入荷ラッシュの当時、やってくるのは良いのですが、もちろん基本的には全てが
sp.ものなので、「エキノドルスsp.産地名」というのが通称名になります。
例えば有名なところで“イボレ”などはどうでしょう。
入荷時の名称は「エキノドルス オパクス “イボレ”」です。
もちろんヴェルデの形がオパクスと言う一般認識がありますので、
オパクスと言い切るのは厳しいところですが、大きさや形状から変種と言っても
許されそうな範囲ではあります。
現在は単に“イボレ”で通用しています。
後に業者の方が採集した人の意向で“ライノ”と言う名前にしたいと仰ったようですが、
入荷からかなり時間が流れて、しかも同形状に“ラウンドリーフ”、“パラグアイ”、果ては
入荷時の名称と実際の草が異なる“オパクス ウルグアイ産”(注1)と言う3つのエキノドルスが
存在するところに、いきなり“ライノ”と言われても違和感と混乱を覚えざるを得ません。
しかもあの形状を“ライノ”にした場合、かなりややこしくなります。
イボレという場所はウルグアイにあります。“ラウンドリーフ”もウルグアイ産です。
もちろん“オパクス ウルグアイ産”(2便目も含む)もウルグアイ産です。
大雑把に“ライノ ウルグアイ産”と言った場合、この3つ全てを指すのです。
これでは何がなにやらわかりません。ですから、入荷時の産地名と、どの便で入荷したかを
示すような文言で草の区別を行う方がよりわかり易いと考えられます。
時折「リオ イボレ産」と言われることがあるようですが、入荷時の業者の情報では
イボレは村の名前で川の名前ではありません。
(注1)
“オパクス ウルグアイ産”が入荷した際に、同便にて“sp. 丸葉”、“スーパーウルグアイ”の
2種が入荷しました。その際、残念なことに“オパクス ウルグアイ産”で流通したものの
多くが“sp. 丸葉”だったのです。
そして、その後の便で“オパクス ウルグアイ産”が入荷したのですが、残念ながらこちらは
“sp. 丸葉”と“ポルト ナロー系”の混載でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