2017年4月5日水曜日

「ホレマニー」と「ウルグアイエンシス」 Part3

前回はホレマニーについて、どのような流れで
現在に至るのかを駆け足で振り返りました。

もちろん、それと並行してウルグアイエンシスの
入荷も継続してあるわけですので、ホレマニー同様、
そちらもざっと見てみることにしましょう。


細長くなるエキノドルスで割と親しみがあるのが
このウルグアイエンシスではないでしょうか。
一応黄緑のカテゴリーに入れたくなる色彩では
あるのですが、葉の質感はアマゾンソード等とは
また趣が異なりますので、やはり黄緑と深緑の
橋渡し的な存在のようにも感じます。

ウルグアイエンシスは昔からファームものが
安定して入荷しており、入手する機会は多い部類です。
かつて、ホレマニーの入荷が無い時代には、本種の
タイプ違いがホレマニー、またはニューホレマニーと
して流通したようですが、ホレマニー同様、私が
リアルタイムでかかわっておらず、情報に曖昧さが
生じますので、割愛致します。


基本的なウルグアイエンシスは、スラっとした
印象で、細いストレートな葉となっています。
多くの場合は、普通に入手するとそのタイプです。
東南アジアやヨーロッパのファームの元株が
そのタイプであったのだと思いますが、残念ながら
各ファームの本種を同時に確認できておらず、
その時期のタイプ違いは未確認となっています。

パラナ産で入荷したウルグアイエンシス。
葉の縁には波打たず、ストレートな印象。
こういうタイプがメインになっているようです。

そうこうするうちにAppo工房によるワイルドの
ホレマニー等の入荷と共に、ウルグアイエンシスの
入荷も見られるようになりました。
その際に入荷した中で葉の形状が異なるものがあり、
タイプ違いの存在を確信することとなりました。
それらの入荷と同じ時期に別のルートで
「クラシックブロード」と呼ばれるウルグアイエンシスを
入手することがあり、それはどうやら昔のニューホレマニー
(またはホレマニー)とされていたタイプのようで、
これは葉のウェーブが顕著な装飾的なタイプでした。
※クラシックブロードの画像を探したのですが
見つからず。。。アクアプランツの1号にその雄姿は
掲載してあります。

同時期に同じくAppo工房よりチェコのRatajファームの
Echinodorus africanus」と言う種が入荷しました。
学名から、当時未入荷だった西アフリカ産Alismataceaeの
Limnophyton fluitansかと色めきたったのですが、
どうも昔の写真と雰囲気が異なるものでした。
※後にカメルーン便で本物のリムノフィトンが入荷
したため、別種であることが確定しました。
Ratajからやってきたアフリカヌス。
リムノフィトンではなかったものの、
これはとんでもなく変わったタイプ。
お店での初便を維持しています。
あくまで「維持」だけですが。。。(笑)

Rataj便が問屋ルートでも入荷するようになり、
アフリカヌスに酷似したベロニカエと言うエキノが
入荷しましたが、恐らくこれはアフリカヌスではないかと
思われます。
また、Ratajで「Echinodorus uruguayensis」が入荷
していましたが、これはレッドタイプのホレマニーでした。
Ratajはエキノドルスの記載に多く携わっていますが、
見解がかなり独特なようです。

赤系としては、Appo工房より「ウルグアイ レッド」と
「ウルグアイエンシス レッドタイプ」の入荷がありました。
価格が圧倒的に高かった前者は、増殖され、比較的短期間で
流通量が増し、あちこちで見られるようになりましたが、
実はエキノドルスとして面白いのは後者の方で、圧倒的に
見る機会が少なく、恐らくホレマニー・ウルグアイエンシスの
系統で屈指の変わった種類でした。

写真があまり良くありませんが。。。
ウルグアイ レッドです。葉柄がやや長く、
葉との比率がウルグアイエンシスとは少し
異なる感じで、ウルグアイっぽくない雰囲気です。

その後、前回のホレマニーと同様、Appo工房の終了と共に
ワイルドのウルグアイエンシスの入荷も途絶えました。
そして数年後、AZ便甲斐さんによって、ホレマニー同様
ウルグアイエンシスがもたらされ、最後のワイルド株の
入荷となりました。
現在はファームもの自体は普通に入荷は見られますので、
一般種としての入手機会は今まで通りとなっています。

かなり端折ってますが、また掘り下げたい部分が
ありますので、そちらは続編をお待ちください。

。。。Part4に続く

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