2024年12月27日金曜日

恒例!今年印象に残った水草 2024

 2024年もさくさくと時が流れもう年末です。

1日が長く感じる日もあるのに1年はあっと言う間。

1999年に開店してから今年で四半世紀。

なかなかの水草も来てましたが結構忘れているものです。

そりゃ今年の水草もすっと思い出せないくらいですからね…


※決まり事※

当店に「入荷した」、当店から「リリースした」

水草に限ります。

イベント、個人輸入、直販のみ、他店入荷は

関係無いので対象外です。


クリプトコリネ+ラゲナンドラ

コメント:現地便は今年も継続して入荷していますが

色々考えると買いに行けるみなさんに任せてしまおうと

思ってます(笑)

・Cry.シアメンシスvar.ディデリキ【TB】

Bungo Jambi産のディデリキ。TBさんがキープしていると

学名変更のたびに修正されて出てくるので助かります。

・Cry.xバタンカヤンエンシス【TB】

グラボウスキィとフェルギネアvar.フェルギネアの

ナチュラルハイブリッド。TBさんのマレーシア便が

再開してなによりです。

・Cry.アウリクラータ【TB】

みんな大好きBetongのアウリクラータ。

マレーシア便再開の恩恵ですね。

・Cry.ストリオラータ ブルゴーニュレッド【PP便】

今年からこちらに入荷するようになったPP(胡椒)便から。

ストリオの中ではおそらく屈指の変わったタイプ。

同じくらい変わっているものに昔のMt.ベサールがありますが

こちらはもう日本に無いかなと。

・Cry.ウィリッシィ ナロー【スリーパドマ】

個人的なお気に入りなので(笑)前景向きです。

丈夫で大きくならないので今のところパルバより

使いやすいと思いますが、まぁ今の時代レイアウトの

前景にクリプトを使う人は居ませんね。

・Lag.トキシカリア テンカシ

東南アジアのファームから来た立派な株…ですが

根茎が無いのが残念でした。しかしながら状態は

すこぶる良かったので溶けること無く水上・水中

ともに立ち上がりました。つまりほぼ売れずってこと。

・Lag.Mix【ADA】

そんなに売れないだろうからそれなりに立派でした。

入荷したのはナイリィ、テンカシ、トキシカリア、

オバタ、シルバー。

【入荷ページ】

Cry.シアメンシス var.ディデリキ

Cry.xバタンカヤンエンシス

Cry.アウリクラータ

Cry.ストリオラータ ブルゴーニュレッド

Cry.ウィリッシィ ナロー

Lag.テンカシ

Lag.Mix


アヌビアス

コメント:ワイルド物は当然なしですが、

引き続き時折出てくるやつを待つだけ。

改良品種は稀に変なのが来ますね。

・An.ヘテロフィラ スーパーノヴァ

超新星(笑)名前くらいのインパクトはありますね。

いつも配信ネタにしているキングコングと

スーパーノヴァの入荷順は奇跡的(笑)

・An.spp.ギニアやカメルーンの増殖株

毎年何かしら出してくれていますがそのうち

なくなるのか、上手くコントロールし続けるのか。

水草売れないから数字の嵩上げに使ってると

なくなりそう。

・An.スターダスト【台湾便】

昔のオリエンタルのとは違うでしょうね。

とりあえず待っていた人は入手したかと思いますので

そのうち様子も見れるでしょう。

【入荷ページ】

An.ヘテロフィラ スーパーノヴァ

カメルーン便増殖

ギニア便増殖 ギニア便増殖

An.スターダスト


エキノドルス+ヘランシウム

コメント:アヌビアス同様ワイルド物は当然なし、

良い入荷はあまりない状態が続きますね。

・Ech.ハディレッドパール 斑入り

昔のと同じかどうかは不明ですが、おそらく

新しく作り直したんでしょうね。

形質が安定するなら問題はあまりないかな。

【入荷ページ】

Ech.ハディレッドパール斑入り


ブセファランドラ

コメント:基本的にはワイルド物は来ないはず

なのですが…というわけで当店はファーム物のみ。

時々仕入れていますが同じくらい買ってないものも

ありますね…

・Buc.ソルディデュラ ブルー【トロピカ】

おそらくみんなが驚いた価格帯のブセ(笑)

そして学名は違うんじゃないかという…

綺麗ではありますよね。

・Buc.sp.ディープブルー

以前入荷していた同名のブセとは異なるらしい。

東南アジアファームから入荷するブセは入荷が

一時途絶えるとしばしば名前はそのままで

物が変わるのでやっかいです。これはこれで

格好良いんですけどね。

・Buc.sp.ピンクムラウィ

ほぼ最後に来てそれなりに何かありそうなもの

だったので(笑)

