水草関連の書籍に何を求めるか、と言うのは
大事なポイントだと思います。
【1】でご紹介した「水草の楽しみ方」を
ネイチャーアクアリウムを始めたい人に
渡してもさほど意味がありません。
目的意識を持って選択するのも必要な
事だと思います。ただし、水草と言う
趣味において情報や知識を増やしたいので
あれば、良書と言われるものはすべて
拾っておく方が良いでしょうね。
さて、今回は。。。
カッセルマンのそのものズバリ 「エキノドルス」 何とも潔いですよね(笑) しかしこれが無いと始まらない。 |
エキノファン必携書の1冊です。
本書や同じくカッセルマンの水草図鑑を
ベースに話を進めないと話がまとまりません。
しかも当時は安かった。こんな素晴らしい本が
あんな値段で買えたと言うのは良い時代でした。
そしてすでにこの頃からカッセルマンは
サービス精神が旺盛でサイン入りもありました(笑)
おすすめポイント
とにかくエキノ尽くしです。当たり前ですが(笑)
写真が美しく貴重な現地写真も掲載されており
そこから様々なことをくみ取ることが出来るので
見ていて楽しいです。
やはりカッセルマンはベースがアクアリウムの人
なんでしょうね。図鑑の写真の多くが水中葉で
水槽内で育っているものとなっています。
「水草の楽しみ方」もそうですが、この「水中葉」
と言うのが個人的には結構大事なことだと
思っています。
メインは原種ですが、改良品種も代表的なものが
取り上げられています。安易にポット物の
画像を使用せずほぼ水中葉と言う素晴らしい
こだわりで、カッセルマンのエキノドルスに
対する熱量が感じ取れます。
学術的な側面も少しあり、各種の花や、葉模様、
種子の形状などにも触れています。
写真が多いのは非常にありがたい限りですね。
エキノドルスを語る上で避けることは出来ない
書籍であることは間違いありません。
Echinodorus
定価----
2001年発行
著者 Christel Kasselmann
ISBN 3-921684-98-X
ISBN 3-921684-99-4
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