私の主観で書いていきたいと思います。
魅力としては、まずは入手、栽培ともに容易な点が
挙げられるでしょう。
Part1で述べた通り、何気なく植えた水草がアマゾンソード、
すなわち「Ech.ブレヘリィ」だったり「Ech.アマゾニクス」です。
これらの種類は「丈夫」「安い」「綺麗」と三拍子揃った
水草です。
もうこれだけでも凄いことなのに、これが入門種である
エキノドルスはとにかく偉い(笑)
また、エキノドルスは南米産と言うことからとにかく
お馴染みの熱帯魚たちに似合う。
初めて買ったネオンテトラから、ハマりにハマった
珍カラコレクション、小型魚に使う金額のリミッターが
外れたアピスト、底が見えないコリドラスコレクション。
そう言った魚たちが泳ぐ水槽にはエキノドルスが
違和感なくマッチします。むしろ、無い方がおかしい
くらい言っても過言ではない(笑)
立派に育ったアマゾンソードの葉の間を泳ぐカラシンや
葉の上で休むコリドラスなどは可愛らしいものです。
エキノドルスはロゼット型と言う形状のため、葉が放射状に
展開します。そのため、これでもかと存在を主張します。
そう、この存在感!水槽の中の主役たるに相応しい。
![]() |
写真があまりよくありませんが、 自己主張してる感はよく伝わるかと(笑) モデルはAZ1110-8モンテカルロ3。 ナローリーフっぽいホレマニーです。 |
エキノドルスが使われない理由としては、この存在感が
あるのだと思います。単体で放つこの圧倒的なパワーを
捌き切れないと言ったところでしょうか。
個人的にはレイアウトはダッチスタイルが好きなのですが、
このロゼットの扱いにおいて、ネイチャー系のレイアウトと
決定的な違いがあるんですね。最近の人だとこの言葉を
使ったことが無いかもしれない、「センタープラント」と言う
概念です。
![]() |
少し前に有茎を並べてみた水槽です。 今は水上が出たり棚引いたりしてますが。。。 画像中央の'グイアネンシス'がもう少し伸びると 良い感じのセンタープラントになるのではと 思います。左のホレマニーと右のエキノらしき 水草は移動が困難なため、動かさずに有茎を 配置してあります。奥行45cmはちょっと厳しい。 ただし、本人はロゼットの3点である程度 バランスはとっているつもり!?(笑) |
また、ネイチャーアクアリウムでは以前物議を醸した?
「例えそれが子株であっても、大型化するイメージが
あるため、大きくなる水草を前景付近に植えない。」と言う
縛りがあります。
上の画像がまさにそれですね。
その辺りのこともあってか、エキノドルスがレイアウトに
使用されることが減ったために、書籍等でなかなか
レイアウトに佇むエキノドルスの雄姿を見ることが
無くなってしまったのだと思います。
ただし、エキノドルスの本当の魅力はそこではありません。
![]() |
Ech.ウルグアイエンシスです。 この圧倒的な存在感!!1株に水槽を明け渡しても 良いと思わせるのはエキノドルスならではです。 草単体が放つパワーが凄い!こうなるとレイアウト云々の 次元ではないことがご理解いただけるかと思います。 いかなる技巧も作為もこの存在感の前には無意味なのです。 |
![]() |
Ech.ポルトアレグレンシスです。 本種は様々なタイプがありますが、これは ごく初期に入荷した葉が立つタイプです。 画像が古い上、デジカメのスペックが 低かったこともあり見づらいですが、 何者も寄せ付けない圧力を感じます!! 左上にB.モーリーとサイアミーズが居るので サイズを想像してみて下さい。 |
この存在感は底床にしっかりと根を下ろし、勢いよく
水中葉の展開が始まったころからその片鱗を見せるので
一度植えたら動かさない覚悟で見守りましょう。
そう、これは根張りのなせる業なのです。
しかしながら、このようなエキノドルスの見事な大株を
見る機会はほとんどなくなってしまいました。
その理由の1つとしては、やはり以前から指摘している
業界の動向と日本自体が抱える理由に因るところが
あると思います。
もちろん、楽しみ方は大きくするだけではありません。
冒頭にも述べた通り、カラシンやアピスト、コリドラス
と言った南米の熱帯魚たちに似合うのはエキノドルスです。
現地に想いを馳せるレイアウトにはエキノドルスは最適。
その際には、やはり好きなだけ大きくなってもらっては
困りますので、ちゃんとコントロールしてレイアウトに
収まってもらう訳です。
誤解の無いように言っておきますが、ネイチャー系の
レイアウトにもエキノドルスは使えると思ってますよ。
色んな条件はありますが(笑)
次回はエキノドルスの中でも特殊なグループについて
書きたいと思います。
。。。続く
0 件のコメント:
コメントを投稿