果たして斑は出るのか、出ないのか。

【入荷ページ】

Buc.ソルディデュラ ブルー

Buc.sp.ディープブルー

Buc.sp. ピンクムラウィ


アポノゲトン・ニムファ・クリナムなど

コメント:ワイルド物は稀に来ますがなかなか

大当たりは少ないですね。面白そうなものが

生えている場所が難ありの場合が多いですからね。

・バークレア モトレイ【神畑インドネシア便】

何より状態が良かった。もうこれを状態良く

届けるための便だったくらいの勢いなので

一緒に来たうねうね草は可哀そうなことに…

・タイガーロータス ピンクタイガー

球根のみで自分で袋詰めにして売ってね、と(笑)

画像も無いのでピンクになるという情報だけが

頼りと言うか何と言うか。そろそろ葉が展開

している頃でしょうか。

・アポノゲトン ナタンス

入荷時についていた花序が気になったので

育てています。もしかしたらちょっと面白いかも

しれないし、なんてことないかもしれない。

【入荷ページ】

バークレア モトレイ

タイガーロータス ピンクタイガー

アポノゲトン ナタンス


有茎草

コメント:ちらほら来てますね。結果がわかるのは

少し先になることが多いので入荷時とその直後

くらいの印象からですね。

・オーストラリア産水草 

まとめてしまってすみません(笑)

昨年のバリスネリア ルブラに続いていろいろと

まとまって東南アジアファームから入荷しました。

ただ最終的にポゴステモンしか残らないような気も…

・ハイグロフィラ セルピラム【トロピカ】

スリーパドマから来ていましたがトロピカの

1-2-Growで入荷しました。リリース前から

トロピカ社の水槽にあったので来るのはわかってたと

いうのがちょっと残念でした(笑)

個人的に好きな水草なので良いのですが。

・ディディプリス ディアンドラ

探していたところ東南アジアファームに組織培養が

ありました。ありがたい限りです。というわけで

楽しませてもらってます。そのうち消えるでしょうね。

・ギニアン エイクホルニア【神畑ギニア便】

ナタンス待ちでしたけど小さい種類でした。

2022のギニア便と同種でしょうかね。

・ハイグロフィラ オドラ タンドン【神畑ギニア便】

産地付きのオドラですが、どうやらタイプが違うのか

種類が違うのか色や形が異なるようです。

・リムノフィラ sp.SENNIN dwf 【PP便】

スラウェシ産のドワーフアンブリア。

葉が細かく間延びもしない割とよさげな種類です。

・ハイグロフィラ ピンナディフィダ ロゼウス【スリーパドマ】

意外なところの改良品種が出ましたね。

ピンナティとは。育つというお話をうかがいましたので

栽培に関しては可能というところですね。色がどうなるか。

【入荷ページ】

オーストラリア産水草 

ハイグロフィラ セルピラム

ディディプリス

ギニアンエイクホルニア

ハイグロフィラ オドラ

リムノフィラsp.SENNIN dwf

ハイグロフィラ ピンナディフィダ ロゼウス


シダ(水生種)

コメント:ファーム物はピンとくるものが

全然来ないので…

・ミクロソルム sp. Seven tails Kapuas hulu

増殖・栽培してからリリースしたため

新入荷としては出していなかったのですが

他のPP便と一緒に来ていました。

格好良いですよ。

【販売ページ】

ミクロソルムsp.Seven tails


その他

コメント:ごく稀に変なのが来るので

要注意ですね。

・ウォーターローズ レッド

世に知られた経緯はともかく

ファームが作ってくれていたのが驚きでした。

高いと言えば高かったのですが良い水草です。

個人的にはお気に入り。

丈夫・綺麗・成長ほどほど、良いこと尽くし。

・カッセルマンのポケットアトラス

ウォーターローズ レッド、載ってます(笑)

つまり水草図鑑です。

【入荷ページ】

ウォーターローズ レッド

カッセルマンのポケットアトラス


ちょっと一言、いかがなものかと。

コメント:名前に釣られて買ったものの

ちょっとどうなのよ、と思うことが多いのは事実。

結局正体不明のままになるからモヤモヤするような

別に良いような…

・Cry.フロリダサンセット【タイのファーム】

それらしさもあるような感じも残しつつ

それでもフロリダのとは別物な気がしますが…

別で出せば良いのにね。

・Ech.オパクス【国産】

深緑でもなかった。なにこれ?

