2018年8月23日木曜日

水草水槽的キャズム〈2〉

前回は水草水槽と言うものを始めるにあたって
設備投資と言うものが必要で、それが売り手にも
買い手にも大きな溝であることをお話ししました。
「売り手にも」と言うところもポイントなんですね。
この辺はまたいつか。

そして、その初期投資が行われた後には
どう言った困難が待ち受けているのかを
更に見ていこうと思います。

早速、ソイルを敷いて水を張って、炭酸ガスの
器具やフィルターを設置してたとしても、
それはまだ競技場に入ったくらいでスタートラインにも
ついていないのではないでしょうか。

まずは水草を植えるためにハサミや道具が必要です。
その金額もネックであり、かと言ってあまり安いものを
買ってしまうと、後々疲れる羽目になります。
ハサミはひとまず安いものでも良いのですが、
ピンセットは重要です。

そして水草を買ってきて、植える前に下処理が
必要です。下処理もその水草が鉛巻なのか
ポットなのか、はたまた組織培養カップなのかで
変わりますし、国産無農薬なのか薬品の
心配がある輸入なのか、有茎なのかロゼットなのか。
書き出してみるとたくさんありますね(笑)

下準備が終わったら植え込みですが、
これがまた慣れないと相当苦労します。
初期投資に比べると上記の点はやや小さい溝なので
クラックと言ったところでしょうか。

ただしここで面倒になり、適当に植えて、
あとはショップで薦められた置くだけの
水草を思い出し、購入してきてしまうことも
あろうかと思います。
ショップ側の人間も、水草水槽が簡単で
あることを伝えるために置くだけの水草を
推してしまうケースが多々あるかと思います。
そして残念ながら初期段階でそちらに行ってしまうと
深入りする可能性が下がってしまいます。

とは言え、多くの場合まだこの辺では先に
訪れるであろう美しい水草水槽を想像しているので、
モチベーションは維持されているかと思います。

その後しばらくは、水上葉から水中葉への変化や
ソイルの効力での成長などもあって、順調に
動いているように見える時期に入ります。
なるほど、水草水槽は楽しいものだ、と言う
期間でしょうか。

ここまでもなかなか面倒でした(笑)
しかしその後にはまだ超えなければならない溝が
存在するのです。


。。。続く

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