2016年2月20日土曜日

重箱の隅

当店も老舗とは言わないまでも、年数だけはそろそろ
中堅と言っても良さそうなところまで来ました。

まぁ歳を重ねると柔軟ではなくなるんですね。
今回も名前やそれに準ずることに着目です。


「ロタラ sp. アンナミカ」
見た瞬間、「なんじゃこりゃ?」と言う感想しか出ない
名称です(笑)
すみません、アンナミカは地名ではありません。
人名ではありますが(笑)
誰が付けたのかは知りませんが、確かにベトナムへ
「クリプトコリネ アンナミカ」を見に行った時に
アンナミカの自生する河川にロタラ ロトンジフォリアは
ありましたし、それは当店で「ナローリーフ ロトンジフォリア」で
販売しています。一般的なロトンジよりやや葉幅が狭く、
赤味は強いタイプです。
しかしながら、このロタラsp.アンナミカがそれと同じか
どうかは見てないのでわからないです。
他にもロタラsp.ベトナムなどもおそらく吉野氏や私由来の
物ですが、こちらもいつの間にか生産されるようになってますね。
確か海外ファームからも来てます。

とにかくこれも、かなりのもやもや度合です。
付けた人に説明してほしいです(笑)
もちろん、納得いけば私もその名称使いますので。
由来知ってる方がいらっしゃれば教えてください。
割と本気で知りたいです。


「~~sp.」
これは結構見かけるので、もう何年も気になってます。
いつの頃からか気になりだして、自分では気を付けるように
してます。その昔、南米便全盛の頃は、多くの種類を
吉野氏が見ていたので割と属名を充ててくれていて、
特に問題なかったのですが、最近は水草以外の植物が
多くなったため、属どころか科以上での範囲が広がって、
種の特定の難しさに拍車がかかっています。
幸い、水草しか知らない私には皆目見当もつかないものを
「この辺の属だろう」と当たりを付けれる若い人が多いの
ですが、それでもやはり植物全般が対象となるため
不明種はちらほら出てきます。

そこで、まぁ私は調べるにも水草の範疇、しかも水草水槽に
使う種類に対してしか脳内データが無く、結局は不本意ながら
シダ植物なら「シダ植物の1種」とか「シダの仲間」と言う
壮絶に抽象的な呼び方をするのですが、まぁこれもまったく
褒められたものでもありません。むしろ範囲広すぎ。。。
といった感じです。ただ、属や科を適当に言ってしまうのも
難ありなので仕方が無いのだと思うようにしています。

あくまで個人的な感覚なので気にならない人は
気にする必要もないのですが、「sp.」を付けるのであれば
属名や科名を持ってこないと変な感じがするように
なってしまいました。。。

ホシクサsp. うーん、響き的に悪くは無いけどそれならば
ホシクサの仲間、ホシクサの1種、エリオカウロンsp.、ですかね。
もちろんEriocaulon  sp.が良いでしょうけど厳密に行くと
キリがないので。。。
個人的に商用としてはカタカナ表記が望ましいと思って
カタカナを使うことが多いです。ラテン語の読みは厳密には
間違ってることもあると思いますが、凡そローマ字読みに
プラスして慣用的な読み方を踏襲しています。
あ、いつも適当に書いてるんじゃないですよ(笑)
名前表記1つで数分悩んでることもあります。

モスsp.コケsp.シダsp.ウキクサsp.。。。アクアリウム業界ならば
ウィローモスの仲間でいいと思うんですよね。シダもそうですが、
sp.ってそういう使い方で良いのかな。。。と思うわけです。
極めつけは草sp.あたりですかね。不明種とか、まぁ謎草とかで
良くないですか?
あ、謎草sp.とか。。。sp.要ります??sp.付けなきゃいけない
決まりは無いです(笑)
これは恐らくアクアリウム業界のみの慣例?じゃないかと
思うんです。爬虫類や両生類で、トカゲsp.やイモリsp.、
ヤドクガエルsp.とは書かないんじゃないかな、と。
そもそもあちらは種がわかって入荷することの方が多そう
ですが。


昔、普通の熱帯魚屋さんでトニナが売ってたのですが、
よく見ると「トニナ スペシャル」って書いてあったんです。
数秒考えて、「あ~!sp.=スペシャル、ね(笑)」と
わかったのです(笑)
まぁ、お店によっては微笑ましいですけどね。
本気で草スペシャルならそれはそれで(笑)


続く。。。はず。

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