2016年12月17日土曜日

エキノドルス ~アマゾンソードプラントの仲間~ Part3

90年代後半から新たに商業ルートに乗り始めた
エキノドルスのグループがあります。
そう、

「透明深緑葉系エキノドルス」

です。
このグループは一部の水草マニアの間で熱狂的な
ブームとなりました。
商業ルートとは言うものの、出元は個人なのですが
とんでもなく魅力的なエキノドルスが入荷したことは
水草業界に多大なる影響を与えたのは間違いありません。

それまではなぜか先行して来ていたポルトアレグレンシスを
片親に持つアパート、そしてホレマニーのみが辛うじて
流通していただけですが、ついに洋書でのみ知られていた
オパクスとポルトアレグレンシスそのもの、そして野生の
ホレマニーも入荷。通常の黄緑色の種類や赤系の
改良品種などのエキノドルスも大変魅力的なのですが、
この深い緑色をした、透明感のある葉は別次元の美しさを
放っていました。

使いまわし画像しか残ってませんが。。。
初便「サンタマリア」です。種類としては
ポルトアレグレンシスだと思いますが、
7本葉脈が最大の特徴で、ポルトの
良タイプと言えるでしょう。当然ながら
大きく育てないと魅力は堪能できません。

エキノドルス オパクス。
かつてはキューピーアマゾンと混同?されると言う
よくわからないことになっていましたが、本物が入荷して
間違いようが無くなりました(笑)
形状、質感、サイズ等、どれを取っても素晴らしい種です。
当時、組織培養で値崩れすると言うデマが流れました。


ご存知「ホレマニーグリーン ブロードリーフ」。
エキノドルスの王様として君臨する本種が
大きめの水槽で伸び伸びと生育する姿は
筆舌に尽くし難い美しさです。見れば必ず
誰もが一度は育ててみたくなるはずです。

こちらは同じホレマニーでも赤いタイプ。
入荷名は「スーパーレッド」
条件が揃うと驚くような色彩を見せてくれる
大変美しい個体群です。赤ワインのような
その色彩は赤黒く、水草には見えないくらいです。

エキノドルス sp. "サターン"
サタンではなくサターン、悪魔ではなく土星。
そしてローマ神話の農耕神。10年以上たっても
未だに間違えられている気がします。。。
作り物の様な堅さと不思議な凹凸を持つ葉が
大変魅力的な種類です。個人的には2000年と
2003年しか扱ってないのでそれ以外には言及
しづらいですが、2000年の個体群だけ別の様に
感じますね。ただしミレニアムなんて名前で
来てないです。あと、サターンで入荷して
サターンではなかったものがいくつか見られました。
なのでそれはサターン別タイプ、ではなく、
「別物」です。入荷名と実物が違えば、
例えその名前で入荷してもタイプ違いではなく
「別物」です。

とにかくこのグループは今までのエキノドルスとは
性質が異なり、育成や増殖の方法を確立するのに
一考の余地あり、と言った感じでした。
もちろんエキノドルスですので丈夫は丈夫ということで
色々試すことは出来たので、安定してどこかしらから
供給されるようになりました。

それもあってか投機的なブームは過ぎ去り、見かける
機会も減ったものの、なんとか日本のアクアリウムには
いくつかの種類やタイプが残ったように思います。
残るべくして残るのは、いつも言っているように、
キャラが立っているもの=一目で違いがわかるもの、と
言ったところでしょうか。

しかしながら、目にすることが無くなったタイプには興味深い
ものもあり、もう二度と見れないと思うと非常に残念です。

当時の想いはエムピージェーの年刊誌である
「AQUA PLANTS」の創刊号に深緑のエキノの育成や
タイプ分けと言う形でぶつけてありますが、今はもう
あんなパワーはありませんね。。。(笑)
なので、詳細はそこに譲ります(笑)あのころと多少見解が
変わっていることもあるのですが、今はもうそれを
どうこう言う必要性は感じません。

