2020年12月24日木曜日

恒例!今年印象に残った水草 2020

 2020年も当然ながら年末が来てしまいました(笑)

昨年はオープンから20年が経過したのですが、
特にこれと言ってやることも無く、マイペースに
運営してきたわけですが、歳のせいか色々と
悩ましいのです。。。
2018年以降は以前にも増して色々考えさせられて
いるのですが、とりあえず水草に注力すると言う事は
継続しており引き続き色々な形で頑張れればと。
だからと言って水槽が綺麗になるかと言うと、
それはまた別問題(笑)

※例年通りですが、「当店に入荷・リリース」した
中から選んでいます。イベントや直販のみ、他店入荷は
わからないので除外です。
再入荷品も好印象の物は積極的に取り上げて
いきます。
順位を付けていませんので掲載順に意味はありません。

※スマートフォンで見づらい場合は
コメント欄の下にある
「ウェブバージョンを表示」
からご覧ください。


クリプトコリネ
コメント:現地便が少しは来ていたように
思いますが特に変化も無いため売りづらく
なったと思います。とどめにインドネシアが
やらかしたので難しくなってきました。
・ブラッシィ(国産ファーム)
昔よく買ったオリエンタルのブラッシィが
元株のようです。水中でも水上でも楽しめて、
The Cryptocoryneと言った花が咲きます。

ブラッシィの仏炎苞。

















アヌビアス
コメント:採集物は完全に入荷が無くなりました。
当店では増殖株をいくつか出していますが
種類が増えるわけではありませんからね。。。
ファームからはまだ何かとあります。
・ナナ キリン
なぜか突然極少数やってきて一部で
「あれどこよ?!」と話題になったアヌビアス。
草姿は優秀ですが、名前の由来はピンと来ない。
・チリ ミニ
たけーよ(笑)そういう問題ではないのは
わかってはいるのですが、バランスを考えると。
ハラペーニョ、ドラゴンクロウ、カーリーリーフは
買えてないのでまたそのうち(笑)
で、来なくなるパターンだったり。
・ハスチフォリア(ナイジェリア便)
問屋さんでキープされていたものを奪取!
これは良いですね。元株は葉っぱが前に
返ってたと思います。
・ギガンティア・グラキリス(オリエンタル)
一応まだちゃんと作ってくれているので
嬉しいですね。


エキノドルス(アクアリウス)・ヘランシウム
コメント:当然ファーム物のみで現地から
原種が来ることも無く。。。
それよりも属名が変わったことの方が衝撃。
・該当種なし
改良も微妙ですからね。。。
・アクアリウス(属名変更)
エキノドルスはベルテロイ種のみとなりました。
あとはナチュラルハイブリッドのいくつかも
エキノドルス属に取り残されました。

その話をした時の配信です。


ブセファランドラ
コメント:カオスからのとんでもない展開。
コロナやセンチュウの猛攻撃で採集物は
一旦終了。現状ではファームの勝ち確。
・sp.クダガン(トロピカ)
あちこちからクダガンほにゃららが
出まくりやがってますがトロピカも作る
と言うことで、クダガンがいかに優秀かと
いう事がわかります。
・カテリネアエミニ・レッドミニ(インドネシアファーム)
あの尖った組織培養ファームの物です。
自分では出来てませんが小さく収まっている
ようなので使いやすいのでは?
・sp. HB No.9(AZ便)
ガイド採取物の中では特徴的な個体群でした。
キシイ以外に側脈が浮き出るのは初めて見たかも。
個体差があってあまり出ない株もあったようで
数は少なかった。


アポノゲトン/ニムファエア/他
コメント:アフリカからの仕入れも困難に
なっているようで、アポノゲトンはなかなか
厳しい状況。ニムファも変化は乏しいですが、
球根系はファーム物と言えど何かしら
出る可能性があります。
・アポノゲトン カプロニー(オリエンタル)
古くから知られるいわゆるカプロニーです。
葉が大きく波打つ種類で本当は何かは不明。
一応図鑑で見る草姿の物が来ましたが、
かなり久々だったと思います。
・バークレア モトレイ(TB便)
いつも売り切れるのですが、久々に
自分でもやりたい種類ですね。
・アポノゲトン クリスプス(国産ファーム)
洋書にはノーマルタイプとブラウンタイプが
掲載されており、ブラウンは葉がやや細く
波打つのですが、それらしいものがあったので
本当にあるのね、と言うことでした。
花の感じも少し違うらしい。
・タイガーロータス レッド(東南アジアファーム)
しばしば球根で入荷するのですが、葉が展開すると
3色で結構綺麗でした。同じの欲しいです。
タイガーロータス レッド
これは良個体ですね。



















