前回は観賞魚業界全体の近況を見てみました。
そして今回は水草界隈について簡単に。
少し前に出たアクアライフですが、満を持して??の
パルダリウム。
ビザールプランツ絡みもあってか、新コーナーまで
出来ております。
ビバリウムガイドか別冊的なもので良いような気も
しますが、どうなのでしょう。。。
そしてアクアプランツ。
もう水草では1冊作れないんですね。仕方ありません。
自身の店を考えても重々承知しております。
こちらは一応ショップですので、市場の体感温度は
日々感じていますが、そうでない人たちは色々と
気付くのにかなりタイムラグが生じるんですよね。
レイアウトだけでは同じことの繰り返しになりがちですし、
かと言って、もうマニアックな水草の特集など組みようも
無い。器具なんてもう何年も代り映えしないので
改めて特集するものでもない。
パルダリウム、ビバリウム、器具や素材の比較、
その辺りはアクアプランツである必要性は無いんじゃ
ないかと感じます。
まぁ水草と言うコンテンツがその他植物と絡めないと
書籍として成立しない、もうそのくらいの位置に
来てることの証左ですね。
そしてどうして水草業界がそうなってきたのかと言う
理由の1つが示されたページがその中にありました。
そういう認識が共有されているのであれば、先は無いと
思って間違いありません。
話は変わりますが、以前からあったものの最近
クローズアップされることが急増した超小型アクアリウム。
水槽ではない容器、もう水を入れる容器でもないもので、
手のひらに乗るようなサイズの「いれもの」。
当ブログでも何度となく指摘しているアクアリウムの
小型化の最終形と言っても過言ではありません。
「いれもの」が小さくなる弊害は以前の記事に書いてあります。
いれものが水槽ならまだフィルターだのなんだのと
小さいなりにもアクア用品が必要ですが、それすら不要、
と言うか付けることが出来ない構造だったりします。
そして「いれもの」自体もアクア用品ではありません(笑)
もしかしたらそれがきっかけで水槽を買う人が出てくるかも
知れない、と言う声も聞こえるかもしれませんし、
もちろん私自身もアクアリウムへの入り口は多ければ
多いほど良いと考えています。しかしながら、このシステム?は
製作者の技量によって維持されている部分が大きく、
初心者がそれを引き継いだところで、綺麗に維持できる期間は
大して長くはないのではないかと考えられます。
商売としては売れてしまえばOKでしょうし、余裕のある方は
コンディションが崩れれば出張メンテ、またはそのものを
引き上げてもらい代わりを置いてもらうというリースの
観葉植物扱いでも良いのかもしれません。ただし、それは
アクアリウム人口を増やすことにはならなず、そこの商売が
上手くいっているだけなんですね。
世の中も一部は潤っているものの、目に見えて景気が
良くなっていると体感できるわけでもありません。
何年も前からアクアリウム自体もいかにローコストで
やるかが至上命題のようになっていて、何のために
アクアリウムをやっているのかわからない状況です。
今後も更なる衰退が待っているのかもしれません。
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