ホレマニー、ポルトアレグレンシス、オパクス。
すべて特筆に値する水草です。
このままアクアリウム界に残ってくれることを
願います。



さて次回は、エキノドルスの更に一歩深い所へ。

カッセルマン、元気にしてるのかな。。。


。。。続く

2016年12月2日金曜日

エキノドルス ~アマゾンソードプラントの仲間~ Part2

引き続きエキノドルスの魅力について、クリプトコリネ同様
私の主観で書いていきたいと思います。


魅力としては、まずは入手、栽培ともに容易な点が
挙げられるでしょう。
Part1で述べた通り、何気なく植えた水草がアマゾンソード、
すなわち「Ech.ブレヘリィ」だったり「Ech.アマゾニクス」です。
これらの種類は「丈夫」「安い」「綺麗」と三拍子揃った
水草です。
もうこれだけでも凄いことなのに、これが入門種である
エキノドルスはとにかく偉い(笑)

また、エキノドルスは南米産と言うことからとにかく
お馴染みの熱帯魚たちに似合う。
初めて買ったネオンテトラから、ハマりにハマった
珍カラコレクション、小型魚に使う金額のリミッターが
外れたアピスト、底が見えないコリドラスコレクション。
そう言った魚たちが泳ぐ水槽にはエキノドルスが
違和感なくマッチします。むしろ、無い方がおかしい
くらい言っても過言ではない(笑)
立派に育ったアマゾンソードの葉の間を泳ぐカラシンや
葉の上で休むコリドラスなどは可愛らしいものです。


エキノドルスはロゼット型と言う形状のため、葉が放射状に
展開します。そのため、これでもかと存在を主張します。
そう、この存在感!水槽の中の主役たるに相応しい。

写真があまりよくありませんが、
自己主張してる感はよく伝わるかと(笑)
モデルはAZ1110-8モンテカルロ3。
ナローリーフっぽいホレマニーです。

特に近年のレイアウトでロゼット型の水草、特に
エキノドルスが使われない理由としては、この存在感が
あるのだと思います。単体で放つこの圧倒的なパワーを
捌き切れないと言ったところでしょうか。
個人的にはレイアウトはダッチスタイルが好きなのですが、
このロゼットの扱いにおいて、ネイチャー系のレイアウトと
決定的な違いがあるんですね。最近の人だとこの言葉を
使ったことが無いかもしれない、「センタープラント」と言う
概念です。

少し前に有茎を並べてみた水槽です。
今は水上が出たり棚引いたりしてますが。。。
画像中央の'グイアネンシス'がもう少し伸びると
良い感じのセンタープラントになるのではと
思います。左のホレマニーと右のエキノらしき
水草は移動が困難なため、動かさずに有茎を
配置してあります。奥行45cmはちょっと厳しい。
ただし、本人はロゼットの3点である程度
バランスはとっているつもり!?(笑)

また、ネイチャーアクアリウムでは以前物議を醸した?
「例えそれが子株であっても、大型化するイメージが
あるため、大きくなる水草を前景付近に植えない。」と言う
縛りがあります。
上の画像がまさにそれですね。
その辺りのこともあってか、エキノドルスがレイアウトに
使用されることが減ったために、書籍等でなかなか
レイアウトに佇むエキノドルスの雄姿を見ることが
無くなってしまったのだと思います。

ただし、エキノドルスの本当の魅力はそこではありません。


Ech.ウルグアイエンシスです。
この圧倒的な存在感!!1株に水槽を明け渡しても
良いと思わせるのはエキノドルスならではです。
草単体が放つパワーが凄い!こうなるとレイアウト云々の
次元ではないことがご理解いただけるかと思います。
いかなる技巧も作為もこの存在感の前には無意味なのです。
Ech.ポルトアレグレンシスです。
本種は様々なタイプがありますが、これは
ごく初期に入荷した葉が立つタイプです。
画像が古い上、デジカメのスペックが
低かったこともあり見づらいですが、
何者も寄せ付けない圧力を感じます!!
左上にB.モーリーとサイアミーズが居るので
サイズを想像してみて下さい。


この存在感は底床にしっかりと根を下ろし、勢いよく
水中葉の展開が始まったころからその片鱗を見せるので
一度植えたら動かさない覚悟で見守りましょう。
そう、これは根張りのなせる業なのです。
しかしながら、このようなエキノドルスの見事な大株を
見る機会はほとんどなくなってしまいました。
その理由の1つとしては、やはり以前から指摘している
業界の動向と日本自体が抱える理由に因るところが
あると思います。

