラータMaradong(TB便)
模様がそこそこ、葉裏真っ赤なアウリクラータ。サラワクの
クリプトは入手機会が減っていますので、貴重です。
今年も引き続きアウリクラータとブローサには注力致します。
3:クリスパチュラ ‘ブロードリーフ’(神畑インドネシア便)
ブローサかと思う形状でした。まぁバランサエなんですが、
ドイツのGULAから来ていたグラナット、または1便のみ来た
幻?のスペインのファームLUCANASのバランサエと
恐らく同じですね。こういう違いは面白いです。
アヌビアス
コメント:目新しいものが無かったように思います。カメルーン便
ギニア便は入荷がなんとか継続したものの、総じて厳しい状況です。
1:グラキリス(ギニア便)
ちゃんとしたグラキリスはギニア便でしか来なくなりました。
安いですが、わりと貴重です。新しいわけではないのですが、
重要ですので入れました。
エキノドルス
コメント:2011年はワイルドはさておき、ファーム物がまずまずの
年となりました。ヨーロッパはダメですね。エキノ、まだまだこんな
もんじゃないですよ。みなさんは「本当のエキノドルスの世界」を、
まだ知らない。
1:オシリス‘マーブル’(フロリダ便)
入荷した状態も目を見張るものがありました。当然あっさり
売り切れました。オシリスは美しいエキノドルスで、私の中では
評価高いです。
2:浮き葉に紫が乗る変なやつ(AZ便)
若干数生産してリリースしました。水中葉は例によって
気持ちスカベル系の雰囲気。未公開ですが、店頭で
見つけた人はお持ち帰りいただいてます。もちろん
1位なのですが、未公開株なので。
3:Hadi Red Pearl(インドネシアファーム便)
赤くて比較的小型の交配エキノです。現在のところ60センチ
水槽で使えそうなサイズのようです。確かファームも
それほど大きくならないと言っていたと記憶しています。
4:Quadricolor(インドネシアファーム便)
適当に作った感満載で、展開する様も異様。これは
エキノとしては面白い。お持ち帰り頂いた方にも
評ということで。
5:アルビノマーブルクィーン(インドネシアファーム便)
水中でも美しくマーブルクィーンしてます。安いから、
普通だからと言って見くびるなかれ。
有茎種
コメント:年々有茎の規模も縮小傾向。理由は明確。敢えてここで
述べる必要もなし。楽しいですけどねぇ。なので数は挙げておきます。
1:Newラージパール(AZ便)
一昨年入荷ですが、ブレイクしたのでいろんな意味で敢えての1位に。
すでに私の手を離れて草だけで独り歩きを始めました。
あちこちで売ってます。相当拡散してます。丈夫でよく増えるので
安くなってます。今までのどの前景よりも優秀。ADAが使うのも
時間の問題か(笑)
2:ロタラ プシラ WAYANAD(神畑インド便)
ゴイアスやアラグアイア以来の育てやすいタイプの登場!!
これは良いですね。今後かなり出回ると思います。
神畑さん、やりましたね(笑)
3:ハイグロフィラcf.ポリスペルマ Lamanadau(TB便)
現状、なかなか成長の緩やかなポリスペルマ系ハイグロ。
大して売れてなかったのですが、まぁ有茎好きは拾ってます。
まぁそういうことです(笑)
4:ハイグロフィラ バルサミカ‘旧タイプ’(神畑インド便)
敢えて「旧タイプ」と呼びます。かつて日本にバルサミカが
入荷する前は、こちらのタイプの写真が掲載されていたんですが
バースから入荷したのは更に細かいタイプでした。今までは
写真の葉っぱが更に育つと細かくなると思い込んでたのですが、
このインド便のバルサミカの入荷で、昔の写真の物はインド産
バルサミカなのではないかと思われます。バース便の流通している
本種はスリランカ産です。広葉レースと細葉レースのような
関係と言った感じでしょうか。これを語れる相手が数人なのも
さびしい限り。
5:ハイグロフィラ sp.(ポリスペルマ??)Kozhikode(神畑インド便)
もうハイグロ天国と言うか、有茎天国ですね、インド(笑)
ビオラセア(もちろん南米)っぽい質感で丈夫。面白いのですが
かなりでかくなることが判明。小さければ3位でした。
6:リムノフィラ sp.MUNDAKKAYAM(神畑インド便)
小さめで繊細な葉をつける、久々に綺麗なアンブリアタイプ。
ランナー?で良く増えます。20キューブあたりでアクアティカのように
使える感じでしょうか?