・Ech.スクルエテリ

草姿が違いますね。なにこれ?

【入荷ページ】

Cry.フロリダサンセット

Ech.オパクス

Ech.スクルエテリ


まとめ?!

入荷頻度はそれなりにあったのですがいかんせん

全体的にそこまでのインパクトがあったかと言われると

それは結構限られてるかなと。

結局売り切ってしまって自分でやっていないものが

多いので入荷時に少し「お!?」と思っても記憶に

あまり残っていないことが増えてきました。

もう若くないのでガツガツと皆さんを差し置いて

と言うのもなくなりましたし、水槽自体ぬるめに

管理していることもあって残しても、と言うところも

ありまして。

水草に関しては引き続き問屋・ファームものが殆どに

なりますが、それでも何かしらは来るのでそこに

期待しつつ楽しんでいければと思います。

個人的にはおさらいをやっているので新しいものは

みなさんに。

私は頑張らないのでみなさん頑張って!(笑)


2024年もお疲れ様でした!


2024年12月8日日曜日

とうめいふかみどりは系エキノドルスの話【3】

透明深緑葉系のエキノドルスが入荷し始めて

なんとなく形状的には出そろってきたところに

現れた新しい形を持った深緑。

このタイプの登場はこのグループにはまだ

先があると思わせてくれました。


オパクスに近いものの異なる形状を持つタイプ

オパクス パラグアイタイプで入荷したもの。
水槽内で栽培中の株です。特徴の1つに
葉先の尖りがありますがこれは旧オパクスにも
見られるので新しいものではありませんが
最大の特徴は「左右の側脈が主脈の先端付近で
合流する際に左右で合流場所が異なる点」です。







やはりヴェルデとは異なります。
画像が悪くて申し訳無い…











オパクス イボレで入荷したもの。
これはウルグアイ産となっています。
入荷後水槽に浮かべている間に
新芽が1~2枚展開したところ
だったと思います。古い葉の葉色と
葉脈の抜け感が素晴らしいですね。
主脈と側脈をよく観察して下さい。












ラウンドリーフです。
どこがやねん!と言うツッコミも
聞こえてきそうな感じですが
入荷時はまんまるだったのです。
屋外で水上栽培すると丸くなりますよ。











ラウンドリーフはオパクスとして入荷

していないのですが、パラグアイタイプなので

ここに含めています。

ややこしいのは前記事のウルグアイ産オパクスとは

別に同名で本タイプが入荷しており真面目に

分けておかないとごちゃごちゃになるのです。

ただ今更どうしようもないので私は知らん(笑)

それが残っているかもわからないですし。


正誤は横に置いておくとして現在流通

している名称としては恐らくイボレ、

ラウンドリーフ、パラグアイの3つなので

どれかだと思って下さい(笑)

問題はこのタイプも普通に「オパクス」として

流通する場合が見られるのでせめてヴェルデとは

わけて考えようと言いたい。

全然形が違う訳ですし。


あとはこのタイプを出し手側が後になって

「ライノ」と名付けた点です。

単にこのタイプをライノと呼んでしまうと

パラグアイもイボレもラウンドリーフも

ライノになるので区別がつかなくなるのです。

と言う訳でどのタイプかと言う会話の中で

ライノと呼ぶのは構わないのですが、商品として

「Ech.オパクス ライノ:~円」と表記すると

これがパラグアイなのかイボレなのかわからない。

これはいただけない。

まぁそんなこと気にするのは私くらいかもしれませんし

おそらく後世まとめてオパクスになっていると

思うので割とどうでも良いのかも知れませんけどね。


オパクス的なのはこれで終わり。

次は別の種類をやる予定…

2024年12月5日木曜日

とうめいふかみどりは系エキノドルスの話【2】

 前回はいわゆるオパクスを見てみました。

まぁさらっとですが、ごちゃごちゃ書くよりも

あのくらいの方が良い気がします。

オパクスという名のバリューはとても高く

とにかく丸っこい深緑はオパクスにしておけば

OKみたいな空気もあるような無いような。

学術的にどうかはさて置き、趣味の世界には

趣味の世界の共通認識(だったもの)があり

少数のマニアの間では理解出来ていたのですが

残念ながら…



オパクスにされていた大きなもの

昔オパクスにされていたタイプ
らしいので勝手に「旧オパクス」として
グループ分けしました。ヴェルデとの違いは
実物を見たら明らかなのですが写真は難しい。









まずサイズが違います。こちらは
数倍大きいです。あと葉先が角のように
尖るのも大きな違いですね。葉の輪郭も
目が慣れてくると別物に見えますね。
入荷時は大きなおむすび型の葉を
つけていたのですけどね。