もちろん、楽しみ方は大きくするだけではありません。
冒頭にも述べた通り、カラシンやアピスト、コリドラス
と言った南米の熱帯魚たちに似合うのはエキノドルスです。
現地に想いを馳せるレイアウトにはエキノドルスは最適。
その際には、やはり好きなだけ大きくなってもらっては
困りますので、ちゃんとコントロールしてレイアウトに
収まってもらう訳です。
誤解の無いように言っておきますが、ネイチャー系の
レイアウトにもエキノドルスは使えると思ってますよ。
色んな条件はありますが(笑)


次回はエキノドルスの中でも特殊なグループについて
書きたいと思います。


。。。続く

2016年11月13日日曜日

エキノドルス ~アマゾンソードプラントの仲間~ Part1

以前にクリプトコリネの魅力についてかなり
偏った視点から語らせて頂きました。
ご来店頂いたお客様数人から楽しく読ませて
もらいました、と言うお声を頂きましたので
水草については引き続き書いていきたいと思います。
今回も代表的な水草について。
では、行きましょう。


熱帯魚を始めた時に、水草を何か植えた方が良いと
言われ、何気なく買ったチンゲン菜に似た水草。。。
それが、「アマゾンソード」です。
そのアマゾンソードは「エキノドルス」と言う属で
オモダカ科の沼沢植物です。なので、入荷型は
ほぼすべて水上葉になります。

ビギナー時代に導入する水草と言えば、有茎草を
除くとかなりの確率でアヌビアス ナナかアマゾンソードに
なるでしょう。
そうです、熱帯魚を飼育したことがある人の
多くがエキノドルスと出会っているのです。

しかしながらその出会いからなぜエキノの栽培に
人が向かわないのかと考えると、まず水草に
興味が無い・湧かない。。。と言うこともあるでしょう。
それはさておき、多くの場合は植えてから
しばらく後にこのようになるからかもしれません。

やや硬くて丈夫に思えた葉は徐々に
茶色く変色し、見た目が悪くなります。

そして生き生きとして緑色は消え、
繊維だけとなってしまいます。。。


最初に植えたアマゾンソードも当然水上葉で、その葉は
次第に茶色くなり力尽きてしまいます。
多くの水草ビギナーはそこで「枯れてしまった」と思い
あまり丈夫でないと言う印象を持ってしまうのかも
しれません。

しかしながらアマゾンソードはその枯れてしまった
水上葉を使い、その場で成長するための準備を
しているところなのです。
その準備とは。。。そうです、

「根張り」

です。
エキノドルスにとって重要なのは「根」であり、それは
あの凄まじい根張りを見れば一目瞭然です。

普通のお店でアマゾンソードについて
「最初に付いている葉っぱは徐々に枯れますが
その間に根っこを張っているので動かさないで
下さいね。」と言って頂けると、炭酸ガスの添加が
無くても根張りさえしっかり出来ればある程度の
サイズまでは綺麗に育つので、もう少し生き続けられる
アマゾンソードと水草に興味を持つ人が増えるかも
しれないのですが、短期間で枯れてゆくアマゾンソードを
見て「水草は消耗品」と言う認識が、多くの人に
醸成されてしまうのかもしれません。

。。。と、ここで根張りの話は一旦横に置いて、
エキノドルスと言う非常に魅力的な水草について
何回かに渡って書いていこうと思います。
もちろん「根」も魅力的なのですが(笑)


。。。続く


2016年10月30日日曜日

ピクタム マイノリティ (5)

とりあえず最終回です(笑)

今回はちょっと変な緑三色やバイカラーの
扱いになっているものの、よくわからないタイプを
ご紹介致します。

元々、白が入っているように見えたり、入ってるの
だろうけど、模様に入れるべきかどうかと判断の
わかれそうなタイプです。
画像が多くなるので葉のみ掲載しています。




緑三色?別物?
サイレントアンダー AZ1212-3
模様の面積が多めの緑三色と言った印象。
しかしながら主脈付近にもう1色白っぽい色が
乗っています。これが消えないんですね。

