2022年6月5日日曜日

持っておきたい水草関連書籍【7】

以前ご紹介した「世界の水草」以降、

昔から馴染みのある種類から新しく

もたらされた種類まで幅広く取り上げた

図鑑と言うものは無かったと思います。

雑誌の特集や熱帯魚図鑑と併せてのものは

ありましたが、やはり水草のみと言うのは

なかなか難しいのでしょうね。

しかしながら新着で盛り上がった時期を経て

ようやく出たのがこちら。


待望の水草図鑑でしたね。
新着種を多く掲載したのは
大きかったです。














水草図鑑、しかも500種となればこれはもう

楽しみでしかないと言ったところでしょう。

ピーシーズと言う事で写真を期待するものの

500種と言う数を揃えるのはかなり困難を

極めたんだろうな。。。と言う印象。

あとデジカメへの過渡期でもあったため

不自然な色合いの画像が多いのがやや

気になる点ですね。

個人的に一番厄介だと感じるのは

ページ構成がカラー見開きの次に

その解説でモノクロ見開きになっており

カラー・モノクロ・カラー・モノクロと

交互になっていて、ハマるとページを

めくれどめくれどモノクロしか開かん!!

みたいなことになります(笑)

あとは少し間違いがありますね。


おすすめポイント

その頃リアルタイムで入荷していた

ワイルド物が多く取り上げられている点です。

また、ライターや写真の出元がMPJと

異なることが多いため、こちらにしかない

水草や自生地の写真が結構あります。

しかも結構マイナーと言うか狭い範囲でしか

出回らなかったと思われるものもちらほら。

お気づきの方も多いかと思いますが

アグアの緑本と同じ写真もありますね。

2001年の段階でこの水草があったんだ、と言う

検証にもなるかなりいいタイミングでの

出版だと思います。

一応協力に当店の名前があるのもポイント(笑)


いわゆる新着水草系の指標となる存在で

データとして時系列を確認するのにも

役立つかと思います。


アクアリウムで楽しむ水草図鑑

定価2667円+税

2001年発行

富沢直人 山崎浩二

ISBN4-938780-61-5

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