旧オパクスとひとくくりで入荷したのですが
育てると2タイプにわかれました。
とにかく葉が大きかったので
ラージリーフにしましたが葉の形状は
オパクスと言うよりどちらかというと
ポルトアレグレンシス寄りです。
こちらも旧と同じく入荷時はおむすび型。












マッサンバラ産のオパクスとして
入荷したもの。右上が入荷時の葉です。
やはり大きなオパクスに見えますし
水槽で展開した1枚目の葉はそのまま
おむすび型と言える形状ですが
水槽内で栽培すると長くなり
ラージリーフ系になる不思議。












オパクス サンタマリアで入荷したもの。
目が慣れてくると入荷時の雰囲気で
どのタイプから見当がつくようになります。
これは旧オパクスタイプですね。









オパクス サンタマリアのその後。
見事に旧オパクスとなりました。
ややこしいのはオパクスサンタマリアも
便違いでもう1タイプあることなんですよね。









スーパーオパクス。
なんて名前つけるのよ(笑)
入荷時の形状はもう思い出せないですが
恐らくおむすび型だったのでしょう。
結局水槽内ではこんな感じに。
この後長くなった気もするけど
さすがにもう忘れました。ただ
ご覧の通りヴェルデとは違いますね。













入荷時はいずれもオパクスとなっていましたが

水槽内で栽培すると入荷時の形状から大きく変化

してしまうのが困ったところなんですね。

大きめのタイプはいずれも採集時に

おむすび型をしていることが多く一見

大きなオパクスに見えてしまうのが

その理由かと思います。

私個人は1度ひっかかったものの最初の

旧とラージに分かれた便の入荷で

なんとなく特徴と変化を理解したので

その後はその呪縛で大変でした。何故かって?

入荷したのがオパクスじゃないってことが

わかるようになったのでオパクスとして

売れないから…

高額な授業料を払った感じですね(笑)

まぁそれも必要経費ですよ。

そう、何でも授業料は払わないといけないんです。


と言う訳でまだ続きますよ…


2024年12月3日火曜日

とうめいふかみどりは系エキノドルスの話【1】

みなさんご存知のエキノドルスですが、
かつてちょっと風変わりなグループが
入荷したことがありました。
透明系とか深緑系と呼ばれるあのグループです。
もう20年くらいまとまった入荷も無く、
今後の見込みも無いでしょう。
そして今は流通の中でぐちゃぐちゃに
なっているようなので…
と言う訳で古い画像しか残っていませんが
振り返りと言うか懐古というか、
まぁ画像の供養…👏

オパクス
ヴェルデ川産と呼ばれるタイプ。
The オパクスですね。これが標準。













同じくヴェルデ。
環境によって形は多少差が出ます。













エキノに根茎が形成されると言うのも
深緑の存在で知られるように。
見よ!この葉の密度を!(笑)













そっくりですがこちらは
Ratajのオパクス、と
呼ばれていた物です。














こちらもラタイです。
ほぼ、と言うかまんまヴェルデなので
これが標準的なオパクスなのでしょう。















ウルグアイ産のオパクス
幾分面長であまり素直に
育たなかった印象です。
ごく少数が一度入荷しただけ
だったような気がします。
なので恐らくもう無いかな。

























まぁオパクスと呼ばれるのも色々ありますが
基本的にオパクスと言えば本種(本タイプ)を指します。
誤解を恐れずに言うならオパクス=ヴェルデと
考えて良いのですが、都合良くオパクスの名前を
使われることが今も昔も多いかもしれませんね。

小出しにしたいので続く…(笑)

2024年11月29日金曜日

持っておきたい水草関連書籍【11】

 水草の図鑑は数年~10年程度に1回出るような

ペースなのでなかなか新しいものに出会えません。

近年は国内外で良い感じに新刊が出ましたが

これがいつまでも続くとは限りません。

となると時代を遡るのも悪くないと思いますので

昔の図鑑を見てみるのも良いと思います。

何気に発見があったりするのでお勧めです。














以前ご紹介しました世界の水草1・2・3の

9年前に発刊されたのがこれです。

巻末の解説文には水草の育て方や進化について

触れられておりページ数は少ないものの

興味深い内容となっています。


おすすめポイント

写真は古いながらも美しく、1本、1株単位で

撮影されています。もちろん属ごとに分けて

掲載してあるのでとても見やすいつくりです。

後に出版される世界の水草への道筋に

なっているでしょうし、古き良き水草の時代を

垣間見るのにもってこいの図鑑だと思います。

世界の水草を購入するハードルが高い方は

こちらから入っても良いと思います。


水草図鑑

アクアリウム プランツ フォー アクアート

定価2039円(本体1980円)

