2022年5月22日日曜日

持っておきたい水草関連書籍【5】

基本的にアクアリウムに関しては

昔から日本より海外の方が進んでいたので

あちらには水草関連の書籍にも多くの

良書が存在しています。もちろん古くから

あるため情報自体は古くなっていますが

古いと言う事は今の情報のアップデート前、

つまりその基礎になっている部分とも

言えます。なので流れを知ると言う事に

ついてはかなり有益であるでしょう。


熱帯魚関連の書籍でお馴染み
TFHの本です。なんとも
味のある表紙ですね。














中身も良い感じに古めかしく、写真もカラーと

モノクロが入り混じっていてとなんとも言えず

洋書と言った雰囲気を醸し出しています。

ページ数も多く参考になる部分も色んな意味で

多いです。

著者にビッグネームがあるのでそれだけでも

なかなかの満足感。本棚にもかなり映えます(笑)


おすすめポイント

古いからと侮るなかれ、この書籍あたりから

色々と変わっていったのかと感じることが

出来る内容です。水草として(と思われる)、

スキスマトグロッティス、アグラオネマなどが

掲載されているのもこれ以降さほど無いのでは

ないでしょうか。

日本ではかなり後になって紹介されるエキノドルスの

オパクスやホレマニー、アクアリウム用の水草として

既に知られていたと言うのもさすがと言える種類の

フロスコパやリモセラ等が掲載されています。

クリプトコリネの掲載も仏炎苞と共に多数掲載

しています。今はシノニムに落とされている学名での

掲載も多く、ある意味ためになります。

ほぼ図鑑となっており、レイアウトは無いと言っても

良いですが、現地画像が散りばめられており

なかなか良い刺激になるんですよ。


アクアリウムに用いる水草の推移や

ヨーロッパの底力が知れる良書だと思います。


aquarium plants

定価---

1977年

著者 dr. Karel rataj and thomas j. horeman

ISBN 0-87666-455-9


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