2007年11月5日月曜日

新たなルートの開拓

先日非常に嬉しい入荷がありました。
古くからの水草マニアなら待ちに待っていたと思われる2種であります。

「リムノフィトン フルイタンス」
「クリナム トーチフォリア(クリスパ)」

これらはカメルーンと言う、今まで水草の便がはっきりと
存在していなかった国からやってきました。
これはひとえに問屋サイドの努力の賜物であります。
また、一緒にアヌビアスも入荷しており、ギニア便とは
多くの意味で一線を画す内容となっておりました。

水草好きの一人として、実物を見れたことをこの場でも
感謝したいと思います。

こういった新ルートの開拓は、問屋サイドとしては売上に
繋がる可能性を秘めているのはもちろんのこと、
ある意味仕事であって仕事で無い面もあります。
「未入荷ものを紹介して、みんなを驚かせたい、喜ばせたい」
と言う気持ちもあると思われます。(全ての問屋ではありませんが)
反響が大きければ大きいほど、達成感があり、
自己実現といった意味でもプラスに作用します。

つまり、「次の新たな種の入荷」の可能性が高まることに
繋がることとなります。

反面、かなりハイリスクであり、かといってハイリターンの
保証は皆無であり、平たく言えば「賭け」の要素が非常に
強いものであります。
諸事情により、着状態が悪い、中身が違う、数の過不足が
極端である、などが頻繁に起こります。また、最低ロットの
問題もあり、痛みに耐えながらの輸入となることが
多いのが現実です。

これらを支えて、次に繫げていくのは我々の役割です。
今後も新たなルートが開拓され、まだ見ぬ水草が
紹介されることを願います。