2018年12月28日金曜日

恒例!今年印象に残った水草&植物 2018

色々あった2018年も終わります。
今年はなかなか大変でした。
まぁ色々あって年末まで考えさせられる
1年となりました。仕方ありません。

毎年のことながら前置きはともかく。。。
昨年から引き続き、問屋の水草の入荷に
更に目を光らせたつもり(笑)
こちらからの働き掛けもやってますし。
と言う訳で当店の入荷は一部で非常に
注目されています(笑)

※例年通りですが、「当店に入荷・リリース」した
中から選んでいます。イベントや直販のみ、他店入荷は
わからないので除外です。
再入荷品も好印象の物は積極的に取り上げて
いきます。
順位を付けていませんので、掲載順に
意味はありません。



水草各種

クリプトコリネ
コメント:現地便も殆ど同じものの繰り返しに
なってしまうと言う流れ。まぁ想定内です。
一度に出し過ぎ(笑)現地たる所以ですね。
・バスメイイェリ(C. bastmeijeri)
バスメイヤーの名前が付いたと言うだけで
印象に残ります(笑)草姿はアウリクラータと
リングアを足して割ったような。。。
まぁどっちも個人的には好きなので。
・sp. (丸葉のストリオラータ?)
薄らいだ記憶の中からベサールのストリオが
引きずり出されました(笑)
たぶん似てると思うのでストリオ何でしょう。
種がついてたし。

アヌビアス
コメント:
今年は耳付きの当たり年!!!
入荷で声が出たのは数年ぶりですわ(笑)
・ハスチフォリア(カメルーン便)
久々に耳が前に返っていて葉柄に棘がある
タイプが来ました。DEHANE産
・ギレッティ(カメルーン便)
2産地(KIENKE/LENDE DIBE)から入荷。
葉脈で細かく波打つ葉は非常に魅力的。
耳のサイズも個体差があり、興味深い。
・sp.(カメルーン便)
細葉系でコーヒフォリアのように葉脈で
波打つタイプは滅多に来ない上に、
さらっと調べられる範囲の図鑑には
載っていないので種類として独立してそう。
LENDE ABIATION産?
・ギガンティア(ギニア便)
まさに巨人!!ここ10年くらいで一番
笑えた入荷だと思います。。。が、
当分大丈夫です(笑) Macenta産
・グラキリス(ギニア便)
フルサイズかと思える株でした。
大株の醸し出す雰囲気は、やはり
別格!!! Macenta産
・sp.(ギニア便)
巨大な細葉?葉が殆ど落とされていたので
不明です。Mamou産




エキノドルス
コメント:基本的にはファーム物頼りに
なってしまうので、小粒になりがちでは
ありますが、それでも水草好き目線で
拾っていきましょう。
・sp.ロングリーフ(インドファーム)
昔、シンガポールのオリエンタルアクアリウムから
同名で来ていた物かと期待しましたが違いました。
ハイブリッドか何かだと思いますが、ワイルドで
ありそうな黄緑+褐色斑+水中面長(今のところ)、
と言った感じでセンターに使えそうな感じ。
・'イエローサン'(東南アジアファーム)
私が個人的に再入荷を待っていた数少ない
改良品種です。まさか残っているとは(笑)
もしかしたら少し違うのかもしれませんが、
概ね記憶のイメージ通りなのでOKです。
他には無い色彩で、水陸楽しめそうな品種。
入荷サイズが小さくまとまっているので
実はあまり大きくならないのではないかと
淡い期待をしている(笑)


ブセファランドラ
コメント:ファームからの入荷が増えてきました。
売れるんでしょうね。やつら本気で作ってます(笑)
・sp.レッド(トロピカ)/sp.クダガン(東南アジアファーム)
まぁクダガンでしょうね。トロピカは産地付けても
良いでしょうに。南米有茎には付けるのに。
初入荷から10年以上経つクダガンは今もなお
ブセの王座に君臨していると言う事ですね。
・sp.グリーンブロードリーフ(東南アジアファーム)
一見、水中イマイチのタイプにも見えますが
よく見るとやや可能性を感じる気がしました。
沈めてますが今のところ良さげです。
そのまま検証します(笑)
・sp.'メタルグリッター'(インドネシア便)
あれと同種なのかな~と言った感じです。
初便と2便目で産地が違います。
普通に綺麗になりますよ。