ホシクサ
コメント:もうインド便しか来ないと言っても過言では無いような(笑)
なかなか水中で長期間育成出来る種類はないですね。
種とって終わりだと先がないんですよ。。。やはりゴイアスのように
水中で丈夫で長持ち、よく増えて綺麗、なんてのが良いですよ。
1:スーパーナロー(神畑スリランカファーム便)
いやいや、ホシクサって。。。と思ったのですが、こういう種類は
存在しているそうです。丈夫で良い草です。水中も全く問題無し!
名前はもう少し考えてください(笑)
2:カールラッシュ(神畑インド便)
結局手元には無いのですが、草姿は美しいので、水中化
してくれるのなら、かなり良いと思ってました。
3:ロブスト
立派でした(笑)園芸用ですね。
シダの仲間
コメント:
1:ミクロソリウム プテロプス‘トライデント’(アクアフルール)
細かくて綺麗なタイプです。入荷当初はADAのトライデントとの
差異が話題となりましたが、同じじゃないですかね。。。私は
ADAトライデントを持ってないのでわかりません。
2:なんべいみずにら(AZ便)
いや、良いんじゃないでしょうか(笑)
ブセファランドラ
コメント:まぁ2011年で終わりかと思いきや、とんでもない(笑)
もう意味がわからない。。。みなさん、任せました(笑)
だって、店頭にはあまり無いんですもの。。。
1:パールグレイ(TB便)
よくよく考えると、これは今年入荷だったんですよね(笑)
見返しててびっくり!?これを超える大スターはなかなか
出ませんよ。でも手元にない(爆)
2:DeepPurple(AZ便)
なーんて思ってたら、まだ水中での最終形態がわかりませんが、
パールグレイと双璧になるかどうか、と言うところでしょうか。
確認したいが、これも手元にない。
3:HoneyBee(AZ便)
ブセなの?と言われるとわかりませんが(笑)でも
外見上はブセなんですよね。 サイズで形状がかなり
変わる気がするので、DPよりも下で。んでもって、これも
手元にない。
4:Capek-Black(AZ便)
グリーンも同じと言えば同じですが、これは綺麗な
ブセでした。当然これも手元にありません。
しかし見事に手元にないね。。。(笑)
5:Kapuas2(AZ便)
特価品が物自体は特価品じゃないクオリティ(笑)いや、それで
いいんです。3株1200円と言う価格のせいもありますが、
複数単位買いの方が結構いました。これは手元に少しだけ
ありますね(笑)ただセット売りしてません。
アポノゲトン
コメント:もう神畑インド便の独壇場です(笑)次の場所、
期待してますよ~
1:cf.appendiculatus KUTTANADU(神畑インド便)
めちゃくちゃ良いです!!既存の種類とは明らかに違う上に
浮き葉の性質が出ず、水中葉でどんどん展開してくれます。
葉柄の比率も低めでかなり使えるアポノゲトンです。
2:sp.Kodagu(神畑インド便)
葉っぱの短いウルバケウスと言った感じです。惜しむらくは
浮き葉が出るのと、その性質があるためか葉柄が長い。
うまくコントロール出来るとかなり綺麗。それは腕ですね。
3:ナタンス(神畑インド便)
こちらは逆に浮き葉なり水上葉を楽しむタイプですね。
リアルなナタンスでしょう。
4:リギディフォリウス(神畑インド便)
スリランカにはたくさんありましたが、インドにもあったのですね。
リギディも浮き葉出さずに長期間水槽内で展開し続ける
使える種類ですよ。
その他
コメント:ここに入るのもなかなか難しいですが、ヘンタイ草と
ジャンル分け出来ないものです。年間数種はありますね。
1:なんべいへんたい草(AZ便)
