偏った視点から語らせて頂きました。
ご来店頂いたお客様数人から楽しく読ませて
もらいました、と言うお声を頂きましたので
水草については引き続き書いていきたいと思います。
今回も代表的な水草について。
では、行きましょう。
熱帯魚を始めた時に、水草を何か植えた方が良いと
言われ、何気なく買ったチンゲン菜に似た水草。。。
それが、「アマゾンソード」です。
そのアマゾンソードは「エキノドルス」と言う属で
オモダカ科の沼沢植物です。なので、入荷型は
ほぼすべて水上葉になります。
ビギナー時代に導入する水草と言えば、有茎草を
除くとかなりの確率でアヌビアス ナナかアマゾンソードに
なるでしょう。
そうです、熱帯魚を飼育したことがある人の
多くがエキノドルスと出会っているのです。
しかしながらその出会いからなぜエキノの栽培に
人が向かわないのかと考えると、まず水草に
興味が無い・湧かない。。。と言うこともあるでしょう。
それはさておき、多くの場合は植えてから
しばらく後にこのようになるからかもしれません。
やや硬くて丈夫に思えた葉は徐々に 茶色く変色し、見た目が悪くなります。 |
そして生き生きとして緑色は消え、 繊維だけとなってしまいます。。。 |
最初に植えたアマゾンソードも当然水上葉で、その葉は
次第に茶色くなり力尽きてしまいます。
多くの水草ビギナーはそこで「枯れてしまった」と思い
あまり丈夫でないと言う印象を持ってしまうのかも
しれません。
しかしながらアマゾンソードはその枯れてしまった
水上葉を使い、その場で成長するための準備を
しているところなのです。
その準備とは。。。そうです、
「根張り」
です。
エキノドルスにとって重要なのは「根」であり、それは
あの凄まじい根張りを見れば一目瞭然です。
普通のお店でアマゾンソードについて
「最初に付いている葉っぱは徐々に枯れますが
その間に根っこを張っているので動かさないで
下さいね。」と言って頂けると、炭酸ガスの添加が
無くても根張りさえしっかり出来ればある程度の
サイズまでは綺麗に育つので、もう少し生き続けられる
アマゾンソードと水草に興味を持つ人が増えるかも
しれないのですが、短期間で枯れてゆくアマゾンソードを
見て「水草は消耗品」と言う認識が、多くの人に
醸成されてしまうのかもしれません。
。。。と、ここで根張りの話は一旦横に置いて、
エキノドルスと言う非常に魅力的な水草について
何回かに渡って書いていこうと思います。
もちろん「根」も魅力的なのですが(笑)
。。。続く
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