1985年4月1日発行

著者 山田 洋

ISBN 4-7952-3005-6


2023年12月28日木曜日

恒例!今年印象に残った水草 2023

 早いもので2023年もそろそろ終わります。

毎年時間が経つのが早くなったと言っている

気がしますが今年も言っておきます(笑)

流行語大賞のように最後の最後に出たものが

印象に残っていて選ばれる、みたいなことも

無きにしも非ずといったところですが一応1月から

入荷を見直しています。

今回は入荷ページのリンクを作ってみましたので

その時の画像をご確認いただけます。


※決まり事※

当店に「入荷した」、当店から「リリースした」

水草に限ります。

イベント、個人輸入、直販のみ、他店入荷は

関係無いので対象外です。


クリプトコリネ+ラゲナンドラ

コメント:引き続き問屋さんの現地便は入荷しています。

価格が上がるのは今のご時世仕方が無いのですがクオリティが

ついてこないのが厳しいですね。新種も来るのですが。。。

・Cry.ヌーリィ(var.ラウベンシス) [トロピカ]

日本→どこか→デナリー→トロピカなんだと思いますが

こんな種類が作られるとは。まぁ丈夫で綺麗なので。

・Cry.ヌーリィ(var.ヌーリィ) [スリーパドマ]

扱いにくい種類だったはずがなぜか丈夫になって

組織培養カップで登場。元株に良いのを使ってるっぽい。

・Cry.スピラリス Jwara [スリーパドマ]

スピラリスタイガーからの、とは言うものの

おたくのマハーラーシュトラレッドではないの?と

確認したいのですが(笑)

・Cry.ウェンティ [スリランカファーム]

割と特徴的なタイプだったのか妙に人気化(笑)

いや、良い意味でですよ。

・ラゲナンドラ ナイリィ コンパクト [スリーパドマ特殊]

特殊=大人の事情。久々だったのに不人気で私個人は

おこです(笑)

・ラゲナンドラ Tenkasi [スリーパドマ特殊]

以前トキシカリア テンカシィで入荷歴があるので

トキシカリアでしょう。自分用に残せば良かった。。。

日本国内には昔のを含め残ってるだろうけど。

・ラゲナンドラ ケラレンシス [スリーパドマ]

これ、綺麗ですよ。

[入荷ページ]

ヌーリィ2種

スピラリスJwara

ウェンティ

ラゲナンドラ特殊

ケラレンシス


アヌビアス

コメント:「基本的には」ワイルド便は終了しています。

今年は無しかと思いましたが滑り込みで(笑)

まぁ流行語大賞と同じで間際のモノは印象に残りがち。

・An.キングコング

どこがどうなってキングコングかさっぱりわかりません。

コーヒーフォリアの何かしらのはずなのですが、

どうにもキリン絡みの雰囲気も拭えず。とりあえず

価格も草姿も良い感じでした。

[入荷ページ]

キングコング


エキノドルス+ヘランシウム

コメント:こちらもワイルドはほぼ不可。

仕方ありませんね。かと言ってファームからも

ろくに期待も出来ないのがツラいところ。

同じく無しでもおかしくないのですが。。。

・Ech.ジャングルスターNo.1 [国産ファーム]

動物などの名前がつかずに終わってしまった

ジャングルスターシリーズの1番。とは言え

シリーズ中屈指の出来だと思います。国産で残ってるのは

悪いことではないですね。

[入荷ページ]

ジャングルスターNo.1


ブセファランドラ

コメント:こちらは完全にワイルド不可。

さすがにこうやって書いているといよいよ水草も

終わりに近い気がしてきた。。。

・ロイヤルレッド [東南アジアファーム]

最初に来た株は「おぉ!」と思ったのになぜか

2回目以降「ん?」となったもの。でも綺麗ですよ。

・ハデス [東南アジアファーム]

いつかどこか聞いたような、と言う物でも普段流通していない

ものを作ってくれるのはありがたい。

・ニードルリーフ [トロピカ]

これも日本→どこか→デナリー→トロピカの

パターンだと思いますが、デナリーの表記は

ミクランサ ニードルリーフなのですがトロピカは

sp.ニードルリーフなんですよね。なんなんでしょ。

[入荷ページ]