2色目の黄緑の中にもう1色薄い緑があるのが
わかりますね。これで緑三色なのですが、やはり
中央の白っぽいのが気になります。

全体的に変な感じ
パダンチャンプールbパッチ AZ1012-10b
ご存知キャッスルで有名なPDNCのbパッチ。
ほぼバイカラー状態で、キャッスルとは似ても
似つかない配色です。これは更にはっきりと
中央に白が残っています。葉の形が思いのほか
丸っこくなり、これはこれで良い感じです。

凄く分かりにくいのですが、主脈から外側に
向けて極々薄く3色目がじわっと広がって
いるので、一応緑三色ですが、やはり真ん中が
気になりますね。これをどう呼ぶべきか。。。
あと地色と黄緑が重なって1色作ってますね。
一応白入りでした。
AW1302 (AW=A産地白入り)
調子がイマイチの株で申し訳ない。。。
うっすら主脈が白いです。このパターンは
葉先の方が白の幅が広いことが多いですね。
模様の配分としては全体模様でかなり良い。

少し前の葉です。やはり中央の白が見えます。
新芽よりやや小さい葉ですが、やはり全体模様で
個人的には観賞価値は高めだと思います。
同じく白入りでした。
BW1302 (BW=B産地白入り)
珍しくやや細葉系となっています。
AWと同じく白入りとして入荷してますが
白は主脈に収斂してしまうパターン。

やはり葉先と葉柄(ようへい)付近に出ますね。
これは他のタイプでもあることですが、この僅かに
出てくれる白がややこしくするんですよね。。。


すわっ!モザイク!で有名?(笑)
モザイク 2 AZ0912-2
幼株は本当にニルバーシュにそっくり。
結局模様は派手に散ることはなく中央寄りで
収まっています。ただし、Maxまではまだ
育てていないのでこれから検証します。

そこそこの模様が出ても良いサイズで
この状態ですからある程度はこの感じで
間違いないと思います。模様はよく見ると
マルチカラーの配色になっているんですね。
使ってる絵の具はニルバーシュ等と同じと
言うことです。ただし模様の構成が劇的に
異なっている。これもピクタムの不思議なところ。


これらのタイプは緑三色とも言い難く、はたまた
マルチカラーとも言えず、なんとも扱いを悩みます。。。
グループ分けをしたいところですが、良い名前も
思いつかない。サイレントアンダー、チャンプールアンダーが
白が入ると思いきや緑三色系?と言うこともあって
一時期アンダー系と言う言葉を用いるようにしていましたが、
~~アンダーと言う名前でそれなりの物が出たり、
チャンプールアンダーも育てばほぼマルチ系になることから
それらを一緒に括るわけにもいかず、呼び名は宙ぶらりん。

まぁ集めている人は日本に1~2人くらいしかいないと
思われますので特に分けなくても大丈夫かもしれません(笑)
しかしながら、人知れず無くなっていくのも寂しいですし、
こういうグループもあるということは情報としては無益では
ないと思うのでご紹介してみました。

今後、緑三色と出会うことがあれば、それがどういった
傾向の株なのかと言う1つ目安になれば幸いです。

緑三色の連載はひとまずこれで終了です。

2016年10月28日金曜日

ピクタム マイノリティ (4)

引き続き誰得な緑三色のご紹介。
AZ便が続きましたので、気分を変えて(変わらない?)、
他便の緑三色を少しご紹介したいと思います。

実はまだAZ便も残っているのですが、いつ終わるのか。。。
という空気も無きにしも非ずでしょうし、良い感じに
育っている株のストックも無くなってきたこともありますので
次回を最終回にしたいと思います。


では、早速いきましょう。


産地は同じでも様々。
TB便 AG(=A産地緑三色)
サンプル1
葉は比較的早い段階で細目。
模様は中央よりだが、まだMaxには
なっていないので最終形は不明。
同株の別の葉。やはり模様はまだ中央寄り。
ただし、黄緑の中に地色の細かい散りが
増えています。縁のウェーブも顕著。
葉を横から見たところ。
縁の波打ち度合いがよくわかります。
なかなか細かくて良い感じです。
サンプル2
模様の構成はサンプル1とほぼ同じと
思いますが、やや散る感じ。葉の形状が
同程度のサイズでこちらは普通の葉っぱと
言った形で、縁のウェーブは殆どありません。