有茎草
コメント:引き続きファーム物頼り。台湾便は
そろそろラインナップが頭打ちなので来年はどうなるか。
・ハイグロ ハーフレッド(台湾便)
昔のハーフレッドストリクタであれば良いな
と言う願望で育ててみます。昔のもどうだったか。。。
・ラージナヤス
数件ですがずっとお問い合わせを頂いておりました。
国内にあるのは知っていたのですが、ようやく
入手できました。ホントにナヤスが来たら
どうしようかとヒヤヒヤものでしたけど(笑)
・パンタナールヘミグラフィスsp.(国産ファーム)
こちらもあるのは知ってましたがタイミングが
合わず。久々に見ました。トライアングルリーフは
消滅したかな。。。
・ロタラsp.パール(オリエンタル)
台湾便は別種でしたが本家から極少数本物が
来ました。まだあったのか。。。
もう来なさそうな気もしますが(笑)
・アマニアsp.トゥティ(インドネシアファーム)
朝焼けかと色めき立つもどうやら別種のようです。
アマニアかどうかもまだ不明のまま。
育ててる人はレポート提出してください(笑)
・パンタナールウェーブリーフハイグロ(オリエンタル)
90年代南米有茎ラッシュの先駆けである1種。
こちらもあるのは知ってましたがタイミングが
合わずようやく見れました。こればっか。。。(笑)


シダ(水生種)
コメント:相変わらずこの辺は東南アジアから
よくわからないものが出てくるのですが、
個人的にはなかなか食指が動きづらいものが
多いかな。食わず嫌いでしょうけどね。
・ミクロソルムsp.グリーンノーム
小型種のようです。水槽内でもちゃんと育つので
使い勝手は良いと思います。


その他
コメント:インドネシアファームくらいしか
変なものを作らなくなりましたし、そもそも
採集物で変なものが来ないので。。。
ブセが止まったことでファームからも難しい状況。
一応フルールには何かしら期待してますけどね。
・エレオカリス sp. 'スラウェシ/スラウェシ2(インドネシアファーム)
カーペットスターと同じような環境に生えている、または
混生しているエレオカリスの1種。現地からスラウェシ便が
来ていた頃から入荷していました。
個人的には結構お気に入りなのですが理解者が居ない。
・新装版 レイアウトに使える水草500種図鑑
まさかの再販(笑)便利ですよ。
・水草カタログ(トロピカ)
昔の物に比べて寂しくなってます。
まぁいずこも合理化の嵐が吹き荒れております。
・トロピカ社50周年記念本(トロピカ)
取引先に記念で配る感じのやつですね。
まさに記念に持っておくとかコレクションと言った本です。
見た目は悪くないので飾るもよし。


がっかりさん
コメント:長年やっていると色々な出来事がありますし、
仕方のないことがしばしば見られるのですが、
許容したくない気もするし、どうでも良いような
気もします(笑)
・エキノドルス アスケルソニアヌス(オリエンタル)
緑の小型種(原種)のはずなのに赤系の改良が来たよ。
もう何年もこの名前で赤い品種が流通しているようで
修正できるのかどうか。。。
・ロタラ メキシカーナ(いろいろ)
海外ファームによるメキシカーナ詐欺と言うべきか(笑)
とりあえずファームから来るメキシカーナは基本的に
疑ってかかるのが良いかも。まぁ試すんだけど。。。
・アポノゲトン ロンギプルムロスス
某なんとかの森のやつです。見た目悪いよね。。。



まとめ?!
昨年は結構楽しめたような気がするのですが、
今年はなかなかどうして逆風的なものが。。。(笑)
お店の入荷を1年分見直してみたら新しいものが
殆ど無いような印象でした。
昨年の台湾便は新たに仕入れるようにしたところだったので
色々とありましたが、今年は特に新しいファームが
あったわけでもなく、採集物があれこれ来るわけでもなく、
そりゃまぁ新しいものは無いわな、と(笑)

2021年は良くて現状維持でしょうかね。
採集物がたくさん来るようになるイメージは
一切湧いてこないのですが、ファーム物は今まで通り
それなりに入荷するでしょう。
しかしながら、私が欲しいような種類などはかなり難しく
なるであろうと思われます。まぁその中で上手く遊ばないと
いけないのですが、私が身を置く特殊な水草業界はなかなか
シビアになりそうです。

昨年のまとめにも書きましたが

「水草リテラシーを上げる」

と言う事がいかに大事かと言うのをよく考えましょう。
あとはなんでもそうですが、いつまでもあると思わないように
しましょう。

2020年もお疲れ様でした!!






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