ロイヤルレッド&ハデス

ロイヤルレッド2便目

sp.ニードルリーフ


アポノゲトン・ニムファ・クリナムなど

コメント:ちらほら来ているようですが

私が未確認の物が多いので殆ど無い扱いですね。

・バークレア sp. aff. ロトンジフォリア Mahakam hulu [TB]

近年、そういった傾向がありますがバークレアも

分類が見直されて種類が増えました。ややこしい。

これはモトレイっぽさが薄い感じでしたね。

[入荷ページ]

バークレア


有茎草

コメント:基本的にはファームものになりますが

時々イレギュラー的な入荷がありますね。

・バリスネリア ルブラ [東南アジアファーム]

やっと来たと言ったところですね。画像を見ていて

わかっていたはずですが小ささに意外性を感じてしまった。

ファームである程度育てられているはずなのですが

輸送にはあまり強くないことやある程度の温度が

必要なこともあり、さてどうなるか。

初動はあてにならないのはどの水草も同じ。

意外と容易だとそのうち適当に扱われるし、難易度が

高いとそのうち消えるだろうし。こういうのは

育とうが枯れようがやはり初便でやることに

醍醐味がありますね。

・ポゴステモン ステラータス ベリークリーク [東南アジアファーム]

V.ルブラと一緒に来た産地?がついたポゴステモン。

たぶん普通のステラータスだと思うのですが

一応やってみよう。水中化が始まった初期の形状は

あてにならないのでしばらくは確認作業。

・ハイグロフィラ セルピラム [スリーパドマ特殊]

以前入荷があったんだと思いますがセルピラムとしては

こちらではお初。水上葉を見る限りとても水中化するとは

思えないのですが馴染めば丈夫。これは良い水草ですね。

最近の水草の中では個人的な楽しさは上位かも。

・ハイグロフィラ コリムボーサ Nachimale [スリランカファーム]

たぶん種類としては何度も来ているのかも知れないし

なんだったら2022年とはモノが違うと言うことで

2023は名前とモノが入れ替わってる状況が散見され

ややこしくなってしまった。

ラクストリス スモール系でしょうけど成長が遅いので

120の前景付近で使えないかと改めて確認作業中。

[入荷ページ]

バリスネリアとポゴステモン

ハイグロ セルピラム

ハイグロ コリムボーサ Nachimale


シダ(水生種)

コメント:何かしら来ているのは見ますが

買おうかと言うところまで至らないのは

なぜだろうか。。。

・該当種無し


ちょっと一言

コメント:新しく来た種類・品種の中でどうにも

腑に落ちないものとか。。。

・真っ白な水草

普通に植えて育たないと思うんですけど

どこまで作り続けるのか。。。

とりあえず作り手には水槽で育った様子を

見せて欲しいですね。

ポゴステモン ヘルフェリィ ホワイト

ミクランテムム ツウィーディ ホワイト


まとめ?!

最後の最後に大物が来たのでそれに持って行かれた感が

あるのですが、個人的には急に来たわけでは無いので

サプライズ感は薄かったんですよね。

もちろんいつお目にかかれるかわからない水草が

入荷したことは喜ばしい限りですし、感謝しか無いです。

今後も期待しております。

基本的にはもうファーム物がメインとなるのは

仕方の無いところですが昨年のヒプティスや

今年のセルピラムなんかは特筆に値する種類だと

思ってます。

あとバリスネリア ルブラもファーム物と言えば

ファーム物と言えるので(笑)

こういったファーム物は取捨選択しながらにはなりますが

取り入れていきたいですね。

価値観は人それぞれなので何をどうするかは自由ですが。

ワイルドでもファーム物でもビビッと来た種類や

待ち焦がれていた種類は自分が最初に育ててこそ

思い入れも達成感も経験値も得られるってものです。

もうそんな機会も無くなりつつありますけどね。


と言うわけで2023年もお疲れ様でした!




2022年12月28日水曜日

恒例!今年印象に残った水草 2022

年々時間の経過が早くなる気がするのは

そんなお年頃だからでしょうか。。。

今年も振り返ってみると大したことはしていない。

頑張っていたのは配信だけ(笑)

今年の入荷はと言うと、漠然とした印象は

「結構水草来たよね!」

だったのですが、拾ってみると普通でした(笑)

まぁちょっと贅沢言いすぎだと自覚してますが。

 

※決まり事※

当店に「入荷した」、当店から「リリースした」

水草に限ります。

イベント、個人輸入、直販のみ、他店入荷は

関係無いので対象外です。


クリプトコリネ+ラゲナンドラ

コメント:問屋さんの現地便が再開してます。

ただインドネシア便なので今までのトレースが

多いですね。TBさんもたまに入れてくれます。

最近はファームからラゲナンドラも来るので

プラスしました。

・Cry.ウェンティ ピンク(Sreepadma)