アポノゲトン/ニムファ/他
コメント:まぁなかなか来ないのはわかって
いるので気長に。。。
・フェネストラリス(アクアフルール)
東南アジアからくるレースとはっきり
違うタイプなので面白いと思います。
・マダガスカリエンシス(アクアフルール)
割と綺麗な状態で入荷してたのと
年後半と言う事で印象に残ってます。
・クリナムsp.'コークスクリュー'(カメルーン便)
久々の入荷!いわゆる「トーチフォリア」です。
この時は状態が良かった!普通に育つっぽいので
ありがたい限り。まじめにやらないと。。。
・バークレアcf.クンストレリ(TB便)
モトレイと明らかに異なる外見でした。
こういうのは1~2年に1回は欲しいですね。
Pendang産


有茎草
コメント:こちらも基本的にはファームからの
新作待ちだったりしますが、稀にアフリカから
アタリが出るので。。。
・バリスネリア カウレッセンス(国産)
国産品なので安価ではありますが、久々と
言うことで探していた方もちらほら(笑)
・ロタラ ロトンジフォリア'Spikey'(インドファーム)
なかなか使えそうですよ。
・ペルシカリア プラエテルミッサ 'Ruby'(アクアフルール)
まぁ珍しいのかと言われると。。。ですが
ちゃんと商品として成立させることが
大事でしょう。画像を検索すると
綺麗だし、水槽内でも面白そうです。


シダ(水生種)
コメント:まぁなかなか出ませんが。。。
・ミクロソルム プテロプス 'クレイジーリーフType2'(東南アジア)
いわゆる'トロピカ'ですね。羽衣のプテロプスです。
ちゃんとした形での入荷は久々ですね。
名前は。。。気にしない(笑)


その他
コメント:ファームではフルール無双ですね(笑)
・スキスマトグロッティス プリエトイ(アクアフルール)
あの現地画像を見れば誰もが欲しくなる種です。
水中で生育する比較的小型のスキスマと言う事で
色んな使い方を模索してください。
・オテリア ウルヴィフォリア
オテリア属で屈指の育てやすさを持つ本種も
欲しい時に手に入るものではありません。
色々遊びたいので種が散らかりますように。。。(笑)
・トランペットニムフォイデス(インドネシア便)
何年振りかの入荷でしたが時期が悪かったのか
良さそうに見えてなかなか厳しかった。。。


水草以外の植物

サトイモ科
コメント:特に変化無し。
・ホマロメナsp.'Euclase'(LA便)
水草で行けるっぽいので。
カユラピスのスキスマと同じやり方で
上手くいきそうな気がします。

シダの仲間
コメント:こちらも特に変化は無いかな。
・エラフォグロッサム ピロセルロイデス(LA便)
丸い葉でけばけばした小型のシダです。
可愛らしいし、嵩張らないし(笑)
Peru産
・フレグマリウルスspp.(TB便)
久々に一度に複数種見ました(笑)
定期的に来て欲しいですよね。
Lebong産


その他の植物
コメント:あまりよくわからないものが来なくなった
ような気がします。まぁ私の守備範囲が狭いので(笑)
・該当種無し


まとめ?!
今年は久々に水草関連の入荷に盛り上がりが
ありました。
アフリカ便、ファーム便共に見て、触って
純粋に楽しいものでした。
コレクションや栽培自体を楽しむものや
新たに水草レイアウトで使えそうな物など
ここ数年の中で最も幅広く見られたような
気がします。
もちろん、ファームから入荷する水草には
「?」と言うものもありますが、そこは
自身の目で判断すると言う努力をしましょう。
状態良い・値段安い・珍しい・育てやすい・
入手しやすい、全てが揃ったものなんて
ある訳が無いんです(笑)

まぁ市場自体が拡大することはありませんが、
この限られた界隈だけででも楽しくやって
いけるのではないでしょうか。

熱帯雨林の植物はさっぱりわかりませんので
昨年に引き続き特にコメントはありません(笑)

2018年もお疲れ様でした!!


2018年12月27日木曜日

”Roots”的ダッチアクアリウム入門 #2

ダッチアクアリウムについての概略は、古い
書籍に吉野氏、筒井氏などによって紹介されています。

そこからの抜粋なのでさらっとご紹介しておきます。
YouTubeの配信でも軽く触れましたが、活字の方が
わかりやすいと思いますので。。。

水草育成の器具が皆無であったと思われる1960年代には
ダッチアクアリウムの手法は確立されていたようです。

主に紹介されるシステムは下記の通りです。

・魚などの老廃物を吸収させる目的で水草を繁茂させる
・水草を繁茂させるために炭酸ガスを逃すエアリフト式の
 ろ過機・エアレーションは使用しない
・照明の熱で上層のみ温度が上昇するので熱源である
 安定器を水槽の真下に設置する
・水草用肥料等無かったため堆肥等を底床に埋め込む
・熱源が水槽下部にあるため、底床内から上に向かって
 対流が起きるため酸欠とならず、肥料分はバクテリアに
 よって分解され、水草に利用されるようになる。
・その作用で二酸化炭素が排出され、水草に利用される。

