基本的にアクアリウムに関しては
昔から日本より海外の方が進んでいたので
あちらには水草関連の書籍にも多くの
良書が存在しています。もちろん古くから
あるため情報自体は古くなっていますが
古いと言う事は今の情報のアップデート前、
つまりその基礎になっている部分とも
言えます。なので流れを知ると言う事に
ついてはかなり有益であるでしょう。
熱帯魚関連の書籍でお馴染み TFHの本です。なんとも 味のある表紙ですね。 |
中身も良い感じに古めかしく、写真もカラーと
モノクロが入り混じっていてとなんとも言えず
洋書と言った雰囲気を醸し出しています。
ページ数も多く参考になる部分も色んな意味で
多いです。
著者にビッグネームがあるのでそれだけでも
なかなかの満足感。本棚にもかなり映えます(笑)
おすすめポイント
古いからと侮るなかれ、この書籍あたりから
色々と変わっていったのかと感じることが
出来る内容です。水草として(と思われる)、
スキスマトグロッティス、アグラオネマなどが
掲載されているのもこれ以降さほど無いのでは
ないでしょうか。
日本ではかなり後になって紹介されるエキノドルスの
オパクスやホレマニー、アクアリウム用の水草として
既に知られていたと言うのもさすがと言える種類の
フロスコパやリモセラ等が掲載されています。
クリプトコリネの掲載も仏炎苞と共に多数掲載
しています。今はシノニムに落とされている学名での
掲載も多く、ある意味ためになります。
ほぼ図鑑となっており、レイアウトは無いと言っても
良いですが、現地画像が散りばめられており
なかなか良い刺激になるんですよ。
アクアリウムに用いる水草の推移や
ヨーロッパの底力が知れる良書だと思います。
aquarium plants
定価---
1977年
著者 dr. Karel rataj and thomas j. horeman
ISBN 0-87666-455-9
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