昨年のフルールポットフラミンゴもなかなか

驚きましたがインドファームの組織培養カップが

更に凄いことに。フラミンゴとは言ってませんが(笑)

・Lag.ケラレンシス

それっぽいポット物が来ました。こう言うところ

作ってくるのは評価したいですね。

・Lag. ミーボルディ グリーン(AQUQFLEUR)

これかどうか不明ですが緑っぽいのはもしかしたら

別種の可能性があるようです。なんにせよ

ラゲナンドラはまだ楽しめそうですね。

・イデイイ(TB便)

お久しぶりと言う事で。

Sreepadmaのウェンティピンク。
凄いボリュームとびっくり価格(笑)
ラベルの裏にインド最大ファームって
書いてあったのが面白い(笑)










アヌビアス

コメント:諸般の事情で基本的にはファーム物が

メインですが神畑さんから古いものがちらほら。

個人的には結構取捨選択してます。

一応水草マニアの端くれなので商売上やれば

良いものでもやらないこともあります。

そう言う人は店に不向きです(笑)

・ジャンボキリン(台湾)

お気を確かに!と言いたくなるようなものでした(笑)

いや、こういう姿勢は嫌いじゃないです。

とは言えそのうち消えるでしょうけど。

・ジェイド

今のところ見ている分にはこれは優秀ですね。

こういうのを「改良」品種と呼ぶべきかと。

・ミニコイン(Tropica)

なんとなく出そうな感じでしたが本当に

出るとは。。。普通に水中で育ってるので

使えますよ。

・ギニア・カメルーン便増殖株

神畑さんが何とか残してくれていたので

僅かながら今でも入手できました。

有り難い限り。

大丈夫か?と思う取り組み(笑)
いや、良い意味で。












エキノドルス+ヘランシウム

コメント:引き続き採集物は来ません

ファーム物は今も昔も変わらず色々あるのですが

元々名前と実物が異なるものは大なり小なり

ありました。しかしながら近年は以前にも増して

と言う気がします。

・ラジカンス(アクアフルール)

種類としては普通ですが、丸葉が可愛らしく

かなり良かった印象。次来ることがあれば

敢えて沈めてみたいかも。

・グリセバキィ ブレヘラエ(Tropica)

普段なら神畑さんは仕入れないらしいので

無理に頼みました。皆さんお付き合い頂き

ありがとうございました。うちはまだ

浮かんでます。。。やっと植える所を決めました。

・テネルムいろいろ(Sreepadma)

入荷が再開したインドファームですが

こちらも諸般の事情で組織培養カップのみ。

なんとなく名前で買ってしまうブロードと

マイクロ?ミクロ?でしたが、さて。


なんか懐かしいですね。
アマゾンソードは流通してますが
昔は普通種でもトロピカってだけで
輝いて見えたものです。。。














ブセファランドラ

コメント:引き続き寄生虫で規制中(笑)

取り敢えず建前上採集物が入ることはありません。

もちろん、当店にも入りませんよ~。

増殖株も新たに入荷することは無いですね。

・Bucephalandra(TB便)

草じゃなくて本(笑)TBさんによるオール現地写真の

通称「ブセ本」(笑)まぁ私が勝手に呼んでるだけの

いつものパターンですが。。。

草が無いので本を入れておきました(笑)

ウソでしょ?
持ってない人居るんです?(笑)













アポノゲトン・ニムファエア・他

コメント:取り敢えず球根系もさほど目新しいものは

なかったので。。。

・クリナム ナタンス コークスクリュー(神畑カメルーン便)

もう入荷は無いと思ってましたが神畑さんが

やってくれました。上手くいく時とそうでない時の

差が大きいきがしますね。

・クリナム ナタンス (神畑カメルーン便)

例のオモダカ科の中に混ざっていたので葉をカットされずに

現地葉付きで来たナタンス。

他にあったかどうかは確認出来ましたが、葉付きで届いたのは

珍しいのでお店に残してます(笑)

・バークレア モトレイ(TB便)

時々入れてくれるのでありがたいです。

直近の物は着状態が素晴らしかったのと

なぜか売れたようなので割と残ってるっぽい。

分類が変更になって種類が増えてましたね。

モトレイなど丸葉のバークレアは
なかなか機会がないのでありがたい。












有茎草

コメント:ファームからポツポツと来てますね

とは言え、欲しがる人は大していないので

2発目以降は動きが止まることが定番ですねぇ。

・ヒプティス ラキニアータ(AQUAFLEUR)