標準的な形状。濃い色の散りは入ります。
サンプル3

やけに腹筋っぽい(笑)模様は主脈から外側に
滲むように少し広がるだけ。まだ完全に
成長したわけではないのですがある程度の
サイズではあるので、散らないタイプでしょうか。

よく見ると主脈は白いんですね。
1枚目の写真では先の方だけ白がわずかに
広がっているのが見えます。幼株表現の名残か
葉の付けの付近にも白が見て取れます。
そして3色目の緑が殆ど見当たらない。
なので、緑三色に入れて良いのかも不明。
極々稀に黄緑らしきものが見えるのですが
もっと大きくしないとわからないですね。。。

 C産地のは珍しいか?
TB便CG(=C産地緑三色)
葉の形状はピクタムらしい標準的なものです。
模様の分量が多く、まだ成長の途中ですが
地色の面積の方が少なくなりつつあります。


よく見ると縁がギザってますね。これも良い感じです。
模様の面積は地色と完全に逆転しました。
一見反転と言いたくなりそうなこの状態は「反転」ではなく、
単に模様の面積が広くなり模様の間から地色が見えているだけと
考えています「反転」は地色であるはずの濃い色が模様になり、
2番目の明るい色が地色になっている状態と、私は認識しています。

最近はもうあまり見かけない?
LA便 アチェの緑三色
やはりニアスやシボルガの物とは雰囲気が
異なる感じですね。それほど数を見た訳ではありませんが、
葉先に向かってスッと尖る印象がありますね。


この株も地色より模様が多いですが、模様に隙間が
あまりない状態で広がっているので反転っぽくは
見えません。つまり上のCGとは模様の位置が
違うだけです。また、AGのように濃い緑が薄い緑に
散るのではなく、薄い緑が地色に散っています。

あと手持ちがありませんが、実は神畑のPシリーズと言うのが
結構特徴的なんですね。一度仕入れましたが特徴的でした。

AZ便以外にも様々ある緑三色ですが、おそらく多くが
2012年までの入荷で、それ以降は模様が派手な
マルチカラー系や、白(純粋な白は無い)や銀などの面積が
多く、出来るだけコントラストのキツいタイプなどに人気が
大きく偏り、緑三色の需要が極端に減ったため
入荷は殆ど無くなりました。

まぁ需要が無いので、「ルーツさんが言うから採ってきました~!」
とか、ピュアな瞳をキラキラさせて山のような緑三色を
抱えて来られても困るだけなのですが(笑)

次回は緑三色として扱ってはいますが、そうとも言いにくい
異端児的?なタイプもご紹介したいと思います。今回掲載した
AGのサンプル3に近いようなタイプですので、これも
そこへ入れても良いのかもしれませんが、どれもが微妙に
違ったりするので悩ましい所です。仕方ないので(笑)引き続き
すべてを育成している次第です(笑)

2016年10月27日木曜日

業界の危機的状況? (2)

前回は観賞魚業界全体の近況を見てみました。
そして今回は水草界隈について簡単に。


少し前に出たアクアライフですが、満を持して??の
パルダリウム。
ビザールプランツ絡みもあってか、新コーナーまで
出来ております。
ビバリウムガイドか別冊的なもので良いような気も
しますが、どうなのでしょう。。。

そしてアクアプランツ。
もう水草では1冊作れないんですね。仕方ありません。
自身の店を考えても重々承知しております。
こちらは一応ショップですので、市場の体感温度は
日々感じていますが、そうでない人たちは色々と
気付くのにかなりタイムラグが生じるんですよね。

レイアウトだけでは同じことの繰り返しになりがちですし、
かと言って、もうマニアックな水草の特集など組みようも
無い。器具なんてもう何年も代り映えしないので
改めて特集するものでもない。
パルダリウム、ビバリウム、器具や素材の比較、
その辺りはアクアプランツである必要性は無いんじゃ
ないかと感じます。
まぁ水草と言うコンテンツがその他植物と絡めないと
書籍として成立しない、もうそのくらいの位置に
来てることの証左ですね。

そしてどうして水草業界がそうなってきたのかと言う
理由の1つが示されたページがその中にありました。
そういう認識が共有されているのであれば、先は無いと
思って間違いありません。


