2020年1月30日木曜日

長期維持水槽のポートフォリオ #1

当店ではリセット=底床を交換を長期間行っていない水槽が
いくつかあります。近年の捉え方からすると2~3年も維持すれば
長期みたいな雰囲気があるような気がしないでもない(笑)ですが、
私が考える長期維持は、振り返った時にセットした年月が
すぐに思い出せないくらいです。ざっくり言うと5年以上と
言ったところでしょうか。その辺りから長期維持と言えるかと
思います。3~4年などは中期です(笑)

なぜ私がしばしば水槽の長期維持を取り上げるのかと言うと
趣味として水草水槽をやっていく上でそれなりにメリットが
あると言う点があります。また、時間と言うものは買うことが
出来ないため、長期維持した水槽に触れると言う経験は
時間によってのみ達成することが可能だからです。

新規セッティングからのブースト水槽のように短期間に
何度も経験できるわけではありません。5年維持した水槽を、
10年維持した水槽を管理するには5年、10年が必要なのです。
なので、経験するためには出来るだけ早く始めることが
必須となります。

AL2001年6月号に掲載した水槽なので
少なくとも19年は経過していますね。
長期維持と言う事で底床の入れ替えを
やっていないのは当然です。少し前の
写真なので、今は汚いです。。。





















さて、以前に水草水槽の長期維持についての
記事を書きました。続き物なので、まだご覧になっていない方は
サイトのアーカイブからが見やすくなっています。
ブログアーカイブス内の「逆に長期維持」と言う記事です。
そちらでは長期維持についての概念や思想と言った角度から
書きました。(たぶんそれっぽい)
第2部として、今回は長期維持水槽にどんな水草を入れようか、
と言うところをメインに、そこに付随して何かしらを
書いてみたいと思います。
店内にいくつかある維持期間が5年~20年程度の水槽を
バタバタしながら維持してきた結果から何かしらのヒントに
なるようなことがあるのか無いのか(笑)

。。。で、表題についてですが、オススメ種と言うのも
どうにも受け入れがたい。組み合わせと言えばそうなのですが、
なんとなく型にはまってしまう感じがして自由度が低い
気がする。と言う訳でその都度見直して入れ替えも可能っぽい
感じが出そうなのでポートフォリオとしています。
ふわっと雰囲気は伝わるでしょうか(笑)



。。。続く


2020年1月9日木曜日

”Roots”的ダッチアクアリウム入門 #6 (補足)

ライデン通りを語った時点で満足してしまい、すっかり
滞っておりました(笑)
#1~#5でダッチアクアリウムについては概ねご理解
頂けるかと思います。
また、「10cmに1種類」「色・形状の異なる種類を隣接させる」
「ライデン通り」と言う項目は非常に重要で、これらを
大きく外してしまうとダッチアクアリウムモドキですらないと
言えるでしょう。(個人の感想)

もちろん水草の配置や種類の選択などはダッチアクアリウムには
非常に重要です。ただ、ここを完璧にしても一歩引いてみた時に
ちょっとがっかりな状態である場合が多いと思います。
それが水槽周りの処理です。つまり。。。

周囲のインテリアと水槽の調和

と言った部分です。
これは昔からインテリアとしての水槽はどうすれば
良いのか、と言う事で試行錯誤されてきました。
もちろん、水槽自体が部屋のインテリアとして
機能すると言うのは大切なことで、日本のアクアリウム業界に
おいて様々なインテリア水槽と言うものが発売された
経緯があります。

しかしながらふと立ち止まって見てみると
そうすればするほど水槽自体が特別なもの、更には
異質なものとしての存在感が強くなりました。
水槽の「中身」は綺麗ですが、部屋全体をトータルで
見た場合の取って付けた感が凄いのです。

ここでダッチアクアリウムを考えると、そもそも
水槽を紹介する写真自体が部屋ごと撮影されていることが
多いのです。この時点で考え方の違いがうかがい知れます。

まず水槽自体が木枠等で覆われており、水槽前面以外は
見えません。照明器具、ホースやパイプ、濾過機などは
見当たらず、当然ハサミやピンセット、バケツ等も一切
ありません。正面から見える水景以外の物は徹底的に
隠されています。

更に凄いのはここからで、部屋の壁紙や絨毯、周囲に
飾られる調度品、絵画、家具、観葉植物などが
当然のようにトータルでコーディネートされています。
ここまで込みでダッチアクアリウムなんですね。

こうなると日本のアクアリストで再現できる人は
本当に限定されます。
しかしながら、ダッチアクアリウムにトライするにあたり、
水槽内だけでなく、水槽周辺にも意識を向けてみるのも
良いのではないでしょうか。
到底及ばないにしても、少しでも近づけるように
意識を持つのも大切なことだと思います。
そうすることでアクアリウムが1つ上に上がる。。。
のかもしれない(笑)