ファーム物の有茎草の新作は多くが逆輸入パターン

ですが、本種は完全に新着種。形状、性質など

面白いのですが、それと人気とは別問題。

・バコパ サルツマンニィ var SG(Sreepadma)

予想としてはアラグアイアレッドバコパ(パープルバコパ)

なのですが私は確認していません。

もしそうなら良いバコパなのでぜひ。

・ジャイアントアンブリア(神畑便)

神畑さんの国産物です。トロピカのが微妙なので

リアルアクアティカならこちら。

もう失われているのかと思ってました。

・ロタラ ラモシオール フロリダサンセット

確か以前からフロリダのラモシオールは色が違うっぽい

的な話はちらほら聞いていたので恐らくそれなんだと

思います。色々と組織培養カップで来るように

なりましたね。。。

面白い水草ですけどね。










シダ(水生種)

コメント:引き続き東南アジアのファームから

何かしら出てきますが。。。個人的に多少興味は

あるもののまず売れないのであまり買わない(笑)

・ミクロソルム トールズハンマー

以前から流通していたのですが、うちでは

ようやく仕入れたものですが。。。

カッセルマンのインスタを見て格好良いなと

思いましたが需要は特に無い(笑)

・ミクロソルム プテロプス フィッシュテール

シダのフィッシュテールは獅子葉のことらしいので

単にそれだけの名前かも。

昔、ウィンデロフと呼べないのでフィッシュテールと言う

名で来ていた物のまんまウィンデロフだったらしいので

これは別タイプ。なお需要(笑)


その他

コメント:基本的に採集された不明種である場合が

多かったのでファームものだけになるとなかなか。。。

・リムノフィトン フルイタンス(神畑カメルーン便)

エキノのところに入れようかと思いましたがひとまず

別枠で。クリナム同様、二度と見ることは無いと

思ってましたが史上最良の株が入荷しました。

サイズも驚きでしたが葉幅の広さ、花芽など

得るものが多かった入荷となりました。日本で

本種の増殖株がホレマニー並みに流通する未来は

あるのでしょうか。。。

・混じり色々(神畑ギニア便)

種類と言うか属と言うかがバラバラなのでまとめて。

と言いますか入荷に載せてないし(笑)

なかなかこう言うのも無くなりましたが来ると

なんとなく楽しめます。

こちらでロストしたものやぐずっているものが

多くなかなかご紹介出来ずにいます。。。

すみません。

衝撃的な入荷でした。
神々しい。











ちょっと一言

コメント:新しく来た種類・品種の中で「ん?」とか

「ちょ、待てよ!」とか思ったりしたもの(笑)

・ノマフィラ ストリクタ(AQUAFLEUR)

昔のジャスティキアっぽいやつ。まだ作ってたのか。。。

・アヌビアス色々(タイ)

昨年同様です(笑)

・エキノドルス ホレマニー グリーン/レッド 他

相変わらずホレマニーじゃないものを送ってきてます。

もちろんこれはこれ、として楽しむのもありだと

思いますが個人的にはこれがホレマニーで国内で

流通するのは受け入れ難い。みんながみんな

別物として扱ってくれる保証はないのです。

昔の改良品種の名前で来るものですら

別物になってたりしますが、こういう物って

極稀にあるから楽しめるのであって来るもの来るもの

全部一致しないってのは個人的にはいかがなものかと

思い続けてますがどうやらそう思うのは

マイノリティなようで。


・いろいろ(スリランカ便、ギニア便など)

落差が大きすぎて(笑)


まとめ?!

取り敢えずなんとなくたくさん来たような

そうでないような。まぁ寂しい感じでは

なかったですね。

もちろんリムノフィトンのインパクトは

大きかったので開封した時は声が出ましたが(笑)

神畑さんのワイルドアヌビアスの増殖株も

楽しいのですがいずれも完全に新しいものでは

ありません。ファームからは新着もありましたが

スター水草に登り詰める種類と言うものは

なかなか出るものではありませんね。

神畑インドファーム便や各問屋のインドネシア現地便も

再開となりました。インドネシア便はかなり価格が

上昇しており状況は良いとは言えないですかね。

もちろんファーム物もまだ値上がりします。

それらを鑑み、結果的にトータルでは中の中~中の上

と言ったところでしょうか。


しかし情報発信もなかなか難しいですね。

ポイズン。。。(笑)

と言う訳で2022年もお疲れ様でした!!

疲れた(笑)