話は変わりますが、以前からあったものの最近
クローズアップされることが急増した超小型アクアリウム。
水槽ではない容器、もう水を入れる容器でもないもので、
手のひらに乗るようなサイズの「いれもの」。
当ブログでも何度となく指摘しているアクアリウムの
小型化の最終形と言っても過言ではありません。
「いれもの」が小さくなる弊害は以前の記事に書いてあります。

いれものが水槽ならまだフィルターだのなんだのと
小さいなりにもアクア用品が必要ですが、それすら不要、
と言うか付けることが出来ない構造だったりします。
そして「いれもの」自体もアクア用品ではありません(笑)

もしかしたらそれがきっかけで水槽を買う人が出てくるかも
知れない、と言う声も聞こえるかもしれませんし、
もちろん私自身もアクアリウムへの入り口は多ければ
多いほど良いと考えています。しかしながら、このシステム?は
製作者の技量によって維持されている部分が大きく、
初心者がそれを引き継いだところで、綺麗に維持できる期間は
大して長くはないのではないかと考えられます。

商売としては売れてしまえばOKでしょうし、余裕のある方は
コンディションが崩れれば出張メンテ、またはそのものを
引き上げてもらい代わりを置いてもらうというリースの
観葉植物扱いでも良いのかもしれません。ただし、それは
アクアリウム人口を増やすことにはならなず、そこの商売が
上手くいっているだけなんですね。


世の中も一部は潤っているものの、目に見えて景気が
良くなっていると体感できるわけでもありません。
何年も前からアクアリウム自体もいかにローコストで
やるかが至上命題のようになっていて、何のために
アクアリウムをやっているのかわからない状況です。


今後も更なる衰退が待っているのかもしれません。



2016年10月20日木曜日

業界の危機的状況? (1)

何年も前から水草業界は衰退の一途であると、当ブログで
様々な理由と共に申し上げてきたわけですが、それらは
意外と古い事実からの考察でした。

今回は近々の出来事などから見ていきたいと思います。
まぁ水草業界と言うよりは主に観賞魚業界全体で
今年は色々とありましたので、ざっくりと見てみます。


業界内でもメダカと共に売り上げを支えているのが
金魚だと思われますが。。。

水産動物の検査について

私は金魚を扱っていないので、輸入金魚が
現在流通しているものの何割程度を占めているのか
知りませんが、近年はかなり多くなっていたように
聞いています。
ある筋の努力で最小限に抑えられたようですが
全面的にとなっていたらなかなかのダメージで
あったと考えられるようです。



少し前の話になりますが、5/19に中部以西の方には
割と馴染み深いところが民事再生法の適用申請。

そして7/29、関東でも似たような業態の会社が民事再生法の
適用申請を行いました。

約2か月の間に何店舗ものペットショップを展開する2社が
このような事態に。

もちろん、特定の会社がそうなることイコール業界衰退と
言い切るのは乱暴ではありますし、その会社がどういう
経営を行ってきたか、と言う点を無視するわけには
いきませんが、少なくとも熱帯魚が「流行って」いれば、
自転車操業でもどんぶり勘定でも潰れはしないんですね。
観賞魚業界と言うのが、ちょっとそう言う空気がある(笑)
加えて、犬、猫、小動物をも扱っているにも関わらず、
と言うところがちょっと深刻な印象を受けます。


そして直近では8/15に特定外来生物の指定対象種が
追加となりました。
ガンブシアなどは卵胎生に注力していたお店なら
キープしていたのではないでしょうか。
どの辺を狙い撃ちにするのかは選定する種類を
見ているとなんとなく見えますので、水草業界への
ダメージは当面のところ殆ど無いと言えそうですが
さて今後はどうなりますか。。。


余談ではありますが、すでに別会社になっているので
関係ないのですが、古くからのアクアリストはわかっては
いても感覚的に「ついに。。」と一瞬脊髄反射したのでは
ないでしょうか。
8/19に株式会社マリン企画とその関連会社エムピーシー
破産申請を行いました。
負債総額はそれぞれ約3億の計約6億。



以上は業界全体の話になりますが、代表的な事例として
挙げてみました。