このようなことからダッチアクアリウムと
バランスドアクアリウムがほぼ同義であると言えた
ようです。水草をいかに状態良く栽培することが
出来るかを追求した結果がもたらした環境だと
言えます。ただ、それも魚に好環境を作り出す
ための工夫だったようで、最初から水草を
いかに育てるか、ということがスタートでは
ないらしい。。。

いや~、この時代にこれを考えて、考えるまで
行ったとしても具現化するのは流石オランダです。
恐るべしとしか言いようがないですね(笑)

そこで、どういった水草を使うかということに
なるのですが、考えられた環境とは言え炭酸ガスが
潤沢にある訳ではないので、そう言った環境で
育つものになります。
みなさんが、CO2無添加でも育ちますよ~と
言うような水草です。
ハイグロの仲間、ミクロソルム、クリプトコリネ、
ニムファの仲間、アポノゲトンの仲間等になります。
特にクリプトコリネは最後の最後まで残っていたり、
抜いても抜いても知らない間にどこからか
生えてきたりと言った具合に、生き抜く力は
相当なものです。

そう言った理由からクリプトコリネが多用される
ことになりますが、レイアウト的には平面になって
しまいます。
それを解消し、水槽内を園芸花壇として無駄なく利用するのに
底床を高架にして立体的に配置できるようにしたのです。

そしてそのひな壇から砂利や堆肥が流出しないために
流木を使用したためpHが下がり、より水草の育成に
適した水質が得られたようです。

ざっくりではありますが、以上のような背景が
ダッチアクアリウムにはあると言われています。

個人的にはダッチアクアリウムと言うものが
単なるレイアウト手法の1つで、NAとは違い
単純に水草を区画に分けて植えるだけと捉えられ、
誤解されたまま漠然と引き継がれている現状が
残念なのです。
と言う訳で、数少ない水草マニアやその予備軍の
方々が考えるきっかけになればと幸いです。

以前、ロベリアを作ろうと思って水中化作業を
行っていました之図(笑)この後、水槽の調子が
崩れたため頓挫。。。2019年は真面目に水中葉を
作ります。お店を始めた頃のように常時在庫を(笑)




















※参考文献
水草の楽しみ方 緑書房
フィッシュマガジン 緑書房
AQUA EN2 シーゲル


2018年12月20日木曜日

”Roots”的ダッチアクアリウム入門 #1

ここ十数年、水草レイアウト水槽と言うものは
いわゆるネイチャーアクアリウム(NA)であったり、
それに準ずるレイアウトであることが殆どとなっています。

明確にNAとしていなくても、近年水草を始めた人に
とってはNA(NA風)レイアウトが脳裏に焼き付いているため
そういう方向に引き摺られてしまいます。
それは仕方がないことで、

水草レイアウト(綺麗な水草水槽)=ネイチャーアクアリウム

と言う構図が出来上がっていることが理由だと
思います。

しかしながら水草水槽と言うのは色々な楽しみ方が
あります。
かつてNAが広く知られるようになっていく過程で
ネイチャーアクアリウムはダッチアクアリウムと
対極にあるような認識だったと思います。
ダッチ派?NA派?と言う論争(と言うにはオーバー?)も
あって、それなりに水草レイアウトにあって
ある意味両輪となっていました。

しかしながら、ダッチアクアリウムと言うのは
様々制約があったり、比較的大型水槽でその魅力が
伝わることであったりと、日本人にはハードルが
高めだったことや、特にどこかのメーカーが
ダッチを軸に何かしらを展開した訳ではない反面、
ネイチャーアクアリウム自体がメーカー発信で
あったため、情報発信源の無いダッチアクアリウムに
関連することを目にする機会は激減、あまりにも
大きな差が出来てしまいました。

そのため、ダッチアクアリウムと言う名前だけが
僅かに知られるだけになり、そのレイアウトが
どういったものかと言う事は置いてきぼりと
なってしまいました。

現在はある雑誌に、今のオランダにおける
ダッチアクアリウムのコンテストが毎年紹介
されており、ランカーの水槽を見ることが出来ます。
レイアウトはハイレベルで、水槽サイズもあって
迫力あるものとなっていますが、かつての
ダッチアクアリウムとは少し異なる印象と
なっています。

単に個人的に1980年代やそれ以前のダッチ水景に
非常に魅力を感じているので、この数十年で
曖昧になったオールドスタイルのダッチアクアリウムに
ついて、YouTube配信と並行してブログでも
何回かに分けて紹介したいと思います。

殺風景なので画像の1つでも。。。(笑)