2007年11月5日月曜日

新たなルートの開拓

先日非常に嬉しい入荷がありました。
古くからの水草マニアなら待ちに待っていたと思われる2種であります。

「リムノフィトン フルイタンス」
「クリナム トーチフォリア(クリスパ)」

これらはカメルーンと言う、今まで水草の便がはっきりと存在していなかった国から
やってきました。
これはひとえに問屋サイドの努力の賜物であります。
また、一緒にアヌビアスも入荷しており、ギニア便とは多くの意味で一線を画す
内容となっておりました。

水草好きの一人として、実物を見れたことをこの場でも感謝したいと思います。

こういった新ルートの開拓は、問屋サイドとしては売上に繋がる可能性を
秘めているのはもちろんのこと、ある意味仕事であって仕事で無い面もあります。
「未入荷ものを紹介して、みんなを驚かせたい、喜ばせたい」と言う気持ちもあると
思われます。(全ての問屋ではありませんが)
反響が大きければ大きいほど、達成感があり、自己実現といった意味でもプラスに
作用します。

つまり、「次の新たな種の入荷」の可能性が高まることに繋がることとなります。

反面、かなりハイリスクであり、かといってハイリターンの保証は皆無であり、
平たく言えば「賭け」の要素が非常に強いものであります。
諸事情により、着状態が悪い、中身が違う、数の過不足が極端である、などが
頻繁に起こります。また、最低ロットの問題もあり、痛みに耐えながらの輸入と
なることが多いのが現実です。

これらを支えて、次に繫げていくのは我々の役割です。
今後も新たなルートが開拓され、まだ見ぬ水草が紹介されることを願います。

2007年2月7日水曜日

ファーム間の連携はあるのか

近年は一時期に比べ、ファームからリリースされる新作水草が若干増加傾向に
あるように感じられます。
また、日本の流通業者の努力により、新たに海外ファームが毎年のように
紹介されている状況にあります。

さて、ここで熱心な水草ファンの方々はお気づきの点があると推測いたします。
新たに紹介される水草が他のファームからやってくることがしばしば見受けられます。

代表的な例を挙げますと、以下のようなものがあります。
        

ドイツ・バース作・リリース          現在リリースしているファーム

エキノドルス オゼロット           バース・オリエンタル・デナリー・フルール・
                                                                      トロピカ・フローラなど
エキノドルス ルビン             バース・オリエンタル・トロピカなど
エキノドルス レッドフレーム        バース・オリエンタル・デナリーなど
アヌビアス コーヒーフォリア        バース・オリエンタル・デナリーなど
デンマーク・トロピカ作・リリース
クリプトコリネ ウェンティ“トロピカ”    トロピカ・オリエンタル・デナリー・フローラなど
クリプトコリネ ウェンティ“ミ・オヤ”    トロピカ・オリエンタル・デナリー・フローラなど
ミクロソリウム “ウィンデロフ”       トロピカ・オリエンタル・デナリー・フローラ・フルールなど


全て馴染み深い水草ばかりであり、品質も概ね安定しております。
殆どの場合が、欧州(主にデンマーク・ドイツ)のファームによる作出・リリースが
先行して、後に東南アジア(主にオリエンタルアクアリウム)、オランダ(なぜか後発となる)の
ファームからリリースされるようになります。

上記の例のように名前も実物も一致しており、品質が安定している場合はなんら問題は
ありません。
しかしながら近年、同種と思われるもの、または類似するものを品名を違えてリリースする
傾向が見られます。

これまでに2件のヨーロッパのファームの事情を垣間見ることがありました。
そこでは同じ欧州のファームについて「ライバルだ」と明言いたしております。
つまり、ライバル社との連携は無く、水草のやり取りは考えにくい状況と推察されます。
そこから、ある品種に若干手を加えて、或いはそのまま品名を変更してリリースしている
恐れもあります。

恐らく商品として優れており、かつ第三者が見てもそれとわかるようなものは版権を
買うなりして、販売しているのかもしれません。
ある程度連携があるのかと思われた欧州ファーム群の関係は希薄なものと思われます。

しかしながら、オリエンタルアクアリウムだけは大いなる下請けとでも言いますか、欧州と
東南アジアという市場が一部重ならない、また、生産力の高さ等をかわれている様に
映ります。