もう1回トライしたい。。。
2:ウィエスネリア?(神畑インド便)
どうやら本種ではないと言う説も出てますので、
もっと大きめの株で再入荷希望。
3:ウトリクラリアsp.‘インディアンレッド’
思った通り水槽では緑ですが、ちゃんと水中で育つので
あとは、色を出すだけ。
水草以外の植物
サトイモ科の仲間
コメント:入荷数が多く、わからないものも多いのでざっくりと(笑)
見返しはしたのですが、そこまでぶっ飛んだものが無かったかも。
1:ホマロメナ sp. パープルウィドゥ(AZ便)
これは綺麗ですね。個人的にも割と気に入ってます。
まぁ手元にないんですが(笑)水中はどうなんでしょうね。
2:アリダルム sp.‘Jupiter’
個人的には本種のブロードがかなりお気に入りです。
なので、1株格納しました。よく遅いと言われますが
そこまで遅くはないですよ。ブセよりちょっと遅いくらいと
思ってるのですが。。。
3:ホマロメナ sp.‘Tsubaki’(AZ便)
非ビロードでもまた一味違った感じですね。こちらは
触らないとわからない系(笑)
4:スキスマトグロッティス類(AZ・TB・神畑スラウェシ便)
もう売れるものじゃない、という立場に追い込まれていた
スキスマトグロッティス属ですが、TBさんによる種小名付きや
サトイモ科を育成する層が変わったことにより復活。
綺麗ですよね、変異も多そうだし。
シダの仲間
コメント:もう個人的には1位の1種に尽きるのですが(笑)AZ/TBだと
シダは少なめなのでこれくらいでしょうね。個人的にはもう少し
あっても良いと思いますが、シダってピーでピーでしょう。
だから需要少ないんだろうな。
1:アクロスティカム ダナエフォリウム(フロリダ便)
完全に趣味です!!すみませんね~(笑)店内に鎮座している
大株は恐らくA.speciosumで、育成中の鉢植えがA.aureumだと思う。
そこにこのA.danaefoliumでアクロスティカムコンプリートと
1人で喜んでいる(笑)
2:ハイパーバードウィングファン(AZ便)
張り付いて育って光るとか良いじゃないですか!
3:ケファロマネスsp.(神畑スラウェシ便)
もこもこしてかわいらしく、前回の少数入荷から
ようやくまとまって入荷したので。
その他
コメント:
1:クリナム ‘Menehune’(フロリダ便)
早くピンクの花が見たいです。葉っぱも赤いし綺麗な観葉です。
2:フィランサス sp.?TRICHUR(神畑インド便)
ついに低木まで?!
<ランキングを終えて>
まずは越年申し訳ございませんでした!!!!!
うちは相変わらず、便名を書くのは神畑、AZ、TBだけですね。
積極的に増やす気もあまりないので。。。単発で欲しいものが
あれば入れることもあるかもしれませんが。。。それは
私が「欲しい」と思わなければやりません。
2011年は怒涛の入荷ラッシュの時期があり、印象に
残る暇すらないと言った感じでした。なので、全体的に
私の中でぼんやりとしていたのもあって腰が重かったのも
事実です。単体で皆さんの数十倍、物量でみなさんの
数百倍見てますので。。。
まぁ入荷があることは幸せなことなので贅沢を言っているのかも
しれませんね。
こうしてみると、2010年以上に2011年は神畑さんが
頑張ってます。いや、良いことですよね。期待してるんですよ。
誤字・脱字・コピペの名残・便名間違いなどありましたら
ご指摘ください。その都度修正いたします。
2012年が水草業界にとって良い年になりますように。。。
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