なりました。
それが具体的にどういう事なのかを見てみましょう。
水草水槽を維持してそれなりに時間が経過すると
ソイル系の場合は初期のブーストが終わるころに
水草の生育に変化が見られます。
短期思考の水槽の場合はここでリセットですが、
長期維持の場合はここからです。
ちなみに大磯などの砂礫系の底床の場合は
この辺りからようやく良くなり始めます。
短期のゴール時期=大磯長期のスタートライン
と言った具合ですね。
変化の中で育ちが悪い水草を引き抜き、新たな
水草を買ってきて植えてみる。その繰り返しを
行っていくうちに不思議と綺麗に育つもの、
以前とは異なる草姿ではあるものの良い雰囲気に
なるもの、毎回いじけるものなど、様々な
パターンが見られるようになります。
いつも登場する大磯水槽です。 設置は2000年か2001年なので 17年くらいは経過してますね。 |
これは作り手の日々の管理、その地域の水道水の水質、
使っている底床や素材の材質や量、添加する栄養素や
その使用頻度など、それらが複雑に絡み合って
得られる結果のため、その人のその水槽でしか
あり得ない状態になります。
マニアやショップの維持された水槽を見たときに
「同じ水草なのに何かが違う。」
「設備は普通なんだけど。。。」
「なぜ間延びせずに育ってるのだろう。」
「水は同じく透明なのにどこか違う感じがする。」
「この水草ってこんなに繊細だったかな?」
など、感覚的に「おや?」と感じることがあると
思いますが、まさにそれがその管理者が産み出す
その「水草水槽」の色なのです。
いつものイエローアマニア(笑) 上の大磯水槽より先にセットしてるはず なので2000年設置だったと思います。 なのでこちらは18年。 アマゾニアパウダーがメインです。 |
つまり、水草水槽を長期維持すると言うことは、
管理者の能力やクセ、水槽のある環境などが反映される
ことであり、その結果自分の管理で、自分の水槽で、
どの水草が美しく育ち、どの水草が合わないのか
と言うことがなんとなく見えてきます。
もちろん方向性が見えてからも模索を続けるわけですから、
それを踏まえての修正・微調整を継続していくことにより
次のステージへと進むことが出来ます。
そうなると更に他人の水槽とは明らかに異なる
水草水槽が出来上がります。
それこそが「水草水槽」の「個性」なのです。
そして、短期思考のレイアウトとは異なり、
恐ろしいことに明確な「ゴール」がありません(笑)
5年、10年と時間の経過と自身の管理により
常に変化し続け、その「水草水槽」はいつも
違う顔を見せ続けてくれるのです。
ここはプラチナソイルを試してみたかったので 初期のアマゾニアから一度リセットしています。 なので比較的新しいですが、それでも5年以上は 経過していると思います。藍藻時代が数年 あったような気がするので。。。(笑) |
弛まぬ努力と時々の手抜き、あるいは無謀な挑戦、
新たな水草の導入やある種の栽培の追及。
そう言った様々なことを1本の水槽、同一の底床で
延々と楽しむことが出来るのです。
私はそんな水草水槽を見て
「う~ん。。。やられた。こりゃマネできん(笑)」
と思いたいんです。
逆に長期維持 終わり
そうです。おっしゃるとおり。アクアリストとして、流行りものに興味を持ちつつ、長期維持するための底床環境を意識しながら、時々、試行錯誤する…。 私、いまだにダッチやってます。(^^) 時々HPでご活躍?拝見しています。
返信削除群馬のM
時々目移りするのは仕方のないことですが、コアの部分を
返信削除持っておいた方が趣味としてはより楽しめると思います。
活躍どころか、もう殆ど化石です。
時代は変わってしまいました。